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ADE antibody dependent enhancementという言葉を見るようになりましたが、ADEにも何種類か違う機序があるのをご存知でしょうか? 我々はデング熱の重症化要因の探索の中でADEについて研究していました。これからの連続ツイートでSARS-CoV-2で考えられる3種類のADE (1/N)
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返信先: さん
(FcR-independent ADE of infection, FcR-dependent ADE of infection, FcR-dependent ADE of cytokine production)について、順番に説明したいと思います。 まず、荒瀬先生との共同研究について。Sタンパク質のNTDと呼ばれる部分に対する抗体のうちで、(2/N)
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W64, H66, V213, R214で形成される「面」を認識する抗体は、2つのSタンパク質を架橋するようにした場合に、Sタンパク質の立体構造を、細胞表面にあるレセプター(ACE2)に結合しやすい格好に変化させてしまうので「感染を増強」する作用があると報告したものです。(3/N)
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このような構造変化をもたらして感染を増強する抗体の存在は、HIV他でも知られていましたが、SARS-CoV-2で詳細なタンパク質の構造が解析されて話題となりました。(4/N)
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感染者から得られた多くの単クローン抗体のうちの極めて限られた数の抗体だけが、この増強効果を持っており、中和抗体が十分にある時には、たとえ立体構造の変化を齎したとしても中和抗体がすかさず結合して、ACE2への結合を阻害してしまうので増強効果が見られない点を心に止めていただきたい(5/N)
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もう一人、ウイルス学分野で参画された人が、single round infection assayをやっておられます。私が担当したmultiple round infection assayで見られた感染増強効果2倍に比べて、5倍程度とやや強く見えます。(7/N)
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この2つの実験結果の違いは、私の行った生ウイルスの実験では、子孫ウイルスが作られて次の細胞に感染する時に、隣の細胞に細胞融合を通じて感染して行く際には抗体が入り込む隙が無いためだと説明が出来ます。 感染増強抗体は有名にはなりましたが全ての抗体に感染増強の効果があるわけでない(8/N)
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中和抗体逃避株であるオミクロンはNTDにも変異が入っており、オミクロンBA.1は4つのアミノ酸そのものには変異はありませんが、その周辺のアミノ酸、特に直前のN211IとΔ212によって構造が大きく変化して感染増強抗体は結合が低下しているものと考えられます。(9/N)
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BA.5の場合は、4つのアミノ酸のうちの1つ213がVからGに変異しており、V213の変異は増強抗体の結合を低下させると実験で既に示されています。 以上が、FcR非依存性のADE of infectionの解説です。 スレッドを分けて、次にFcR-dependent ADE of infectionについて説明します。(10/N)
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引用ツイート
Emi E. Nakayama
@EmiNakayama7
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次にFcR-dependent ADE of infectionについて。FcRとは、主にマクロファージの上に発現しており、IgG抗体のFcと呼ばれる部分を認識して抗体が結合した「異物」をマクロファージが貪食するために重要な分子です。デング熱では1回目の感染の時に作られた抗体が、(11/N)
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