ちはっす。
楽しい質問を頂きました。
はじめまして。毎回、記事を楽しみにしています。
今年5月の終わりに会社の健康診断で糖尿病発覚し、投薬治療開始。米食い過ぎてた→糖質が血糖値を上昇させる→だったら糖質を制限すればいいんじゃないの→なにやら医者(一部)も推薦してる・・・という理由で、1ヶ月糖質制限をやっていた大バカ野郎です。たまたま、当ブログを知ることができ、おしっこちびりました。これからは王城さんのメソッドに基づき、治療していきます。
さて、王城さんにお伺いしたいのは、論理的にものごとを考えるには、どうしたらよいのか?です。
私が糖質制限に突っ込んでいったように、どんなメソッドでもそれなりにロジックがあったり、医者という権威があったりして信用してしまう要素があるわけです。(お手軽だったのもありますが・・・)
糖尿病発覚を機に、体を鍛えるとともに、どの情報が正しいのか検証したり、今回の王城さんの経済に対する見識をまとめられた記事ような自分の考えを論理的に展開していく力、ようはおつむの方も鍛えたいと思うのですが、どのような方法がいいと思われますか?
数学を勉強し直すのがいいんでしょうか?(大学受験の時は、生物と日本史の暗記科目に逃げてました(笑))
実は、論理的に物事を考えるということは、そんなに難しいことではありません。
1+1は2にしかならないからです。
多くの人々は、単純な問題を複雑に考えます。
答えを出せる人は、複雑な問題を単純に考えます。
ポイントは二つあります。
1.判断に伴う正しい知識と理解力
今から、三角形の面積を求めようと言う時に、面積の求め方を知らなければ話になりません。
何はともあれ、まずはこれを身に付けないと、いくら考えても答えは間違うので意味がないです。
そして世の中の大半の人々は、これを身に付ける方法が決定的に間違っています。
たいていの人達は、ネットの記事やブログ、本屋で売ってる新刊本等を探します。
これらの類では正しい知識は身に付きません。
むしろ読まない方が良いです。
正しい知識というのは、教科書や専門書等でしか身に付かないのです。
例えば、私と同じ時期に糖尿病を発症した人がいたとします。
普通の人は、糖尿病を発症した時点では糖尿病の知識等ほぼ皆無です。
私も「糖尿病?何それ?」という状態でした。
仮にその人が、最初に「主食を抜けば糖尿病はよくなる!」とか、「人類最強の糖質制限論」とか、「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」なんていう本を読んでいたら、5年後の今は、モヤシかひょうたんに成り果て、糖質制限を続けながら、おにぎりでも食えば血糖値が爆発していることでしょう。
ブログでも書いて「HbA1cが正常になった!」とか「若返った!」と、おしっこちびっているかもしれません(笑)
しかしながら、教科書と専門書類しか主に読まなかった私は、糖尿病は完治しています。
無論、お好み焼きとご飯とデザートにケーキを食べても血糖値など上がりませんし、1か月間何もせず、ステロイド系の抗炎症剤(プレドニゾロン)を飲み続けても、血糖値など上がりません。
この差は、単に最初に正しい知識を身に付けたかどうか、というだけの話です。
ネットで見るのはエロ動画だけで十分ですし、本屋で買うのはヤングマガジンやビッグコミックだけで十分なのです。
教科書や専門書類は図書館に揃っています(笑)
2.結果に理想を求めない
これも大勢の人が間違えるポイントです。
多くの人は、結果に自分の理想やある種の価値観、こうあって欲しいという願望を持ち込みます。
酷いのになると、最初に自分の思い描いた結果があり、それに向かって都合の良い情報や適当な捏造データを集めてくるだけ、という人もいます。
(すべてのカルトは、このパターン)
ほとんどの場合、これらは無意識に行われるので、本人は正しいと信じています。
しかしながら、そんなものが正しい時は、たまたま偶然、結果が合ってたという場合のみです。
結果や事実というのは、時として自分の願望や理想とはかけ離れ、到底受け入れがたいものになる場合があります。
そういう時に、「それはそれとして・・・」と考えられるかどうかというのは非常に重要なポイントです。
例えば、糖毒系カルト信者にしてみれば「糖は毒でも何でもない」というのは、到底受け入れられるものではありませんし、珍左翼系カルトや韓国人にしてみれば「慰安婦像はただの売春婦像」なんて話は到底受け入れられるものではありません。
あるいは、糖尿病完治の方法が高強度の筋トレ(運動)なんていう答えは、糖尿病になるようなグータラなおっさんには到底受け入れられるものではありません(笑)
そりゃ無理のない低強度の運動や、あわよくば運動なしで糖質抜くだけで治るなら、そっちの方が良いに決まってます。
私ですら、そう思います(笑)
とは言え、1に1を足す場合において、たとえ自分が2を足したいと思っても、1を足さなければ答えは間違うのです。
結論:
そういう訳なので、論理的な考え方というのは、事実を粛々と積み重ねて行けば、必然的に答えが出る、というものです。
そして、事実以外のものは捨て去るというのが、物事を単純に考える時のポイントです。
例えば、「糖尿病」というものを考えるなら、そもそも「糖尿病とは何か?」をまず知らなければ話になりません。
そして、たいていの人は、ネットや新刊本で知ろうとするので、正確に理解できません。
本当に知ろうと思えば、病理学的にどう定義されているか、というところから始めなければなりません。
そして解らないことがあれば、教科書や専門書で調べて、初めて理解することができます。
まずはそれを知るだけで、糖代謝が改善できないようなものは治療とも呼べないインチキ療法だということが解ります。
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