広島県教育委員会の委託事業の入札を巡り、平川理恵教育長と旧知の業者に、予算規模などがメールで知らされていた問題で、教育長は「点検と確認を急ぎ事実を明らかにしたい」と説明しました。

【平川教育長】
「事実関係の確認にいましばらく時間が必要になる点について、お詫びするとともに改めて説明する機会を設けたいと考えています」

県教委は委託事業の入札を巡って平川教育長と親交があるNPO法人「パンゲア」に対して、電子メールで予算額を示し、事業内容などを知らせていました。

9日の会見で平川教育長は、「パンゲア」の関与ありきで選定が進んだわけではなく、別の2つの事業者にも確認していたことを強調しました。
そのうえで契約の経緯について、「点検と確認を早急に行い事実を明らかにしたい」と説明しました。

県教委によりますと「パンゲア」とは平川教育長が就任後に6件、あわせて2600万円余りの取引があったものの、いずれも契約に違法性はなかったとしています。