【エヴァ】1章 第一始祖民族と”設計者”

知恵の実だけでなく、生命の実も、与えたいと考えていたようです。

二つの月が一つの星に落ちたために、悲劇が始まります。一つの星に、二つの種が栄えることは、想定外であり、彼らは、それぞれの種の生存をかけて、戦うことになります。

使徒:非公開情報

アダムベースの生命は、本来地球で芽吹き、そしてそこで繁栄するはずの生命だった。

使徒:最深度情報

一つの星に二つの生命の種はいらない。だから、片方は排除する。

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

これが、2015年の、使徒とリリンの戦いの理由です。

生命の実 知恵の実

ここで設計者が、民の魂に肉体を与える際に使用する、「生命の実」や「知恵の実」について説明します。

設計者は実を食べることで、自らの民に、肉体だけでなく、固有の能力を与えることができます。白き月の設計者は、生命の実を食べ、後に「使徒」と呼ばれる生命を作り、黒き月の設計者は、知恵の実を食べ、猿やイルカ、そして、最終形態である、「リリン(人類)」を作りました。

第二使徒:非公開情報

猿やイルカ、最終形態としてリリン、

即ち人類を生み出した。

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

つまり、使徒には、アダムの民の魂が、そして、リリンには、リリスの民の魂が、入っていることになりますが、彼らはもとは同じ星の民族であったため、魂に違いはないはずです。そのため、肉体や能力の違いを決定づけているのは、「生命の実」や「知恵の実」といった実と、設計者の意思ということになります。

生命を創造する為に不可欠な実ですが、実には自らを失う、あるいは、記憶を失うという副作用があったようです。

???「君の魂は、生命の実を食べ過ぎて、昔の事を忘れたようだ」

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

注:???は他のキャリアの設計者

そのため、先に地球に着床した、アダムの民の”設計者”である、渚カヲルは、自分が記憶を失った時の為に、計画書を残していました。

渚カヲル「自分を見失った時の為に、計画書…裏死海文書を残して…。」

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

しかし、この計画書は、不運にも、後にリリン(人類)の宗教団体によって発見され、写本されてしまいます。その写本こそが、ゼーレが支援していた団体による、遺構調査で発見された、死海文書です。

死海文書:最深度情報

生命の種(始原の存在)と保安装置であるロンギヌスの槍の使い方を、

第一始祖民族が記したマニュアル。あるいは、

運用時の計画書を、宗教団体が己の教義に当てはめつつ写本したもの。

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

そして、特に重要な書は、裏死海文書として、情報操作によって隠ぺいされることになります。

死海文書:最深度情報

それはすぐさま本部に送られ、そして、

事実自体はすぐに情報操作されて隠蔽されることになった。

後に公表された重要でないものを死海文書、

ゼーレが持ち去り隠蔽したものを、裏死海文書と呼ぶ。

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

その結果、裏死海文書の情報を知っているのは、ゼーレのみであり、国連や各国政府さえ、その内容を知りません。ゼーレについては別の章で個別に取り上げたいと思います。

使徒とリリンの違い

ここで、使徒とリリンの違いについて、簡単に触れておきたいと思います。生命の実を持つ、アダムが作った使徒は、強靭で巨大な肉体を持ち、環境に合わせて自らを変形させ、環境に適応する能力を持ちます。

使徒:非公開情報

使徒は、リリスから誕生した生物とは異なり、

巨大で単一という性質を有する生物である。

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

そして、無尽蔵のエネルギーを持っているため、外部からエネルギーを取り込む必要はありません。さらに、永遠の命と自己修復機能を持っているため、生殖によって数を増やす必要性もありません。

一方、知恵の実を持つ、リリスが作ったリリンは、使徒のように強靭な肉体も、無尽蔵のエネルギーも有していないため、貧弱で短命です。よって、他の個体と協力して、強いものから身を守り、弱いものを食べ、生殖によって再生産し、子供を作らなければ、存続できません。

碇ゲンドウ「我々は、知恵と死と、

       産み増える事しか受け取れなかったのだ。」

新世紀エヴァンゲリオン2 より引用

しかし、人は知恵の力で、いずれは、使徒に匹敵する力を手に入れることになります。

使徒とリリンの違いを、一言でいえば、使徒は、環境に合わせて自らを作り変え、

ー次のページに続きます

Related posts

Leave a Comment