岸田首相は4日、新潟市で記者団に対し、安倍元首相の国葬の企画・演出を落札した業者が、「桜を見る会」の会場設営を担当していたことについて、「今回正式な手続きのもとに落札されたものだと認識している」と強調しました。

政府の入札情報によると、今回安倍元首相の国葬の企画・演出などを1億7600万円で落札した東京・江東区のイベント会社は、安倍元首相の在任中、「桜を見る会」の会場設営を2015年から5年連続で、落札している。

岸田総理は、このイベント会社が、政府の東日本大震災の慰霊祭、8月の全国戦没者追悼式、歴代首相の内閣・自民党合同葬、故・吉田茂元首相の国葬などを担当してきたことを指摘した。

さらに、「武道館でこうした事業を担うことができる業者は、4社ほどに限られている。結果としてこの会社が落札をしたということだ」と述べた。