大阪市の公立中学校の講師の男が、職員室で同僚の財布から現金を盗んだとして逮捕されました。

 警察によりますと、窃盗の疑いで逮捕された大阪市立東住吉中学校の講師・伊藤良将容疑者(29)は、今年3月に当時勤務していた鶴見区にある別の中学校の職員室で、同僚の財布から現金1万円を盗んだ疑いがもたれています。

 今年5月、東住吉中学校でクラブ活動費や親睦会費などが盗まれる被害が相次ぎ、警察が捜査。その結果、伊藤容疑者が以前の勤務先である鶴見区の中学校で現金1万円を盗む様子が防犯カメラに映っていたということです。

 警察の取り調べに対し容疑を認めていて、警察は東住吉中学校での窃盗事件との関連を調べています。

 大阪市教育委員会は、「生徒・保護者・市民の皆様の市学校教育に対する信頼を著しく失墜させる事態になっておりますことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。今後は早急に事実関係を確認の上、厳正に対処してまいります」とコメントしています。