As a Service時代のインフラ戦略　ヤフーと考える、真のクラウド活用とデジタルシフト「二極化」の真相

Pick UP セッション

そのインフラ投資はマイグレーション？　モダナイゼーション？

社会全体でデジタルシフトが進む中、データからニーズをつかみ、ITを使ったアクションに迅速に落とし込むデータドリブンな経営が必須となっています。実践基盤となるクラウドは多くの企業に浸透し、クラウドネイティブに取り組む企業も増えつつあるようです。

ただ大局的に見れば、デジタルシフトに対する企業の動きは二極化しています。今求められているのは、データ起点での迅速なビジネス展開を支えられるインフラ、すなわち「開発・運用プロセスの変革」です。このためには、オンプレミス、パブリッククラウド問わず「必要なリソースを即座に調達できること」、コスト・安全性・安定性といった面から「目的に応じてパブリッククラウドと使い分けること」――これらを満たす「ハイブリッドクラウド」が最適解となります。

しかし現実は、既存システムはそのままで、一部をパブリッククラウドに単純移行した状態を大方が「ハイブリッドクラウド」と呼び、依然、IT予算の8割がインフラ維持に消えている状況です。コスト削減にとどまる部分的なクラウド利用か、「DX」につながるクラウド活用か――これが二極化の構図と言えるでしょう。

両者の差が急拡大している今、「ハイブリッドクラウド」を正しく捉えられるか否かは、生き残りがかかったテーマと言えます。本セミナーでは、二極化の真因と「収益に直結する開発・運用の在り方」「そのためのインフラ要件」、さらに「意思決定層も納得するプロジェクトの進め方」まで解説。トレンドや流行りに流されず、貴社の成長につながる情報だけを真摯にお届けします。

開催概要

会期: 2022年9月15日（木）14:00～15:30
形式: ライブ配信セミナー
参加費: 無料
主催: アイティメディア株式会社 @IT編集部
協賛: 日本ヒューレット・パッカード合同会社

※協賛社の競合企業および個人事業主の方、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

こんな方におすすめ

コスト削減要請が厳しい。もうこれ以上は無理だ

クラウド移行したが、かえってコストが増えた

オンプレミスの運用負荷が高い。自動化も取り入れたが効果が薄い

オンプレミスとクラウドで運用体系が異なり、管理工数がばかにならない

ウチにとってフルクラウドは非現実的。でもスピードと効率は欲しい。

オンプレミスを変革したいが、どうしたらいいか分からない。

ハイブリッドクラウドをもっと使いこなしたいが、方法が分からない

システム全体を変革したいが、そもそも予算が下りない

変革の方向は見えている。でも人も予算も部門長・経営層の理解も足りない

工数を下げて収益貢献するために、やるべきこと、必要なものを知りたい

ウチはこれでDXできているのか自信がない。何をすればDXと言えるの？

プログラム

14:00～14:30
【基調対談】
ヤフーに聞く、「マイグレーション」と「モダナイゼーション」の決定的な違い

多くの企業がデジタルシフトを最優先課題と認識し、実際に業務／ビジネスのデジタル化に乗り出している例も目立ちます。しかし、多くは局所的な取組に終始し、期待する成果にはつながっていないようです。では、その真因とは？　成果獲得に欠かせない視点と要件を、「モダナイゼーション」で実際に成果を得ているヤフー執行役員 CIO兼テクノロジーグループグループCTO　服部典弘氏にうかがいます。

ヤフー株式会社
執行役員 CIO（最高情報責任者）兼テクノロジーグループ CTO
服部典弘氏
・地図関連会社勤務、Linuxディストリビューターの立ち上げを経て、GIS系システムインテグレーター会社を設立し、大手地図サービスのバックエンドシステムを多数手がける。
・2008年、買収によりヤフー株式会社へ。
・Yahoo!地図の技術ディレクター、情報システム部門責任者、開発基盤部門責任者などを歴任。
・2018年にグループCTO、2020年にCIO、2021年に執行役員に就任。