歌三線奏者で重要無形文化財「琉球古典音楽」人間国宝の照喜名朝一さん(90)が老衰のため10日午後0時41分、那覇市の自宅で死去した。

中秋の宴で演奏する照喜名朝一さん=2019年9月14日、那覇市・首里城公園

中秋の宴で演奏する照喜名朝一さん=2019年9月14日、那覇市・首里城公園 照喜名朝一さん

 知念村(現、南城市)知名出身。1957年、琉球古典音楽安冨祖流絃声会師範・宮里春行氏に師事。2000年に重要無形文化財「琉球古典音楽」人間国宝に認定された。

 県指定無形文化財沖縄伝統音楽安冨祖流保存会会長や県芸能関連協議会会長、伝統組踊保存会副会長などを歴任。琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会の総帥として後進の育成に務めた。