ケアマネジャー(介護支援専門員)試験

ケアマネジャー試験の難易度と保持資格ごとの学習ポイント

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介護支援専門員になるためには「介護支援専門員実務者研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格する必要があります。

ケアマネジャー試験の合格率は毎年15%前後と福祉系の資格としては最難関となっています。

今回はそんなケアマネジャー試験の難易度の推移や難易度が高い理由、保有資格で差が出る理由などを紹介していきます。

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ケアマネジャー試験の難易度は高い!合格率は15%前後

ケアマネジャーは該当する国家資格を保有し、実務経験が5年以上必要となります。

そのため経験がない方は受験することすらできません。

経験があるのにもかかわらず100人に15人前後しか合格していない点を見ると、難関試験ということが一目瞭然ではないでしょうか。

過去の合格率をまとめました。

実施年度
(開催回)
合格率
令和3年度
(第24回)
23.3%
令和2年度
(第23回)
17.7%
令和元年度
(第22回)
19.5%
平成30年度
(第21回)
10.1%
平成29年度
(第20回)
21.5%
平成28年度
(第19回)
13.1%
平成27年度
(第18回)
15.6%
平成26年度
(第17回)
19.2%
平成25年度
(第16回)
15.5%
平成24年度
(第15回)
19.0%
平成23年度
(第14回)
15.3%
平均
(第14~23回)
16.65%
※参考資料:介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について 厚生労働省より

例年、15%前後を推移していますが、10%や21%など前後する年もあります。

前年度が15%を切ると翌年の試験では19~21%と高めの合格率になっています。

しかし第一回のときには50%近くあった合格率が年々下がって、今では15%となっています。

関連コラム:介護支援専門員(ケアマネジャー)の合格率と受験者の職種比率

ケアマネジャー試験の難易度が高い理由

ではケアマネジャー試験の難易度が高い(合格率が低い)理由を解説していきます。

大きく分けて3つあります。

  • 制度開始から時間がたち、より質の高いケアマネジャーが求められるようになった
  • 職場からの指示で受験する人が一定数いる
  • 法改正が頻繁にあり、知識を覚え直す必要がでてくる

それではひとつずつ見ていきましょう。

理由1 より質の高いケアマネジャーが求められるようになった

一番の原因は、ケアマネジャー自体の資質を問われるようになってきたためです。

そもそもケアマネジャー試験は、ケアマネジャーになるための研修を受講する最低限の知識があるかどうかを見極めるテストです。

まったく何も知らない状態で研修に来られると、決められた時間内で質を高めるのは難しくなってきます。

そのため前もって知識をつけて研修に参加してくださいというのが趣旨になります。

制度が始まった当初はとにかく資格保有者を増やさないと、介護保険制度が回らないため合格者を多く量産する傾向がありました。

しかし制度が始まったばかりの頃は、知識がない(少ない)状態で現場に出たことで、受給ミスや適当なサービスが受けられず利用者も現場も混乱し、制度も上手く回らない、というケースもありました。

制度が始まって20年以上たち、保有者も増加し制度もかなり複雑化してきたため、難易度をあげてより質の高いケアマネジャーを育成しようということが理由になります。

理由2 職場からの指示で受験する人が一定数いる

看護師や介護福祉士で病院や施設に勤務している方は、言われたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

主任や管理者などリーダー的な立場になる人はケアマネジャーを所有している人が多いのも事実です。

介護保険について学べるので、昇進の条件にしている施設もあります。

普段の業務が多忙ななか、トップダウンで資格取得を指示されている場合、なかなかモチベーションがあがりません。

モチベーションが上がらず、勉強時間が少なくなるという効率の悪さが不合格につながり、合格率を下げているのです。

理由3 法改正が頻繁にあり、知識を覚え直す必要がでてくる

介護保険法は3年に一度、改正がありそのたびに数値やサービスが増減していきます。

昨年から勉強を始めたが、法改正により覚え直しということも多くあります。

そのため法改正があった年には受験者数がやや減少傾向にあり、合格率も高めの年から2~4%ほど減少します。

そのため長めに勉強期間を確保したい人は法改正があった年の問題集を購入し、翌年か法改正直前の年に受験することをおすすめします。

関連コラム:ケアマネジャー試験の基本情報をわかりやすく解説!

保持資格の違いによる勉強する際のポイント

ケアマネジャー試験を受験するにあたり、該当する国家資格を有していることが条件になります。

大まかに分けると、保健医療系・介護系・社会福祉系にわけることができます。

それぞれ専門性が異なるため、試験でも得意不得意な分野が出てきます。

保有資格の違いによる難しさや勉強のポイントをまとめてみます。

保健医療系の方が勉強する場合

これには医師や保健師、看護師、理学療法士などのセラピストなどが入ります。

医学を専門としているため、日頃から携わって知識を深めています。

ケアマネジャー試験の保健医療サービス分野は基礎レベルの知識になりますので、そこまで集中して勉強する必要はありません。

しかし介護支援分野や福祉サービス分野は聞きなれない単語が多く出てきます。

まずは名前と概要が一致するようにしましょう。

関連コラム:ケアマネジャー試験の介護支援分野とは?科目や合格点・合格基準を解説

福祉系の方が勉強する場合

ここには介護福祉士などが入ります。

介護福祉士は介護技術の面においてや自分が勤めている分野(特養やグループホームなど)の概要には詳しい傾向にあります。

しかし他のサービスの概要や医療分野の知識まではカバーしにくく、勉強範囲としては広く難しくなります。

それでも介護福祉士保有者は毎年、合格者の70%を占めています。

適切に学習をすることで合格は難しくはありません。

関連コラム:【ケアマネジャー試験】保険医療福祉サービス分野の基本情報・試験内容を解説

社会福祉系の方が勉強する場合

ここには社会福祉士や精神保健福祉士、相談員などが入ります。

制度の概要は学生時代から勉強している方も多く、介護支援分野は得意となる方が多いです。

しかし医療知識や介護技術は広く浅くという方もいます。

資格を取得して期間が空いている方は制度も変わっているので、ほぼ最初から勉強することになるでしょう。


いかがでしたでしょうか。

合格率は確かに難関といれるほど低いです。しかし決して難しいわけではありません。

ポイントを絞って、勉強時間が確保さえできれば十分合格できる内容になっています。

効率的に勉強して合格しましょう。

関連コラム:ケアマネジャー試験の基本の勉強法!科目ごとのポイントや注意点も解説

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