前回の続き。
麦わらの一味と侍は無事通り過ぎた。
目的はカイドウの首。
ビッグマムは足止めだけで十分。
私は太陽拳を放った。
すっげえ久しぶり。
ビッグマムは見聞色で察知して攻撃してこようとするが、
一瞬隙はできる。
一瞬でも隙があれば私は逃亡可能だ。
というわけでさよならー。
私は作戦通りエースを置いて逃げた。
目指すはライブフロア。
うるティとページワンを消耗させよう。
ウソップとナミではしんどいだろう。
私が色々変えちゃったから助けが来ないだろうし。
という訳でドクロドームライブフロア。
すでに赤鞘が奇襲を成功させていた。
私はうるティとページワンを探しながら屋上を目指す。
大看板がクイーンしか動けないので屋上へ行くのを妨害する奴がいない。
そのクイーンもサンジが相手をしてる。
私がそそのかしたからだ。
あいつはワノ国の女を使って細菌の実験をしてるって。
まあ本当は男女関係なくだけど。
無事怒ってくれたようでマッチメイクは完了。
うろうろしていると、うるティとページワンを発見。
うるティは速攻でかなり消耗させたし、ページワンは撃破した。
あとはナミとウソップに任せる。
本当は2人とも倒したかったんだけど、うるティはやっぱりタフだし、
ページワンもかなり強くなってた。
特にページワンは、
「あんたを倒せるとは思わないが、膝くらいは突かせてやる!」
とかゾロみたいに熱いこと言ってきた。
ティンときた。
あとでスカウトしよう。
屋上に向かう為に上空に目を向けると、
お玉がマルコに守られながらギフターズに呼び掛けてる。
ギフターズが全員反乱を起こせば戦力差はひっくり返る。
私は赤鞘がやられる前に屋上に行かなくては。
鉄腕アトムみたいに足を爆発させて屋上に行くのも良いけど、
せっかくだし雑魚狩りしながら行こう。
原作では描写が少なかったが、百獣海賊団にはスマイルじゃない能力者も多い。
モブ侍ではしんどそうな奴をさくさく斬ってたら、花魁の音楽が。
ブラックマリアの罠だ。
あんまり絡みないから行きたくないが、サンジが釣られたら面倒だな。
しゃーない、ちょっと斬ってくるか。
辻斬り完了。
時間が無いので手加減なしだ。
覇王色を纏った一撃で部屋ごと両断。
ビックマムには先程防がれたが、ブラックマリアには無理だったようだ。
ブラックマリアは図体がでかいので良い感じにヒット。
おかげで楽に勝てた。
多分生きてると思う。
ゾオン系は手加減するとあっさり立ち上がるから加減が難しい。
ふふふ、しかし片腕取られてからまた覇気が強くなった気がする。
やはり格上との戦いは成長するな。
今の一撃なんて頂上戦争の時の白ひげ並みじゃなかった?
いやー、感慨深い。
本当に世界一の大剣豪目指そうかな。
ミホークといい勝負できるかな?
片腕なので使える剣技は減ったが、義手次第で何とかなる気もするし。
これ終わったらちょっかいかけに行きたいな。
さーて、カイドウを倒しにいくか、と思い見聞色で探る。
まだ赤鞘は元気そうだ。
そうか、ジャックが居ないからミンクが消耗してないんだな。
それならCP0をやっちゃおうかな?
あいつら嫌いだし。
というか天竜人が嫌い。
自分では大した努力もしてないのに他者を犠牲にして、
人生を謳歌してるのが気に食わない。
私の前に現れたら晒し首にしてやるのに。
そんな残虐なことをしても賞賛されるような存在だしね。
なんで海軍はクーデターを起こさないんだろ?
自分たちで実権を握っちゃえばいいのに。
私には教えてない何かがあったのかな?
イム様に何か関係があったりとか?
私は信用されてなかったからか何も知らん。
さて、CP0は何処かな?
宴会前にオロチを始末しちゃったからな。
この場に居るかもわからん。
ちょっと見聞色で探ってみる。
お、居るな。
潰しに行くか。
私が鉄腕アトムみたいな移動方法で急行すると、
気配が遠ざかるのを感じた。
あ、逃げるのね。
ちょっと追いかけっこしてみたが、
数分もしたら島から飛び降りて逃げた。
なんだよ、イージスゼロなんてカッコいい名前しといて、肩透かしだな。
まあいいか。
無視無視。
そろそろ赤鞘が厳しそうだ。
助けに行こう。
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ドクロドーム屋上に到着した。
カイドウを確認すると、ミンクたちとカイドウの部下たちが倒れてる。
そっかジャックは倒したけど、その部下は普通に居るよね。
そして龍の姿で血を流すカイドウと赤鞘たち。
赤鞘たちはまだ余力がありそうだが、カイドウも余裕そう。
まあ分かってたことだ。
「浅いんだよ。
そんな力じゃ、あの時の傷は開きもしねェ!」
カイドウが真空波を放つ。
原作でお菊が腕を斬られるやつだ。
ぼーっとしてないで助けよう。
私は剃【爆】で駆け、真空波を防いだ。
「お疲れ様です。
加勢しますよ」
「水雉殿!」
こうやってカイドウと対峙するのも4回目。
1回目は瞬殺。
2回目は酔ったフリして経験値稼ぎ、結果は押し負け。
3回目は試合に勝って勝負から逃げた。
そして今。
こうやって振り返ると因縁の相手だな。
階段以外では初めてだ。
「ウォロロロロ!
水雉!生きていたか!
腕をもがれて負けた奴が今更何の用だ!」
なんだよ、嬉しそうだな。
もっと悔しがれよ。
「何を言ってるんですか?
あの戦いは私の勝ちです。
私は目的を達して、あなたは達せなかったでしょう?」
さて、とうとう最終決戦ということで本気で覇気をこめる。
「今回も私の勝ちですかね。
赤鞘の皆さんが消耗させてくれたおかげで、
今のあなたとなら互角にやりあえそうです」
「ウォロロロロ!
どうやら調子に乗らせちまったらしいな」
カイドウvs私&赤鞘
盤面は不利。
だが、これだけじゃないよ。
「おーい、くいな!
助けに来たぞー!」
来た。
エースだ。
こいつは強いぞ!
って、うん?
「あ、やべ」
「ハ~ハハママママ!
なんだ情けないねえカイドウ、殺し損ねたのかい!
色々と世話になったねえ、刀鬼!!
ゼウス!やっちまいな!」
ビッグマムを連れてきやがった!
そういう作戦だったけども!
ルフィたちが来る前にやめてよ!
しかもなんかゼウス戻って来てる。
雷は無理!
なんとか見聞色で回避した。
終わったかと思った。
「何するんですか!?
ビッグマムなんて連れてきて、殺す気ですか!?」
「なんだよ、最初からそういう作戦だろ?」
「それはルフィ達が来てからで、、、」
エースと言い合いをしていると、階段の方から声が。
あ、良かった。
「チッ、お前も居るのか。
カイドウの首はおれたちの物だぜ」
「ファッファッファッ!
お前には恩があるが、それとこれとは別。
大将首は貰うぞ」
「よしっ着いた!
あっエース!くいなも!
早いなあ!」
「水雉!お前僕の手錠外せただろ!
後で理由を聞かせてもらうからな!」
「なんだ、おれ達が最後か」
「おれが居てよかったなゾロ屋。
あのままだったら鬼ヶ島から落ちてたぞ」
キッド、キラー、ルフィ、ヤマト、ゾロ、ロー。
よかった。誰も欠けてない。
これならいける。
「役者がそろったようですね。
カイドウ、ついでにビッグマム。
年貢の納め時です」
「ウォロロロロ!
お前みたいな奴がよくもまあここまでのメンツを集めたもんだ。
良いだろう、今度こそ殺してやる。
そいつらと一緒になあ!」
「ハ~ハハママママ!
舐められたもんだねえ!
刀鬼も麦わらも火拳もキッドも、欲しい首ばっかりさ!
みんなまとめて死んじまいなぁ!」
負けられない戦いがここにはある!
いや、もうほんと。
カイドウにボコられるのは飽きた。
今日こそぶっ潰す!
主人公の本性をバラさない紳士カイドウ
LGBTにも配慮してるし、割と良い上司かもしれませんね。
CP0の面々は主人公と真正面からぶつかって誰か1人でも捕えられるリスクを回避する為に逃亡するという選択をしました。ロビン誘拐命令前の出来事です。