○月〇日
エースたちの船でゆっくり休ませてもらい、討ち入り当日を迎えた。
義手はサイズが合うのも有ったが、調整が間に合わなかったので、今回は無し。
シャンクススタイルだ。
マルコがお玉を保護しつつ先行。
エース、イゾウ、私と麦わらの一味、ハートの海賊団、赤鞘、
ワノ国の侍が刃武港に集結した。
キッドは、、、あっいた。キラーと2人だ。
軽く手を振る。
少し苦い顔をしてからそっぽを向いた。
不器用な奴め。
キラーは手を上げて挨拶してくれた。
意外と好青年。
そして、錦えもんがどこか暗い表情で私に礼を言ってきた。
カン十郎とオロチの件だ。
カン十郎の遺体からオロチへ送る為の手紙が見つかったらしい。
本当に有ったんだ。びっくり。
私はそれとなくカン十郎の立場もフォローしつつ、
礼はカイドウを討ってからだと伝えた。
せっかく私が頑張ったのだ。一人でも多く生き残れよ。
そして、ゾロとルフィには腕が無くなってることに驚かれた。
せっかくなので片腕にはまだ慣れないという理由で、
ゾロに私の懐から芋けんぴを取り出してもらい、食べさせてもらった。
いやー、純情な男をからかうのは面白いね。
まあ実際袋から何かを取り出す動作が出来ないので不便ではあるけど。
この戦いが終わったら義手の調整を急がなきゃ。
先日私を助けに来た奴らの中にも、駆けつけてくれた連中がいた。
なによりも死なないように、と伝えた。
これが終わったら一緒に海に出る予定なのに死んでもらっちゃ困る。
特に航海術とか医療技術のあるやつ。
私に足りない部分を補うのがあいつらの仕事だ。
・・・当たり前のようについてきてくれると思ってるけど、断られたらはずいな。
声をかけるときは恥をかかないように気を付けよう。
さて、とりあえず討ち入りだが、赤鞘がローの能力で奇襲をして他は正面から。
つまり原作通りの展開だ。
元百獣海賊団ということで私しか知らない情報が多いので、それを共有した。
そして、私なりの作戦も伝えた。
マムの無力化、カイドウの撃破の方法。
カイドウの方はみんないまいち納得して無かったが、
理由を話したら仕方ないということになった。
とはいえ船長組は作戦を決行するまでもなく倒せば良いだろの精神でいるようだ。
カイドウは手ごわいぞー?
さて、作戦会議は終わりだ。
とりあえずナミがマムに捕まるはずだから、私はそれを阻止しようかな。
でも一人だとマムの相手はしんどい。
片手無いし。
エースに手伝ってもらおう。
それで、その後は赤鞘がカイドウにやられる前に加勢する必要がある。
見聞色で逐一戦況を把握しつつ戦わなきゃね。
という訳で進撃開始。
ルフィたちが飛び出していった。
私もだが、ルフィはカイドウやビッグマムクラスとは違い、
常時覇気で防御できるほどのスタミナはない。
カタクリみたいに常に見聞色を発動し続けるなんてこともまだ無理だ。
つまり不意打ちに弱い。
これは前の世界と同じだ。
短距離は才能、長距離は努力と経験ってやつ。
多分アプーにやられるんだろうな。
こればっかりは仕方ない。
若さゆえだ。
というかカイドウとかがおかしいんだけどね。
常にあのレベルの覇気を維持ってどうなってんだよ。
ずーーーっとマラソンしてるようなものだ。
寝てるときもだよ?
同じ人間とは思えない。
まあいい。
考えても仕方ない。
ナミたちがビッグマムに捕まらないようについていこう。
しかし、どうもルフィとゾロ以外の麦わらの一味には避けられてる気がする。
チョッパーとかウソップはともかく、サンジすらも。
お前美女好きじゃないんかい。
私の見た目はたしぎと同じだぞ。
試しにウインクしてみる。
一瞬目がハートになったが、すぐ戻って頭を下げられた。
うーん、もしかしたら私の心が男女半々なのを心の奥底で理解してるのか?
別に心は男ってわけでもないのでちょっとショックだ。
女子メンタルだって備え付けられてるのに。
あとでゾロに慰めてもらおう。
あ、ビッグマムのいる遊郭だ。
私は他の連中に先に行くように伝えて特攻した。
前もってエースには言っておいたので付き合ってくれる。
ビッグマムの居る建物ごと両断。
完全に不意打ちだったと思うが、流石四皇。
あっさり防がれた。
とはいえ私もエースも準四皇クラス。
2対1なら有利だ。
プロメテウスと刃物に移したナポレオンを出してきた。
ここにゼウスも加わるんだよね?
めっちゃ強いわ。
しかしこちとらボムボムの実の能力者とメラメラの実の能力者。
炎には耐性がある。
プロメテウスはほぼ無視して剣だけを避けつつ攻撃を与える。
よし、こっちの攻撃はしっかり通るぞ。
エースの炎もプロメテウスごとビッグマムを焼き尽くす勢いだ。
いやー強くなったなと感慨深くなる。
腕が無いせいで使えない技も増えたが、問題なく戦える。
あとエース強い。
よーしこのまま倒しちゃうぞー!
と溜めた一撃を放とうとすると、威国を打たれた。
あっぶね。
エースが助けてくれなかったら右腕も取れてた。
いかんいかん。
調子に乗るな。
相手は四皇
予定通り時間を稼ごう。
そこからは相手の攻撃を避けることだけを考えて、隙を見つけたら一撃入れる、
ゲームのボス戦のような戦いを続けた。
遂に討ち入りです。
原作に比べると割と余裕のある戦力差ですが、
それでもカイドウ、ビッグマムペアは鬼畜です。
サンジのメロメロ描写は面倒なので謎の力で何故か魅力を感じないとします。
カマバッカ王国での経験のせいでちょっとでも男要素があると無理、みたいな。
サンジ好きだけど書くのは苦手。
ゾロはちゃんと閻魔を受け取ってます。
ちなみにくいなが水鶏ではなく水雉な理由は桃太郎になぞってです。
モモの助=桃太郎
モンキー・D・ルフィ=サル
ヤマト=イヌ(イヌイヌの実)
くいな=雉
考察界隈では割と有名なやつですね
原作では日和が担当してるのかな?
日和のイメージ動物は孔雀らしいですから
孔雀ってキジ科だし
なんか本誌がヤバいですね。
あと数話でいろんな謎が解けそうです。
ワクワク。