広島「エレベーターがピヨピヨ?」志賀隼哉アナが謎に迫る
- 2022年09月07日
視聴者の皆さんの疑問から取材を進める「お好み×コネクト」に、ペンネーム「県境マニア」さんから質問が来ました。
「広島市中区のデバートにはピヨピヨ鳴る大変珍しいエレベーターがありますが、 どういう経緯で作られたのですか」
取材してきました。
(アナウンサー 志賀隼哉)
そごう広島店の新館で、噂のエレベーターに乗ると確かに聞こえてきました。
扉の開け閉めの際に「ピヨピヨ…」と控えめの音が鳴ります。
この「ピヨピヨ」エレベーター、デパートの新館がオープンした28年前には設置されていたとみられますが、なぜこんな音がするのでしょうか。
そごう広島店 広報 山岡奈緒さん
「おそらく視覚障害の方への配慮と、あとは扉が開くよという合図で、確かなところは分からないですね」
それならば、ということでエレベーターを作った企業を訪ねました。
エレベーターのメンテナンスに長年携わっている方に、音が鳴る理由について尋ねると。
三菱電機ビルソリューションズ 松尾茂浩さん
「設置当時(そごうから)の依頼で、ドアが開閉する時の注意喚起として設置させていただいています」
しかし、そうした音、他では最近あまり聞きませんよねえ。
三菱電機ビルソリューションズ松尾茂浩さん
「(専用の)スピーカーや音源がもういま残っていないので、新たに設置することができず、どんどん減っていっているということだと思います。昔はエレベーターの扉開閉を案内する方がいましたが、ピヨピヨ音といった音声のものに移り変わっていったんだと考えます」
なるほど。エレベーターの歴史を垣間見ることができました。
「そごう広島店」 の新館は2023年の夏には営業を終えるということで、 このエレベーターがその後どうなるか、 まだ決まっていないということです。
「お好み×コネクト」 では皆さんからの疑問・質問を募集しています。
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