不倫8年、別れた後は「気になって」ストーカー 警部補を減給処分

小野大輔
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 元不倫関係の女性にストーカー行為をしたとして、兵庫県警が、神戸市内の警察署に勤務していた50代男性警部補を減給1カ月(10%)の懲戒処分にしたことが24日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。処分は5月20日付。県警は警部補を別の署に異動させた。

 監察官室によると、警部補は妻子がいながら2014年から8年間にわたり県警外の30代女性と不倫。今年2月に別れを告げられ、3月末から4月初めにかけて女性を待ち伏せしたり、居場所周辺をうろついたり、つきまとったりした。

 女性の110番通報で発覚。県警は5月20日、警部補をストーカー規制法違反容疑で書類送検した。容疑を認め「別れた後の相手の交際状況が気になった」と説明しているという。

 県警は、業務上での行為とは認められないとして、処分を発表していない。(小野大輔)