正社員イコール安定ではない

正社員は安定」が通用しない理由について。

 

安定といっても

  • 雇用の安定
  • 収入の安定

という2つの側面があります。

実は、正社員はこのどちらの側面でみても安定とはいえなくなっているのが現状。

 

「正社員は安定」は過去の話

正社員が安定しているという神話は、実は何十年も前に崩壊しています。

90年代にはバブル崩壊が起こり、正社員が大量リストラに。

自殺者も続出し社会問題になりました。

 

その後もリーマンショックやコロナ禍の影響など、ことあるごとに正社員が路頭に迷う羽目に。

リストラや倒産など、正社員でもいきなり無収入になるリスクを大いに孕んでいます。

 

大手企業でも安心できない

大量リストラや倒産の危険性は、大手企業も例外ではなく安心できません。

前述のリーマンショックの引き金となったリーマンブラザーズ倒産や、日本を代表する大企業による相次ぐ大量リストラなどなど。

企業の規模に関係なく、リストラのリスクは潜んでいるのです。

 

黒字リストラ

「経営が悪化したら危ないかもだけど、利益が出ていればリストラの心配はないよね。」

 

という声も聞こえてきそうですが…。

近年では、経営状況が良いのにリストラする企業も珍しくありません。

 

バブル崩壊やリーマンショックなど「不景気の時だけ気を付ければいい」という状況は変わりつつあります。

これからは「常に不安定」な時代。

 

給与減額も

リストラを免れたとしても、給与減額というリスクもあります。

各種手当の減額や賞与カットなどなど、経費削減する企業が続出。

 

雇用面だけでなく、収入面でみても「正社員は安定」とは言い切れないのです。

 

増税

もう一つ、収入面での懸念要素があります。

それは、静かなる増税

 

気付きにくいかもですが、所得税や社会保険料など少しずつ上がっている傾向に。

サラリーマンの収入は、じわじわと圧迫されているのです。

 

「万が一」にどう備えるか【対策】

じゃあどうすればいいの?と心配している方へ。

正社員という枠に頼り過ぎず、様々な方法で対処していきませう。

 

スキルを会社に依存しすぎない

対策の鍵となるのは、今いる会社に「スキルを依存しすぎない」こと。

特定の会社のみで通用するスキルを極めただけでは、万一リストラされた時に他の会社では全く通用せずに苦労します。

抽象度を上げて、幅広く活躍できるスキルを磨くことが重要。

 

例えば、会社専用ツールの扱いを極めたところで、活躍できるのはその会社内でだけ。

逆に、営業力やマネジメント力といった抽象度の高いスキルを磨き上げていれば、大抵の会社で活躍できます。

 

現在携わっている仕事の中で、他の会社でも通用するスキルは何かを意識し、積極的に伸ばしましょう。

 また、どのスキルを伸ばすかはこれから需要が増える仕事を見据えて決めるといいですね。

収入を会社に依存しすぎない

万が一のリストラや給与減に備えるには、「収入を依存しすぎない」ことも大事。

正社員で働きつつ副業や投資などで他にも収入源をつくっておけば、いきなり無収入になることはありませんよね。

 

さらには、副業や投資を行うことにより「稼ぐスキル」がアップするかも。

会社の給与だけでなく、他にも収入源を確保しておくと安心です。

 

まとめ【「正社員は安定」が通用しない理由】

正社員だからといってなぁなぁに過ごしている人と、常に成長し続けている人では30年後には雲泥の差。

本当に安定を求めるなら、自己成長あるのみです。

 

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