渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バカに絡むとバカになる

2022年09月07日 | open





自民党のバカ揃いは周知の事実
ではあるが、このような表現を
幹事長に使われたら、それは
今は合法政党である日本共産党
は怒るだろう。
だが、日本の過激派=新左翼は
大元は日本共産党であった事は
歴史事実であり、日本共産党
自身が1955年の第六回全国協議
会(六全協)で武装蜂起路線を
捨てて選挙政党に路線転換する
以前は、公然と暴力革命を掲げ
たセクトだった事も事実だ。
朝鮮戦争の頃は「日帝の朝鮮
侵略を内乱へ」という武装蜂起
路線を掲げていた。
その路線はのちの共産主義者
同盟=ブントが全く同じ文言
で掲げていた。多少の情勢分析
の違いはあれ、ブント内各派の
主張は概ねそうだった。
かつて日共を脱してブントが
結成されたように、ブントを
1968年3月に脱退してさらなる
独立新新左翼を形成した旧共
産同
マルクス主義戦線派の前衛
などは「反合反帝の工場闘争
を工場占拠、二重権力、武装
蜂起の日本革命へ」と掲げて
いた。
ブントの最右派(最左派は
共産同赤軍派)でさえこれだ
った。武装蜂起だけは絶対に
外さない。銃を取り蜂起する
のだ。
ブント最左派の共産同赤軍派は
「世界同時革命」を掲げた。
一般新左翼の安保闘争での

デモのコールは「安保粉砕、
闘争勝利」だったが、赤軍派の
デモのコールは「安保粉砕、
戦争勝利」だった。反帝革命
戦争をすると宣言していた「蜂起
戦争派」だったからだ。
ロシア革命型の労働運動と産業
基幹部を掌握するブントの右派
の路線とは同盟内で対立した。
赤軍派はクーデーター型の単発
武装蜂起で革命ができると主張
し、そのマンガ的発想は他の新
左翼との対立構造を深めて行った。

識別区別歴史認識の正確な把握
に欠ける頭が回らない茂木幹事
長は、本当は「アカども」という
表現を使いたかったのだろう。
保守反動右派からしたら、日共
も日共から分離した新左翼も
まったく同じ対象でしかないの
である。路線などは関係ない。
これは政権与党以外の政党を
「野党」としてひとくくりに見る
発想法と同じだ。
政策主張や個別の政党の党派性
などは一切無視する。「反対勢力」
として一括りに見る。
よく世間のバカたちが革マル派
と中核派の違い、共産同との違い
などお構いなしで無知者がゴロが
覚えやすい「かくまる」とする
のと同じ事だ。
私の事でさえ脳味噌の薄いネット
民たちは「革マル派」とか言って
いる。バカ丸出し。革マルと敵対
していた
のが革マル以外の新左翼
だったが
そんな歴史事実は見ない。
脳内妄想で新左翼過激派は全て
無知蒙昧の脳みそ薄い連中には
「かくまる」なのである。
事実としては私は革マル派でも

革マル派に接近した事もこれまで
の人生において一切
無いが、脳
味噌が薄いネット
愚民は私を
「かくまるは」と
したがるのだ。
事実は無視。現実は無視。
脳内妄想で決めつけてそれを
事実であるかのように拡散する。
卑劣で愚鈍な犯罪的行為なのだが、
その発想や言動の危険
な犯罪性に
ついての自覚などは
勿論ない。
理由は、バカだから。


バカの極み。
バカなのだが、識別区別弁別を
一切しないので、非常に危険な
バカだ。
茂木幹事長と匿名裏ネットの
脳内妄想族は同一種族である
ことが判る。
茂木幹事長もネトウヨのねらー
たちも社会認識の知的レベルは
そんな程度だ。本物のバカ。

バカにむきになってる日共も
おバカの典型なのだが、今は
合法選挙政党であるのに、
新左翼過激派と同一視された
ら、それは怒るし、そうした
認識で与党幹事長が発言する
のは、政党政治制度をないが
しろ
にする事であり、自民党
の立脚点をも脅かす問題発言だ。

だが、バカが言った事である。
言う事はバカなのだ。考え方
や脳内識別力がバカなのだから。
本当は「アカどもに対しても」
と言いたかったのだろう。
日共も新左翼も「アカ」である
のは間違いない。
私の個人的感想としては日共は
アカではなくどす黒いどどめ色
だろうとは思うが。クリーンな
真紅は新左翼だったが、70年
安保以降の新左翼は汚れた日共
のような体質に変質した。
アカというのは純粋な赤である
ままではいられないのはソ連の
裏切られた革命を見ても明白だ。
中国などは世界第一の帝国主義
になってしまった(笑)。

茂木幹事長の認識力も公的発現
についての妥当性の自己認識も
知的レベルが低すぎるバカで
あるのは確定なのだが、それに
歯をむき出して口角泡飛ばす
ようにプンスカする代々木も
相変わらず体質は同じだ。
だが、勝共連合が違法な選挙
妨害活動を自民党との繋がりで
実行していたのは事実である。
そりゃあ、茂木幹事長からした
らニタニタしたくもなるだろう。
本音は「おまえらみたいなアカ
は日本から消滅させてやる」と
いうように思っているのだろう
から。
三権分立や日本の法治制度や
政党政治体制をも否定するの
が与党自民党の真の本音であり、
それがバカゆえポロリと見せて
しまったのが茂木幹事長の
問題発言だったといえる。

バカの言った発言の言葉尻に
のみ絡むと、絡んだほうもバカ
が感染する。
問題の本質は何かをもっと日共
はアピールしたほうがよいが、
元々が日共も大馬鹿なので無理
かも。
ちなみに、東大闘争の時に東大
のノンセクト(無党派)である
全学共闘会議に武装暴力襲撃を
繰り返していたのは日本共産党
だった。国家の暴力装置の機動隊
と同軸行動として。
そしてその無党派大衆である全
共闘を実力防衛したのが新左翼
の決死隊だった。

左が共産党。右が新左翼。

1968年のこの時点では革マル派
はまだ他の全新左翼と決定的な
対立はしていなかった。東大闘争
で機動隊導入前に持ち場を放棄
して革マルが逃げてから他新左翼
各派と革マル派の溝は決定的に
なった。そして革マルはそれ以降
ことごとく全新左翼の活動や運動
を否定し攻撃し始めた。やり口は
日共代々木以上に下劣で口汚い
ものだった。これは歴史事実だ。

こうした東大本郷構内での出来事
の事実も保守右派反動勢力から
見たら「アカ同士の内輪揉めの
内ゲバ」としか映らないのだ。
先ごろの茂木幹事長の発言の
ように。
事実事象の識別などはしない。
少しは裁判所の裁判官の厳格な
事実の分析思考方法から学べば
いいのに。

事実を言うならば、日本共産党
から分離独立したのが新左翼で
あり、新左翼は反ソ反日共反米
である。
分離後は新左翼過激派は日本共
産党とは一切関係がない。
だが、日共は選挙政党であり
日本の「革新」勢力であるので、
旧社会党系と共に労働戦線に
おいては新左翼勢力も一部共闘
関係にもあるのは事実だ。
また選挙で日共に投票する新左翼
もいるかも知れない(まずいない
だろうが、セクトメンバーでは
ない新左翼セクトシンパなどで
は選挙では代々木に投票する者
もいるにはいた)。
茂木幹事長が言うのはあながち
的外れではない。「アカ」で
一括りなのだ。
だが、問題は、そうした発想で
日共を攻撃する事は、政党政治
体制を破壊するという反民主主義
的言動である事を日共代々木は
突かない。
自分たちが悪者にされたかの
ような事に立腹しているだけ
だ。
いかにもいい子ぶりっこ優等生
ぶりをしたがる日共代々木らしい
のではあるが、そうした今回の
茂木発言に関しての今の日共
代々木の対応を見ても、いかに
日共がダメダメ党であるかが見て
取れる。
これ、1955年からずっと続いて
います。
政党である以上、どんな政党で
あっても政権与党を目指さない
と意味ないのだけど、日本共産党
が政権与党に仮に万一なったと
したら、ダメダメなのは見え見え。
所詮は「大学のトイレのチリ紙
を廃してトイレットペーパーに」
という獲得目標程度しか掲げられ
ない政党です。
本質はどどめ色なのにクリーンで
清潔な良い子ちゃんぶっている
時点でダメ。それ歴史的に嘘だから。
上掲写真見ればわかるでしょ?
これが「暴力反対」の政党の
やってる事です。


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