- 20分しかない時には「鍋1つでできるパスタ」を作るのが好きだと、マーサ・スチュワート氏は話している。
- スチュワート氏のこのレシピは、ほとんど手間がかからない。
- さっぱりシンプルな「鍋1つでできるパスタ」。筆者は間違いなくもう一度作るだろう。
時間があまりない時にぴったりな「鍋1つでできるパスタ料理」
筆者がインタビューをした時、スチュワート氏は自身が考案したさまざまなレシピを教えてくれた。
その中で、料理をする時間が30分もない時には「鍋1つでできるパスタ」をよく作っているとスチュワート氏は明かした。
「美味しいですし、いろいろな種類のさまざまな味のパスタを作ることができます」
「トマト、スパゲティ、バジル、水、塩少々を入れて、最後にチーズを加える。20分で完成です!」
美味しいパスタが鍋1つでできる? これは試すしかない。
材料はこれだけ
スチュワート氏の「鍋1つでできるパスタ」を作るのに必要なのは:
- リングイネ 12オンス(約340グラム)
- ミニトマト 12オンス
- 玉ねぎ 1つ
- にんにく 4片
- 赤唐辛子のフレーク 小さじ1/2
- 粗塩 小さじ2
- 黒コショウ 少々
- バジル 2枚
- 削りたてのパルメザンチーズ(仕上げ)
- 水 4と1/2カップ
- エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
作り方はシンプル
このレシピでは下準備が必要な材料は3つだけで、5分とかからない。
まずはミニトマトをカット。トマトが大きい時は半分か4つに切るようスチュワート氏がアドバイスしていたので、筆者も大きめのトマトをカットした。
玉ねぎとにんにくを薄切りに
これで下準備は終わり。
大半のレシピと違って、パスタを鍋に入れる前にお湯を沸かす必要はない
スチュワート氏のレシピでは、全ての材料をまとめて鍋にいれるだけだ。
調味料を加える
バジル、エクストラバージンオリーブ油、赤唐辛子のフレーク、塩、コショウを入れる。
材料を入れただけで、もうきれい?
黄色いリングイネにトマトの赤とバジルの緑が映えていて、春を思い起こさせる。見た目と同じように、さっぱりしたフレッシュな味に仕上がるのだろうか?
コンロに火をつけて全体を混ぜる… 最初はちょっと混ぜにくかった
スチュワート氏のレシピは、パスタを「トングで頻繁に」混ぜるよう指示しているけれど、最初は難しい。
リングイネを折りたくなかったので、何度かかき混ぜてみた後、パスタが柔らかくなるのをしばし待つことにした。
数分経つと、パスタはしっかり沈んだ
鍋の中身はチキンヌードルスープかイタリア風のフォーのようにも見える。トングで混ぜながら透明なスープの中でパスタが動くのを見ていると、なんだか癒される。
グツグツしてきた
パスタを混ぜ続けていると、グツグツしてきた。
スチュワート氏が言っていた通り、キッチンにもいい香りが漂い始めた。リビングでNBAのプレーオフを見ていた筆者のルームメイトも、いい香りがすると言ってきた。
レシピの指示通り、パスタの茹で具合を頻繁にチェック
トングを使って麺をすくい、やけどをしないように茹で具合をチェックする。
作り始めてから約14分、2度目のチェックでトマトやバジル、調味料の味がリングイネにしみ込んできたのが分かった。
作り始めから20分で完成
スチュワート氏のレシピには、「9分くらいで」パスタが仕上がり、水分が「ほぼなくなったら」完成とある。
筆者の場合、水分が目に見えて減ってきたのは20分くらい経ってからだった。ただ、スチュワート氏もこの料理を作るのに20分くらいかかると言っていたので、あまり心配はしていなかった。
トングを使ってパスタを皿に盛り、削りたてのパルメザンチーズを振りかける
スチュワート氏の「鍋1つでできるパスタ」はさっぱりしているけれど、オリーブ油とトマトのおかげで風味豊かな一皿になっている。
ロゼワインにもよく合う美味しいパスタ料理だ… ただ、ちょっとあっさりし過ぎているような気もした。コショウと赤唐辛子のフレークを少し足すと、ピリッといい感じになった。
筆者はこの料理を必ずまた作るだろう… いくつかの変更を加えつつ
次に作る時は、バジルとトマトをもう少し増やそうと思う。バジルは風味をアップしてくれるし、トマトはこの料理の中でもわたしのお気に入りだ。
スチュワート氏のレシピには、「水の代わりに鶏がらスープを使ってみた」とか「玉ねぎとにんにくをあらかじめソテーしてみた」というコメントも寄せられていて、筆者も「鶏がらスープ」はすごくいいアイデアだと思ったし、「あらかじめソテー」しておくのも、「鍋1つでできる」というコンセプトからは外れてしまうものの、試してみる価値はあると思った。
スチュワート氏の「鍋1つでできるパスタ」を作るのはとても楽しかった。手間がほとんどかからないことにも本当に驚かされた。美味しそうな香りがあふれるキッチンで、1つの鍋の中で料理が仕上がっていくのを見るのは、癒される。
この料理を食べたルームメイトの感想が全てを物語っている。
「シンプルだけど、いつ食べても美味しい」
[原文:I tried Martha Stewart's one-pan pasta dish and had dinner on the table in 20 minutes]
(翻訳、編集:山口佳美)