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創業33年の老舗洋食店「レストラン大宮」のオーナーシェフ 大宮勝雄さんがすすめる、水漬けパスタを使った、ワンポットパスタの超時短レシピを2品ご紹介します。
「ミートソースパスタ」と「キノコのクリームパスタ」です。
ワンポットパスタとは、フライパン1つで作るパスタのこと。
パスタはソースに加えて火を通すので、別に茹でる手間がかかりません。
調理のポイントは、パスタを水に漬けてから調理すること。
そうすることで、乾燥パスタが生パスタのようなモチモチっとした食感になり、またパスタの加熱時間が、1分程度に短縮できます。
ちなみに水に浸すパスタの調理法は、飲食店業界ではよく知られているそうです。
(一部情報元:TV「あさチャン!」あさプラ 2015年10月19日放映)
水パスタの作り方
まずは、パスタを水に浸ける方法をご紹介します。
- 乾燥パスタを容器に入れ、たっぷりの水に浸す。
- 冷蔵庫に入れ、3時間~半日くらい置く。
仕込んだ時には、こんな感じ。
大きめのバットかパスタの保存容器を使うと、便利ですよ。
3時間水に浸すと、パスタは、このように少し太くて白くなります。
半日くらい水に浸すと、茹で時間が9分のパスタでも、1分程度で火が通るそうです。
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ゆでないナポリタン
次にご紹介するのは、水に漬けたパスタを使った「ゆでないナポリタン」のレシピです。
ポイントは、多めのトマトジュースを使うことです。
水漬けパスタ | 200g |
ピーマン | 2個 |
玉ネギ | 1/2個 |
チョリソー | 6本 |
ニンニク | 1かけ |
鷹の爪 | 1本 |
トマトジュース | 300cc |
トマトケチャップ | 大さじ2 |
塩・コショウ | 適量 |
パルメザンチーズ | 適量 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
- ニンニクはみじん切りにする。ピーマン・玉ネギ・チョリソーは、食べやすい大きさに切る。
- フライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りにしたニンニク・鷹の爪を入れ、香りが出るまで炒める。
- 2にピーマン・玉ネギを加え、塩・コショウで下味をつける。さらにチョリソーを加え、玉ネギが透き通るまで炒める。
- 3にトマトジュースを加える。
煮立ったらパスタを加え、混ぜながら1分ほど火を通したらできあがり。
白いパスタが透明になったら、火が通った証拠。
パスタは1分程度で、茹で上がります。
(茹で時間が9分のパスタでも、半日水に浸けると、1分で茹で上がるそうです。)
キノコのクリームパスタ
最後にご紹介するのは、「ゆでないキノコのクリームパスタ」のレシピです。
調理のポイントは、多めの牛乳を使うことです。
水漬けパスタ | 200g |
好みのキノコ | 適量 |
玉ネギ | 1/2個 |
ベーコン | 2枚 |
牛乳 | 300cc |
塩・コショウ | 適量 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
チーズ | 適量 |
- 玉ネギはくし切りにする。ベーコンは短冊切りにする。キノコは石づきを取ってほぐす。
- 温めたフライパンにオリーブオイルを引き、玉ネギを入れ、透き通るまで炒める。
- 2にキノコを加え、塩・コショウで下味をつける。
さらにベーコンも加えて炒め、キノコがしんなりしてきたら、牛乳・チーズを加える。 - 3が煮立ったらパスタを加え、1分加熱したらできあがり。
ソースにほど良いトロミがつき、パスタが透き通るまで火を通したら完成です。
驚くほど簡単ですね。
モチモチっとした食感のパスタが出来上がるそうです。
ところで、なぜ水に浸すだけで、パスタはモチモチっとした食感に変化するのでしょうか?
パスタには、「アミロース」と「アミロペクチン」という2種類のデンプンが含まれており、「アミロペクチン」は、水に溶け出す性質があります。
パスタを水につけると、この「アミロペクチン」がパスタの表面を膜のように覆うため、モチモチ感が出るということです。
ちなみにこれは、ご飯をモッチリ炊くために、米に水を吸わせるのと同じ仕組だそうですよ。