大学院別入試対策

横浜国立大学ビジネススクール【入試対策】

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横浜国立大学ビジネススクール(YNU)の特徴や入試対策についてアガルートアカデミー国内MBA試験の飯野一講師が解説します。

横浜国立大学ビジネススクールの特長

横浜国立大学大学院国際社会科学府経営学専攻(以下、横浜ビジネススクール)は、社会人実務家(企業等での実務経験3年以上)を対象とした平日夜間と土曜日開講型のMBAコースです。

働きながら、最短2年間で経営学修士(MBA)を取得することができます。

以下、横浜ビジネススクールの特徴を説明していきます。

特徴1 少人数による教育・研究

1つ目の特徴は、徹底した少人数による教育・研究です。

横浜ビジネススクールでは、入学試験時に2つの演習テーマを設定しています(演習テーマとは、研究テーマだと思ってください)。

この大学院側が設定した演習テーマと自分が研究したいことが合致する場合に、受験することになります。

設定された演習テーマと自分が研究したいことが合致しない場合は、自分の研究したいことが研究できないわけですから、受験は見送りになるということだとお考えください。

では、どんな演習テーマが設定されているのかと言いますと、2020年度は、「革新のための組織と戦略─ICT 時代の処方箋を探る」と「価値創造ストーリーの実現に向けたリスクマネジメント」の2つです。

2021年度は、「社会的課題とイノベーション: 組織・戦略の再定義」と「デジタル変革とビジネス価値〜認識科学と設計科学の統合」の2つです。

そして、各演習(ゼミのことだとお考えください)の入学定員は6名です。

徹底した少人数教育の環境のもとで、教員やクラスメンバーとインタラクティブなコミュニケーションを図ることができます。

特徴2 キャンパスの使い分け

2つ目の特徴は、社会人が学びやすいように、平日は横浜みなとみらいに立地する横浜ランドマークタワーのサテライト・キャンパスにて、18:50~21:00の時間帯に授業が行われている点です。

土曜日は、授業設備と経営資料が充実した常盤台キャンパスにて、授業と演習が行われています。

ですから、仕事がある平日は通学しやすい横浜みなとみらいに通い、休日で時間に余裕のある土曜日は授業設備と経営資料が充実した常盤台キャンパスに通うことで、社会人が充実した学びを得ることができる体制が整っているのです。

入試内容

入学試験は、1年間に1回です。

具体的には、10月末に出願して、11月中旬に1次試験の小論文が実施され、1次試験に合格すると、11月末~12月上旬に2次試験の面接が行われるという流れになっています。

そして、最終合格発表は、12月中旬となっています。

入試科目は、出願書類(研究計画書、職務活動等報告書)、小論文、面接となっています。

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入試対策

入試対策ですが、出願書類(研究計画書、職務活動等報告書)、小論文、面接の3つについて、以下で詳しく説明していきます。

出願書類について

まず出願書類から説明します。

出願書類は、研究計画書、職務活動等報告書の2種類です。

研究計画書は、日本語2,400字以内で研究テーマ、研究内容、研究方法などについて記入します。

横浜ビジネススクールは、各演習の入学定員は6名という徹底した少人数教育の環境のもとでの演習(研究)を行いますので、研究計画書の時点である程度はアカデミックな形での研究計画を提示する必要があります。

そのため出願の4か月くらい前には研究計画書作成に着手して、先行研究の読み込みなどを行う必要があります。

職務活動等報告書は、1,200字以内で過去の職務活動を具体的に書く書類です。

こちらは特にアカデミックな視点等が必要になるわけではありませんので、出願の1か月前に着手すれば問題ないかと思います。

小論文について

次に小論文ですが、先ほど説明したその年度に開講する「演習」ごとに問題が違っています。

演習Aを選択した人用の問題、演習Bを選択した人用の問題、という形で毎年2問が出題されます。

内容を見ますと、経営学の理論的な知識を問う問題が出題される場合もあれば、リサーチメソッドを問う問題が出題される場合もあります。

経営学の理論的な知識を問う問題としては、以下のようなものがあります。

中国の企業が日本の市場に新規参入する際、どのような問題が生じやすいか、またどのような対策が存在するか、可能であれば国際経営の理論を用いながら説明しなさい。

リサーチメソッドを問う問題としては、以下のようなものがあります。

(具体的なケースを読んだ上で)候補1および2の導入成果を検討する上で、どのような成果指標を用いることが望ましいか。あなたの考えとして、少なくとも2つの指標を挙げ、それぞれ挙げた理由についても述べよ。

以上のような問題が出題されていますので、経営学の基礎知識から研究方法論まで幅広い対策が必要になります。

そのため、小論文対策は、試験の6か月前には始める必要があると思います。

経営学、研究方法論の基礎的な知識のインプットを行った上で、小論文を書くための論述力強化のトレーニングをする必要があるためです。早めに対策を開始することをお勧めします。

面接について

最後が面接です。

面接では研究計画書に書いたことが詳しく質問されます。

そのため研究計画書がしっかり書けていればあまり問題なくクリアできると思います。

分析方法やデータの収集に関して、かなり突っ込まれるケースもありますが、この点はこれまで自分が研究計画書を作成してきた蓄積をもとにできる限りの回答をすれば問題ないと思います。

すべてに的確に答えられなくとも合格していますのでご安心ください。

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

飯野講師の紹介はこちら

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