9月2日木曜日日本時間25時45分、ABBAはカムバックした。
このカムバックを世界でただ一人「予言していた」人物がいる。
そう、私、東山凛太朗(竹内恒雄)である。
1983年ABBAはただ活動停止しただけなのに、日本はもとより世界中の音楽関係者は「ABBAは引退した」と豪語し、ABBAファンはABBAを裏切り去っていき、「僕」は世界中の音楽関係者、元ABBAファンから「いやがらせ」「いじめ」「罵倒」を受けてきた。35年!35年もだ!!
ではなぜ僕一人世界中から「いじめ」を受けたのか?
それは僕が「ABBAは解散していない。1983年に活動停止しただけだ」と『世界でただ一人』主張したからである。
「いじめ」「いやがらせ」は今でさえも続いている。そう38年もだ!38年間「いじめ」「いやがらせ」を受けているのだ。
天国で春馬さんはどう思っているだろうか?どう見ているだろうか?
2019年某所、三浦春馬さんをインタビューした時に「三浦春馬さんから逆インタビュー」されたことがある。
その時の会話を再度お送りします(このインタビューはカットしたもので『完全インタビュー版』は年内に発刊予定)。
春馬さんは「私のABBAを信じて、どんなにいじめを受けても負けない『根性』」に感動していました。
そして春馬さんは泣いていました。そうです、春馬さんは僕のために泣いてくれたのです!
<2019年某所>
「今日は、東山さんとお会いできるのを楽しみにしていたのですよ」
「いやあ、こちらこそ、イケメン俳優の三浦さんとお会いできるのを楽しみにしていました」
「東山さんは僕という俳優をどう見ていますか?」
「そうですね、とてもストイックな俳優だと思いますよ。その役柄になりきるために、日本のロバート・デニーロと言われている鈴木亮平さんのように、三浦さんの役つくりにはいつも尊敬しております」
「うわあい、うれしいなあ、東山さんからそんなこと言われて」
「でも一回、一回、違う役柄になりきるというのは大変でしょう?」
「はい、大変です。痩せたり、少し太ったり。でも鈴木さんの役作りを見るたびに僕も頑張らなくっちゃなあと思うんですけどね」
「役者っていう仕事は大変だよね。頭が下がります」
「でもね、実は数年前から悩んでいることがあるのです」
「えっ?そうなの。びっくり!」
「僕は一度役者を休養したいと思っているのです」
「それはどうして?」
「そうですね、決して民法のTVをバカにするわけではないのですが、民法ドラマでの役を演じることに飽きたというか」
「事務所とは話したの?」
「何度話してもまともに聞いてくれませんよ、毎回『ハハハ』で終わってしまいます」
「そうなの?春馬君はアミューズの稼ぎ頭なのに、そういう扱い、ひどいよね」
「僕は小さいころからこの業界にいるじゃないですか?ウィキペディアには僕がサッカーを学校で楽しんでいたとか、いろいろ書いてありますけど、実際に学校生活では『何か』に楽しめたことなんて一度もないですし、事実、友達もいません。『いじめ』にも頻繁にあいました。一番悲しかったのは担任の教師がまともに助けてくれなかったことですね」
「学校で『いじめ』にあっていて、教師が対応してくれなかったなんて最低だね。『いじめ』は何度もあったの?」
「はい、小学校からずうっと一部の同級生や上級生に『いじめ』られていました。『おめえうぜえんだよ』『なにテレビに出ているんだよ』とか、結構絡まれましたね」
「でも教師は見て見ぬふりをしたと」
「はい、そうです。『いじめられたくなければ芸能界を辞めろ』(当時の担任)とか『俺たちの給与より何でガキのお前の稼ぎが多いんだ。お前なんていじめを受けて当然だ』(当時の教頭)とか言われましたね」
「ひどいねえ、最低の教師だね。親御さんは春馬君の代わりに学校側に抗議したの?」
「それが……親が言ったんです。『学校は春馬が羨ましいのよ』『あんな馬鹿や連中は、ほうっておきなさい』と。僕はとても残念に思ったことを覚えています。親ならば学校にクレームを入れるのが当たり前だと思っていたからです」
「春馬君はもともと自分の希望でこの業界に入ったの?」
「いえいえ、むしろ最初は嫌で、嫌で、仕方ありませんでした。でも僕が人見知りだったのを親が気にして、親が勝手にオーディションに応募して、この業界に入ったのです」
「子役も(ライバルが)多いから、学校以外、芸能界でも大変だったのではないのでしょうか?」
「そうですね、携帯電話を隠されたり、靴を盗まれたりしましたね」
「春馬君への嫉妬だね」
「はい、なんか、僕が役をとって(奪って)はいけないような雰囲気でかなり悩んだこともありますが、親が『バカな子供たちや、あなたが入っている以外のプロダクションは気にしなくていいのよ』『あなたは優秀だから、みんな嫉妬するの』と言ったものでしたから、当時はそれに従うしかなく」
「子役を持つ親御さんは離婚したり、家庭内が滅茶苦茶になったりするケースが多いと聞くけど、春馬君の家はどうだったの?」
「最初は順調に行っていたと思っていたのですが、数百万円の大金を目にして、家庭が変になっていたのは事実ですね」
「そうだよね、春馬君が直接お金受け取るわけではないものね」
「はい、でも、結局、僕は子役からずうっとこの業界にい続けてしまいましたけどね」
「でも今は一時的にでも芸能界を休みたい?」
「はい、学校にいた時はいつも学校から早く逃げたかったですけど、今は芸能界から早く逃げたいですね(笑)」
「芸能界を辞めたいのではなく、休みたいのですね?」
「はい、おっしゃる通りです。確かに事務所は僕に主役あるいは主役級の配役をとってきてくれます。それ自身は本当にうれしいのですが、小さいころから芸能界にいたせいでしょうか?ここ数年、気持ちの張りがなくなってしまった気がするのです。それに最近は『学歴』が高い、僕より若い俳優がモテハヤサレテいるじゃないですか?『ああ、僕は何にも知らないなあ』とあるとき、まじめに勉強してこなかった自分を悔やみ、以後、もう4年も事務所に『一回留学させてほしい』『勉強したい』と訴えているのですが、全く相手にしてもらえず、ずるずる演技しています。これではファンの申し訳なくて」
「親はどう思っているの?」
「留学は絶対ダメというのですが、親に決める権利はないと思うのですよね。僕はもう大人ですし」
「だよね、事務所の先輩には相談したの?」
「はい、一緒に事務所に休ませてほしいと懇願してくれました」
「でもダメだった?」
「はい、あらゆる手を使いましたが、なすすべなく」
「そうか、春馬君も戦っているのだね」
「東山さんは35年間も世界中から『いじめ』られ続けても頑張ったのですから、僕も頑張って、留学を勝ち取りたいと思っています」
「たとえ何歳になっても勉強することはいいことだと思います。役者との両立はなかなか無理そうだものね」
「はい、それで役者をいったん休業して、アメリカとかイギリスで勉強したいなあと。可能でしょうか?」
「そうだよね、日本の大学にいったら、広末涼子(さん)みたいに、ファンがまとわりついて、勉強できないものね」
「はい、まさにおっしゃる通りなんです。ファンは大事ですけど、今はもう一度、自分を見つめなおしたいのです。短期留学は何度かしたことはありますが、ただ単に旅行にいったような気分だけしか記憶にないのです。行くなら、数年かけていかないと!と思ったのです」
「1か月や2か月の短期留学では何も学べないものね。でも数年、留学すれば『習うより慣れよ』で語学力もつくし、世の中を見る目も広がるよね。僕はね、常々、自分に言い聞かせていることがあるんですよ。『何もしないで後悔するより、何かして反省した方がいいと』」
「すごい言葉ですね。是非、僕も使わせていただきます。東山さんは青春ドラマに出てくる先生みたいですね」
「よく言われます。中村雅俊の真似しているわけではないのだけどついつい熱くなってしまいますね」
「何かの掲載記事を見たのですが、東山さんは東日本震災や熊本地震の時、勉強できずに困っていた生徒に無償で教えたのですよね?」
「そういうこともありましたね」
「それに大学のころから現在まで、仕事しながら塾や予備校の講師、家庭教師もなさっているのですよね?」
「母親の一族が『教育者』だらけなんですよ。その影響でしょうか?」
「僕が休養することはファンを裏切ることになるでしょうか?」
「春馬君の人生はあと60年以上あるじゃない?その中でたとえ数年でも勉強に打ち込むことはきっといい経験になると思うよ。ファンもわかってくれると思うよ」
「でも先ほどお話ししたように、事務所が全く話を聞いてくれないのです。どうしたらいいかと思い、今日、東山さんとお会いできるのを楽しみにしていたのです」
「僕は春馬君が言うほど立派な人間ではないけど、僕が役に立つことがあれば」
「東山さんは、35年間のも長きにわたって〝世界でただ一人〟『ABBAは解散していない!1983年活動停止しただけだ!!』と言い続けてきた人じゃないですか?」
「よくご存じで。びっくり!」
「僕たちの業界では『ABBA=東山さん』は結構知れ渡っていますよ」
「ありがとうございます。と言っても何にもでませんよ」
「僕が一番聞きたかったのは、35年という非常に長い間、音楽評論家や日本のレコード会社(ユニバーサルミュージック)が、ABBAは1982年に解散したと傲慢に言っていたのに、東山さんはその〝大きな組織〟に対抗して、『ABBAは1983年に活動停止しただけで解散していない!』とたった一人で言い続けてきた、世界からかなり『いじめ』られたのではないかということです。今年(2019年)2月21日の日経新聞の裏一面、東山さん特集でしたよね。びっくりしましたよ。日本にこんな人がいたんだなあって。よくぞまあ、35年もの長きにわたり『主張』を変えずに戦ってきたんだなあ、こんなにめげられずにいられるのにはどうしてだろう?と驚きました。なぜ35年も耐えられたのですか?」
「なんか、春馬君が記者のようだね(笑)。そうですね、ABBAが活動停止した1983年、僕は高校生の時だったんです。最初のうちは周りから『バカ扱い』されて悔しかったですね。『レコード会社や音楽関係者がABBAは1982年に解散と言っているのに、お前だけ1983年に活動停止って……お前はバカか』『お前が頑張って1983年活動停止説を唱えても世の中のABBAの解散ルールは絶対にかわらない!何度も言うがABBAはもう解散したんだ!』とか頻繁にいわれましたね。ウインドウズ95が出た90年代後半からインターネットが盛んに使われるようになって、僕はネットでも頻繁にたたかれましたよ。でもね、『間違っているのは彼らであって僕ではない』。その信念だけで35年間貫き通せたのだと思いますよ」
「昨年(2018年)4月27日にABBAが東山だけが主張していたことを世界中に発表したのですものね」
「はい、一番驚いたのは私かもしれません」
「僕もどうしても勉強したいのですが、事務所とは数回話してもいつもダメダメダメなんです。『35年間主張を変えなかった』東山さんだったらこの事態をどう乗り切りますか?」
「こればかりは主張を続けるしかないと思いますよ。諦めたら終わりだよ」
「そうですよね、実は僕は『独立』も考えたのです。でも独立してもNHK朝ドラ『あまちゃん』の主人公のように、芸能界から干されてしまいますからね。結局、僕は一人では何もできないのでしょうか?」
「春馬君は一生、役者やっていきたいのですよね?」
「そうですね、息の長い役者でいたいですね」
「なるほど、そのために(今)数年間『いっぷく』置きたいと」
「はい、その通りです。今のままでは、芸能界の単なる『歯車の1つ』に思えてならないのです」
「そこまで深刻なんだね。やはり言い続けるしかないよ。場合によってはお手伝いしますよ」
「そうですか!もしこのまま通らない場合は、お電話していいですか?」
「はい、歓迎します。いつでもOKですよ!でもしばらくは今のままでいるの?」
「そうですね」
「なるほど、だからNHKで『JUJU』さんと一緒の〝あの番組〟に出演することになったのですね?」
「さすが、するどいですね。あの番組だけでも海外を味わえるから、今はそれで我慢しておけと(事務所に)言われたのです」
「でも出演して、余計に海外に行きたくなったとか?」
「東山さん千里眼お持ちなのですか?そうなんです。もう海外に行きたくて、行きたくて」
「ならば役者を続けながら、『未来のへのステップ』として、留学したいことを事務所にアタックし続けるしかないよね」
「ありがとうございます」
「春馬君は民法のTV出演をなぜ好まなくなったの?」
「今、日本には(大まかに)民法のTV番組、NHKの番組、それにWOWOWの番組あるのをご存じですよね?」
「はい、どれも、よく観ていますよ」
「本当ですか?WOWOWでは、どんな番組がよかったですか?」
「『パンドラ』とか『コールドケース』『マグマ』とか『ヒポクラテスの誓い』とか『石の繭』とか『水晶の鼓動』とかかな?」
「なんということでしょう。僕も全部観ています」
「そういえば、春馬君はWOWOWドラマに数回しか出ていないよね?」
「はい、そうなんです。WOWOWに出演してもファンが喜ばないという理由らしいです」
「でもDVD化されている番組も多いよね?」
「はい、その通りなんです。東山さんは民法とNHKとWOWOWのドラマの違いをどう思いますか?」
「そうですねえ、NHKは質がいいですよね。でも面白いか否かは観る人次第かな?WOWOWは挑戦的・野心的ですよね、それにかなり丁寧に作られていますよね?民法ドラマは好きな女優・俳優が出演しているから観るようなファン(人)が多いような気がします。特定のファンがいない視聴者にはどうでもいい番組が多いかもしれませんね」
「さすがですね、僕も同じことを感じていました」
「というと?」
「はい、先ほども述べましたが、民法のドラマのレベルが低とかそういうことではなくて、いつも視聴率ばかり気にしているじゃないですか?視聴率がよければ1クールの回数は11回か12回になったりしますが、視聴率が悪ければ8回か9回で終わりとかありますよね?僕は真剣に毎回演じているのに、民法TV局の視聴率合戦に巻き込まれるのが毎回悔しいんですよ。それよりも〝固定鑑賞者〟がいるWOWOWのドラマの方が中身は濃いし、東山さんがおっしゃっていたように、質も高いし。僕はそういうドラマにもっとトライしたいんですよ。確かに事務所は民法のテレビドラマで主役あるいは主役級をとってきてくれます。しかし僕にとっては主役を演じるかどうかはどうでもいいのです。大事なのは『作品の質』と『僕の演じる役柄』ですからね」
「なるほど、それで違った意味での〝限界〟を感じたわけだね」
「そうですね、いくら上を目指そうとしても事務所がさせてくれない。ならば、いったん、休んで、今までできなかった勉強や語学や、演劇論を学んでみたくなったのです。」
「昔、僕が中学・高校生の頃は毎日『歌の番組』が放送されていて、特にTBSの『ザ・トップテン』が有名で、翌日、学校に行くと、友人の間で交わされるのは歌番組の内容ばかり。でもそのうち沢田研二さんや郷ひろみさんが『誰が何位なんてどうでもいいじゃない』と言い出してから、急激に歌番組の評価が下がり、やがて1つ、また1つ消えていったね。春馬君の今の悩みもかつての歌合戦と同じかもしれないね」
「はい、視聴率にこだわるのは悪くはないと思うのですが、突然『打ち切り!』と言われた時のショックはたまならく悲しいですよ。何のためにこの番組のために何か月も前から体つくりしてきたのか?と思うとやるせなくなります」
「春馬君は役者に限界、というより、そういうTV局の戦いにうんざりしてしまったのだね」
「はい、正式にいえばその通りかと」
「今や視聴率1%は100万世帯といっているTV局もいますよね?事務所からしてみればWOWOWの加入者より、例え6%の低視聴率の民法ドラマでも600万世帯が観るわけだからその方がいいのかもしれませんね」
「はい、でも、もうそういう『視聴率至上主義』からは卒業したいのです!」
なお、ABBAは11月5日に完全新作スタジオ・アルバム『Voyage』を発売することが決定し、アルバムからの先行シングル「I Still Have Faith In You」と「Don't Shut Me Down」が公開された。
ABBA - I Still Have Faith In You
ABBA - Don't Shut Me Down (Lyric Video)
前作に当たるスタジオ・アルバム『ザ・ヴィジターズ』から40年の歳月を経てリリースされる今作は、ストックホルムにあるベニーのスタジオ「Riksmixningsverket」にメンバーが集結してレコーディングを実施。プロデュースもバンド自身が行なっている。
また、この復活に際し、アグネタ、ビヨルン、ベニー、フリーダことアンニーフリードの4人は、10人編成の生バンドとデジタル的に共演する革命的なコンサート『ABBA Voyage』をロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに設置された3,000人収容の最新鋭アリーナ『ABBAアリーナ』で2022年5月27日に開催する。このデジタル版ABBAは、バンド・メンバーの4人が、ジョージ・ルーカスが設立したインダストリアル・ライト&マジック社の850人のチームと共にモーション・キャプチャやパフォーマンス・テクニックを駆使し、何週間、何ヶ月もかけて作り上げてきたもの。同社にとって、これが音楽分野への初進出となる。
チケット購入の事前登録はこちらで現在受付中、一般発売は9月7日から開始される。
復活に寄せられたABBAのメンバーからのコメントは以下の通り。
★ABBAからのコメント★
私たちが最後に一緒に音楽を作ってから、ずいぶん時が経ちました。実に約40年ぶりです。1982年春に活動を休止したのですが、そろそろそれに終わりを告げようと決意しました。前のアルバムと次のアルバムとの間に40年以上の間隔を空けるのは無謀だと言われています。それで私たちは今回、前作『ザ・ヴィジターズ』に続く作品をレコーディングしました。実を言うと、再びレコーディングを行ナうことに、私たちを駆り立てた最大のインスピレーションの源は、想像を絶するような、今までに見たことのない壮観なコンサートの制作に関わったことでした。来春、ロンドンの特設アリーナで、デジタルに再現された私たちABBAが自分たちの曲をステージ上で演奏する様子を、私たち自身も観客席に座って見ることができるようになるのです。不可思議ですが素晴らしいですよね!
この数十年にわたり、なんらかの方法で私たちのことを辛抱強く見守ってくださったみなさんへ。
大変お待たせしました――いよいよ新たな旅の始まりです。
「私たちはこれを『Voyage~航海』と呼んでいますが、まさに未知の海原へと私たちは船出しようとしているところです。若き日の自分たちの力を借りて、未来へと旅立つ。言葉で説明するのは容易ではないのですが、これは前例のないものです」
「今回のプロジェクトで、私(ベニー)が一番楽しんだのはどの部分か、それは簡単には言い表せません。みんなと共にコンサート制作に携わったことであるとか、あるいは40年ぶりに一緒にまたスタジオへ戻ってきたことであるとか。フリーダとアグネタの歌声を再び聴くことができるのも、このプロジェクトにおける最上級の醍醐味だと思います。このアリーナに足を運んでいただくと、素晴らしい10人編成のバンドを従えた私たち4人がそこにいます。たとえ生身ではなくても、クリエイティヴ・チームとILMの素晴らしい仕事のおかげで、私たちはまさにその場に存在していることでしょう」
「2018年に行なった最初のセッションは、とても楽しいものでした。そのあとベニーから電話がかかってきて、もう少し歌ってみるのはどうかと訊かれ、私(フリーダ)はすぐに飛びつきました。それに、あの素晴らしい曲の数々ときたら!! 卓越した才能に溢れた、まさに天才的なこのソングライターたちに、私から敬意と愛を捧げます。このグループともう一度また一緒に仕事ができて、どんなに嬉しかったか。この作品にとても満足していますし、ファンのみなさんにも同じように感じていただければと願っています」
「スタジオで再会したときは、これから何が起こるのか、私(アグネタ)には見当もつきませんでした……。でも、ベニーのレコーディング・スタジオは、とても和気藹々とした安心できる環境だったので、いつの間にか心から楽しんでいました! この作品を世界のみなさんと分かち合えるときがとうとうやって来たなんて、信じられないくらいです!」
「あのふたりは本当に驚くほど素晴らしいシンガーで、彼女たちの歌唱力に、私(ビヨルン)は完全に圧倒されました。彼女たちは真のミュージシャンです。ポップ・スターの華やかな面に心を奪われることがまったくなく、今も変わらず、レコーディング・スタジオで創造性を発揮することを大いに楽しんでいるのです。この『Voyageプロジェクト』は、いろいろな意味で、私たちに新たな息吹を吹き込んでくれました」
「では繰り返しとなりますが、お待たせしました! 待っていてくださってありがとう! 「ABBAアリーナ」で、みなさんにお会いできるのを、そう「お会い」できるのを、楽しみにしています。私たちはこのアバターに、相当な心血を注ぎましたから。私たちは復活したと、そう言っても過言ではありません」
Agnetha、Björn、Benny、Anni-Frid
2021年9月2日 スウェーデン ストックホルム