クリエイティブ・ディレクター・小池一子氏、伊丹十三賞を受賞「大変光栄」…三宅一生さんへの思い語る

第14回伊丹十三賞を受賞した小池一子氏
第14回伊丹十三賞を受賞した小池一子氏

 クリエイティブ・ディレクターの小池一子氏(86)が5日、都内で「第14回伊丹十三賞」に選ばれ、都内で贈呈式に出席した。

 1980年「無印良品」創設に携わり、以来アドバイザリーボードを務めるなど、ファッションや広告、デザイン、アートと多岐にわたる領域で半世紀以上活躍。小池氏は「このような賞をいただけて大変光栄に思います」と喜びを語った。

 8月5日に肝細胞がんのため死去した服飾デザイナー・三宅一生さんとの思い出を回顧。かねて親交が深かったことから、この日も三宅さんのデザイナーチームから贈られた黒色の衣装を着用。「私にとって、三宅さんは太陽でした。コロナ禍で電話でばかり話していたので、亡くなった実感が持てず、今もどこか地上にいるような思いがしています」としみじみと語り、「一生さんが若い人たちに仕事を残してくださったから私は大丈夫」と天国の三宅さんへ語り掛けていた。

 贈呈式には、伊丹十三記念館の館長で女優の宮本信子ら同賞選考委員も出席した。

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