岩手県八幡平市にある「旧松尾鉱山新中和処理施設」は、岩手県から委託されて JOGMEC が運営管理を行っていますが、1982年の処理開始以来、無事故運転を継続し、2022年3月に運転開始から40年を迎えました。これを記念し、シンポジウム「北上川から、環境新時代を考える~明るい未来へとつながる、SDGs・カーボンニュートラルの時代へ~」を、いわて県民情報交流
センター(アイーナ)「小田島組☆ほ~る」およびオンラインにて開催します。
松尾鉱山と中和処理施設
北上川は、北上山地と奥羽山脈との間を南下し、宮城県石巻市で太平洋に注ぐ全長249km、全国で5番目、東北地方第一の大河です。
松尾鉱山は、この北上川の支流の一つである赤川の上流部、八幡平の中腹に位置しており、大正3年(1914年)から本格的に硫黄や硫化鉄鉱を生産し、一時は「雲上の楽園」と呼ばれたほど隆盛を極めていました。しかし、昭和40年代(1960年代後半)になって経営が悪化し、昭和46年(1971年)には採掘を終了し閉山しました。この鉱山から大量の強酸性水が赤川に流出して北上川本流を汚染し、大きな社会問題となっていました。
この問題を解決するため、岩手県は昭和46年(1971年)7月に「北上川水質汚濁防止の恒久対策の樹立」を国に請願し、国は同年11月に、当時の通商産業省(現、経済産業省)、建設省(現、国土交通省)、自治省(現、総務省)、環境庁(現、環境省)、林野庁で構成される「北上川水質汚濁対策各省連絡会議」(通称、五省庁会議)を設置しました。昭和47年(1972年)からは、建設省が暫定中和処理を実施する一方で、五省庁会議にて対策の検討が進められた結果、昭和51年(1976年)8月に、新たな中和処理施設を旧松尾鉱山元山地区に建設することが決定されました。
この新中和処理施設は、岩手県が通商産業省の補助を受けて、昭和52年(1977年)8月に建設工事に着手し、中和処理施設に約62億円、貯泥ダムに約31億円を費やして、昭和56年(1981年)11月に完成しました。以後、365日・24時間、坑廃水を中和処理することによって、北上川は清らかな流れを取り戻し、「母なる川」としてよみがえったのです。施設の維持管理は、岩手県の委託を受けて、昭和57年(1982年)4月から独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(元・金属鉱業事業団)が実施しています。
40年間無事故運転について
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参照:「旧松尾鉱山坑廃水処理事業の概要」岩手県環境生活部環境保全課
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)松尾管理事務所
令和3年10月
【開催概要】
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、開催方法が変更になる可能性があります。
| 日時: |
2022年9月13日(火) 13:00 ~ 16:00 |
| 会場: |
いわて県民情報交流センター(アイーナ)「小田島組☆ほ~る」 |
| 主催: |
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 |
| 後援: |
経済産業省、環境省、国土交通省東北地方整備局、岩手県、八幡平市、日本鉱業協会、 一般社団法人資源・素材学会、公益社団法人日本水環境学会 |
■ アクセス
- 【新幹線】
- 盛岡駅より、徒歩約4分
- 【自動車】
- 東北自動車道 ・ 盛岡ICより、車で約8分
- いわて花巻空港より、車で約40分
■ 駐車場
盛岡駅西口地区駐車場(市営)448台
マリオス立体駐車場(市営)294台
◎開催内容・スケジュール
「第1部」13:00~14:25
開催挨拶
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主催者挨拶
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独立行政法人
石油天然ガス・金属鉱物資源機構
[JOGMEC]理事長
細野 哲弘
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開催地 代表挨拶
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関連団体挨拶
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基調講演
● 旧松尾鉱山の鉱害防止事業について
-北上川清流化へのあゆみ-
● 山と川、地球を守るということ
-我が国の金属鉱山とその環境保全の取り組み-
● SDGs、カーボンニュートラルからみる「水」の問題
-SDGsを踏まえた将来の鉱害防止事業の在り方-
早稲田大学理工学術院 創造理工学部 教授
所 千晴
「第2部」14:35~16:00
パネルディスカッション
早稲田大学
理工学術院創造理工学部
教授
所 千晴
一般社団法人いわて流域ネットワーキング
代表理事
内田 尚宏
モデレーター
IBC岩手放送アナウンサー
神山 浩樹
新型コロナウイルス感染拡大
防止対策ご協力のお願い
シンポジウムの開催にあたっては、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策室の
ガイドライン等に従って感染症対策を徹底いたしますが、
参加される皆様におかれましても、感染拡大防止にあたりご協力をお願いいたします。