リリーッス!あなたのポケットモンスター・サオリリスです。

{2E08C28E-0368-4EED-8BE3-72FB8E04C535:01}

昨日のイベント「dametunes」での『スナックさおり』は演歌を中心にお送りしましたが、
中でも、鳥羽一郎の【兄弟船】が意外な盛り上がりを見せたのに驚きました。なぜなのか。
9月頭から読んでいた水木しげる著『水木サンの幸福論』読了しました。9月は、読書より睡眠を優先して過ごしたため、少し時間がかかってしまいました。
水木しげるがどんな人物か、一冊でわかる良い内容の本でした。おすすめします。
iPhoneの新機種の発表があるたびにソレを求めいち早く得たり、今使ってるものがまだ使えるのに機種変するのが当たり前。
流行もアニメ番組も2.3ヶ月で変わり、常に新しいものを追いかけ続けなければという意識的か無意識的にか脅迫観念にかられ、
自由や個性を求めるあまり執着し、余計にそれらを見失い、やりたいこともわからなくなり、夢より安定に憧れ、
いつの間にかどこか寂しく、苦しく、悩み、生きづらくなってしまった現代人にぴったりの本だと思います。
スピード感や未来感って、必要な場合もあるけれど、この本に書かれてる「水木サンのペース」(マイペース)で生きるのも必要だと感じました。今だからこそ。
先日の岐阜からの帰り、スタッフさんが電車のチケットを購入してくれている間に、駅の本屋に行って、またまた本を二冊購入しました。
一冊は、先日芥川賞を受賞された柴崎友香著「春の庭」。
柴崎さんは、元職場である大阪のdigmeoutのマスター古谷さんのご友人ということで、以前から存じ上げていたのですが、この度芥川賞を受賞されたと聞いて驚きました。
柴崎さんは町の描写を、建物の構図、見える風景など繊細に描き、その町の空気までをも表現されるという作風で有名ですが、
『春の庭』も、本を開いた瞬間に、舞台となる町の風が吹き肌を伝うような文章から始まります。
まださわりを読んだだけですが、とても楽しみです。
もう一冊は、瀬戸内寂聴・堀江貴文著『死ぬってどういうことですか?-今を生きるための9の対論-』。
お二人の対談を本にしたものですが、なんだかすごい二人だなと思い気になって読み始めました。
寂聴さんの想いあってのキャスティングのようですが、どちらも人並みから(少しかそれ以上か)外れた経験をお持ちだし、極みに近い方々(に見える)ので、はじめからテーマも内容も壮大で深いです。
「死ぬってどういうことですか?~いつかは死ぬ。死ぬことを考えたら生きることが見えてくる~」が第1章。
中身も宇宙だとか次元だとか、哲学や理論、当然宗教の話から、知人やご自身の体験談、盲腸や疱瘡の話まで色々です。
これが、たった30P(今までで読んだページ)に詰まっているんだからたまりません。この先どんな話が繰り広げられるんでしょう。不安でワクワクぞわぞわします。
本はいいです。飽き性だし読むのが得意じゃないから読みかけだったり、買っただけだったりするけど、好きです。
ただ、出張の度に、暇な度に、本を買ってしまう癖には、我ながら困ってます。
東京に引っ越してからは、本棚の無い家に住んでいるので、それらの置き場にも困ってます。