2022.09.03
# 医療・健康・食 # 中国 # 不正・事件・犯罪

「日本人を道連れにしてやろうぜ」…東京・池袋でHIVをバラまく中国人たちが言い放った、ヤバすぎる「悪意と手口」

週刊現代 プロフィール

HIVに感染していると認識したうえで、故意に第三者にうつす行為は、傷害罪にあたる。実際'17年に、イタリアでHIV感染者であることを隠し、意図的に50人以上の女性と性的関係を持った男性が合計32人に感染させてしまった事件が起きた。その際、彼は懲役24年の実刑判決を受けた。

しかし、今回、カレンさんやミレイさんは同意の上とはいえ、違法なサービスをしていた後ろめたさもあり、警察や弁護士に相談できずにいるという。

何より危惧すべきは、この事件をきっかけに日本でHIVが拡大する可能性があるということだ。

 

「風俗店でHIVが拡散するリスクは十分にあります。拡散スピードや規模よりも、感染者が無症状期間のあいだ、知らず知らずのうちにHIVを客などの第三者にうつしていってしまうほうが危惧するべき状況と言えます」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏)

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カレンさんとミレイさんは最初に中国人を客に取った1月から半年にわたり、出勤を続けていた。いずれも週3~5回のペースで一日平均、5人以上の客を取っていたので、二人でのべ1000人以上の客を取ったことになる。

その客たちが、別の風俗店を使っている可能性もある。さらに恋人や妻、愛人などと、気付かないまま性交することもあるだろう。まだ気付いていない人がほとんどだが、水面下でHIVの感染拡大が始まっている可能性が高いのだ。

「感染がわかってから、まともに眠れていません。おカネが貯まったら、風俗を辞めるつもりでした。普通に結婚して、子供も欲しいと思っていた。でもHIVに感染していることをわかったうえで結婚してくれる人なんているでしょうか……」(前出・カレンさん)

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