名古屋市の裁判準備遅れ期日取消

2022/09/02 16:22

 名古屋市役所

 名古屋市で2018年、市立中学1年の斎藤華子さん=当時(13)=が自殺したのは、学校がいじめを防ぐ安全配慮義務を怠ったためだとして、両親が市に損害賠償を求めた訴訟で、代理人の委任状提出など市側の裁判準備が遅れた影響で、名古屋地裁が、6日に予定されていた第1回口頭弁論の期日を取り消したことが2日、分かった。

 父信太郎さん(50)は「市側から遅れたことに関する説明は一切ない。無責任な対応で、怒りを通り越してあきれる」と話している。
 取材で、裁判準備が遅れた理由を問われた市の担当者は「内部調整に時間がかかったため」と答えた。

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