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2022年9月3日 5:02

組織委元理事「KADOKAWA」も仲介か、夏野剛社長が取材に応じる 東京五輪・パラ汚職

組織委元理事「KADOKAWA」も仲介か、夏野剛社長が取材に応じる 東京五輪・パラ汚職

東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、受託収賄の疑いで逮捕された組織委員会の元理事・高橋治之容疑者が、出版大手「KADOKAWA」がスポンサーに選ばれるよう組織委員会側に働きかけた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。

「KADOKAWA」はスポンサー契約後、高橋容疑者の知人が経営する会社に、コンサルティング料としておよそ7000万円を支払ったということです。

「KADOKAWA」の夏野剛社長が3日午前、取材に応じ、当時、自身は社長ではなかったとした上で、次のように語りました。

──当時、オリンピックのスポンサー契約に関連し、「KADOKAWA」が高橋容疑者の知人の会社にお金を支払ったことは?

「スポンサー契約が成立した後の話」

──高橋容疑者側から便宜図ってもらったことは?

「関係者は『ない』と言っている」

──元々、五輪の事業に携わりたいと「KADOKAWA」が思っていた?

「そういうことじゃないと聞いている。電通のほうから『出版の枠で応募しませんか』という話が来たという風に聞いている」

──今回のオリンピックのスポンサー契約に関して問題はなかったと?

「(問題はなかった)と、我々は思いたい。検察の捜査に任せる」

──スポンサー契約で不正はなかった?

「それは分からない。ヒアリングもして調査もしているが、当時の関係者は『(不正は)ない』と言っている。それは会社としての意見ではない」

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