女神「勇者なんているわけないじゃん!それ全部みんなの幻想だから!」   作:うつせみ

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勇者様の考察スレ

1:賢者

このスレでは勇者様の考察を行います。

活躍を集め、

偉業を讃え、

存在を証明しましょう。

あの憎き女神を論破するのです。

 

2:名無しの市民

勇者様なんているわけない!

 

3:名無しの市民

いるよ! 俺たちの心の中に!

 

4:名無しの市民

はい論破来ましたああああ!

 

5:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ!

 

6:名無しの市民

早えよ!

 

7:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ!

 

8:名無しの市民

女神ならこれでRONPAできる

 

9:名無しの市民

あいつ実はチョロいしな

 

10:名無しの市民

何なら釣られて「私の心の中にもいるっ!」とか言い出す

 

11:賢者

はい、実に見事な論破でした。

では続けて勇者様の考察をお願いします。

 

 

 

312:名無しの市民

お題、勇者様って何なの?

 

313:名無しの市民

謎のベールに包まれた至高のお方

 

314:名無しの市民

人類の最終兵器

 

319:名無しの市民

英雄の中の英雄

 

320:名無しの市民

勇者様「退がれ! あとは任せろ!」

全人類「はい勇者様!」

 

322:名無しの市民

濡れずにはいられない

 

330:名無しの市民

でも主武装は手刀

 

331:名無しの市民

鎧を着ずとも当たらねばどうということはない

 

333:名無しの市民

武器も防具もない

実は貧乏

 

338:名無しの市民

>>333

は? 世界が丸ごとお財布やぞ?

 

342:名無しの市民

全人類「ここの支払いはお任せください!(バリバリバリー)」

勇者様「……むしゃむしゃ、ごくん」

 

344:名無しの市民

勇者様に貢献できる唯一の手段

 

347:名無しの市民

このお陰でジーディーピーが上がった説好き

 

348:名無しの市民

出たよ謎の女神語

 

350:名無しの市民

聖職者でも解釈できない言葉

 

351:名無しの市民

流れ的に勇者様への貢献度とかでは?

 

351:名無しの市民

でも勇者様がいない頃からたまに言われてたぞ?

 

352:賢者

おそらく生産力のことではないかと

 

353:名無しの市民

賢者さまおつかれっす!

 

356:名無しの市民

いつもお世話になってます!

 

359:名無しの市民

生産力かー、なら分かる

 

361:名無しの市民

解放された土地の奴らは死ぬほど働くようになるからな

 

362:名無しの市民

ぶっちゃけ魔族の支配下にいた頃より働いてる

 

364:名無しの労働者

俺も頑張って働いて勇者様に貢ぐんや……

 

368:名無しの貴族

皆の者ご苦労であった!

では私が代表して財布をまとめて持って行こう

 

370:名無しの市民

うっせ、だまれ!

 

373:名無しの市民

大商人「まいどありー(無表情)」

 

品物を手配するのはいつもの商人さん

 

375:名無しの労働者

その品を作っているのは何を隠そうこの俺なんだよなぁ

 

376:名無しの料理人

最終的に感謝されるのはいつも俺だけど?

 

377:名無しの軍人

ね、いつもありがとうって言われてる

 

378:名無しの市民

だまれよ宴民!

 

380:名無しの軍人

世界統一軍では常に新たな人材を募集しております

勇者様に感謝される日々をともに送りましょう

 

382:名無しの労働者

……俺、参加したいかも

 

385:名無しの軍人

あ、労働者の方は居住地を離れられないので無理です

 

388:名無しの労働者

世界統一軍なんて無かったわ

 

389:名無しの市民

所詮は勇者様を応援し隊

 

390:名無しの市民

ただの宴民

 

391:名無しの軍人

そんなぁ……

 

 

 

475:名無しの市民

勇者様って人間なの?

 

477:名無しの市民

人間じゃないなら何だよ?

まさか魔族とでも言うつもりか?

 

480:名無しの市民

魔族よりずっと強いのに魔族なわけないじゃん?

人間と虫くらいの差があるんだぞ?

 

486:名無しの市民

>>480

人間と虫くらいって

それ魔族と人間の差じゃね?

 

487:名無しの市民

だからそう言ってんじゃん?

……ん?

 

489:名無しの市民

勇者様は人間だけど魔族より強いんだよ

その理論だって既に有志の情報提供によって解明されてる

 

490:名無しの市民

いっぱい足を動かせば魔族より速く走れる

 

491:名無しの市民

いっぱい腕を動かせば魔族より速く攻撃できる

 

492:名無しの市民

いっぱい力を込めたら魔族もスパーンってなる

 

493:名無しの市民

以上、勇者様による楽々魔族の倒し方講座でした

 

496:名無しの市民

>>490

>>491

>>492

ほら、魔族じゃないじゃん?(震え声)

 

498:名無しの市民

このどこに魔族を否定する要素を見出したんだ……?

 

500:名無しの市民

全ての動作で魔族を上回る超人類ですし

 

501:名無しの市民

いっぱいの常識が壊れるようだ

 

502:名無しの市民

で、人類なん?

 

503:名無しの市民

……たぶん?

 

504:名無しの市民

おれ勇者様が死ぬとこ見たことないから違うんじゃね?

 

507:名無しの市民

死なないから人間じゃないとか

いきなり魔族裁判始めんなよ

 

510:名無しの市民

他でもない勇者様がそういうのやめようって言ってたじゃん

 

511:名無しの市民

そうだぞ、魔族だって一応死ぬんだぞ!

(なおその後、しれっと魔界で復活する模様)

 

512:名無しの市民

勇者様「見ろ、伝承で語られていた通り、白木の杭を胸に突き刺せばこいつらだって倒せるんだ!」

 

514:名無しの市民

稀にあった勇者様の魔族討伐レクチャー

 

515:名無しの市民

いやそれ、ただそこに生えてた柵を引っこ抜いて刺したら死んだってだけですよね?

 

516:名無しの市民

伝承て……勇者様それただの女神の創作です

 

518:名無しの市民

平和な頃の女神の妄想を信じてた勇者様えらい

※女神の創世記

 

520:名無しの市民

>>512

魔族「心臓に杭が刺さったら誰でも死ぬわ!」

 

522:名無しの市民

心臓複数ある魔族もいますし

 

523:名無しの市民

勇者様は死ぬまで刺す定期

 

529:名無しの市民

>>523

魔族「死ぬまで刺されたら誰だって死ぬわ!」

 

530:名無しの市民

勇者様は死なない定期

 

532:名無しの市民

魔族は死ぬ

勇者様は死なない

結論、勇者様は魔族じゃない

 

540:名無しの市民

そもそも勇者様は食べ物を口にするから

 

541:名無しの市民

美味しそうに食べるよな

 

544:名無しの市民

あとたまにお腹鳴らして恥ずかしがってる

 

545:名無しの市民

ほっ、よかった……

勇者様は人間だった

 

548:名無しの市民

人間のハードルが驚くほど低くて笑う

 

550:名無しの市民

勇者様は名誉人類だから

 

 

 

763:名無しの市民

勇者様も昔は武器を使ってたんだよね

 

765:名無しの市民

そう

剣とか旗とか野菜とか色々使ってた

 

766:名無しの市民

武器……?

 

770:名無しの市民

あれ落ちてるものを拾って使ってたんだよ

昔は戦場に剣がよく落ちてたから剣を持ってただけ

最近は何もドロップが無いから手刀オンリー

 

774:名無しの市民

>>770

よかった……

もう剣(人間の死体)が落ちてるような戦場は無いんだね

 

775:名無しの市民

ああ、勇者様を讃えよう

 

776:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ!

 

780:名無しの市民

今では代わりに無(魔族の死体)が落ちてる

 

782:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ!

 

787:名無しの市民

>>780

魔族は魔法主体だからね

というかあいつら服すら着てないのが多い

 

790:名無しの市民

勇者様にドロップも落とさんとか魔族は嫌がらせしかしないな

 

791:名無しの市民

な、懐に弁当忍ばせてる人間(死体)を見習えよな

 

794:名無しの市民

>>791

勇者様ってそういうところアグレッシブだよね

 

800:名無しの市民

>>794

死してなお勇者様の腹を満たせるなら彼らも本望だろう

 

805:名無しの市民

……魔族でも石とか棒とかならかろうじて落ちるよ?

 

808:名無しの市民

>>805

混乱するからやめろ

単純に石や棒より手刀の方が強いし

 

810:名無しの市民

石(ゴーレム)や棒(トレント)より強い手刀って何なんですかね?

復興の建材としてむっちゃ頑丈に使われてるんですけど

 

812:名無しの市民

でもそいつらだって、その辺に落ちてた旗とかで刺し殺せる柔さやぞ?

 

815:名無しの市民

何なら萎びた野菜で殴り殺してた日もあった

 

816:名無しの市民

勇者様のことでなければ嘘にしか聞こえないほんとの話

 

817:名無しの市民

戦場のあらゆる物を活用する勇者様殺法は勇者様を語る上での必須知識だから

 

818:名無しの市民

どう考えても手刀の方が強いのに……

 

822:名無しの市民

俺知ってる

あれは勇者様なりの弔いなんだよ

戦死者から剥ぎ取った剣を敵にぶっ差して

「……仇は討てただろうか」

って呟いてるところ見たことある

 

823:名無しの市民

さす勇者様

 

824:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ

 

825:名無しの市民

濡れるわ

 

826:名無しの市民

わざわざ野菜で死ぬまで殴ってたのはそんな理由が……?

 

830:名無しの市民

勇者様「亡くなった人の為に! お前が、死ぬまで、殴るのをやめない!」

魔族「もうやめて!」

野菜「もうやめて!」

 

831:名無しの市民

野菜生える

 

832:名無しの市民

勇者様「……!?(ガタッ)」

 

835:名無しの市民

(このお野菜は戦闘終了後に勇者様がおいしく召し上がりました)

 

836:名無しの市民

……ん、まさかのお料理やった?

 

840:名無しの市民

>>836

農民を弔うつもりで作物引っこ抜いて殺しに行ったものの

きちんと食べてあげるのが本当の供養なのではと思い直して

ちょうどお腹も空いてたからご飯にしたのでは?

 

843:名無しの市民

でも見てたら魔族ごと食ってたぞ?

調味料ふりかけてた

 

844:名無しの市民

わお、ワイルド

 

845:名無しの市民

濡れるわ

 

846:名無しの市民

ちょっと量を足したんやな

 

849:名無しの市民

生かじりでなくちゃんと料理して食べる勇者様えらい

 

850:名無しの市民

これにはお亡くなりした農民もにっこり

 

851:名無しの農民

全俺が泣いた

 

852:名無しの市民

勇者様バンザイ! 勇者様バンザイ!

 

860:名無しの市民

あの人、行動の節々が並みの聖人を超越してるんだけど何なの?

 

861:名無しの市民

勇者様だよ

 

862:名無しの市民

全人類が惚れた英傑

 

864:名無しの市民

何なら女神も惚れ込んでる

 

865:名無しの市民

世界各国の姫君を嫁にしてる伝説は並みじゃねえ

 

867:名無しの市民

嫁にしてる(一度も顔を合わせたことがない)

 

868:名無しの市民

当の勇者様はおそらく認識すらしていない

 

870:名無しの市民

戸籍上のお嫁さん(笑)

 

871:名無しの聖職者

配偶者の欄に『勇者様』と記名されている婚姻届は全て不受理にしています

毎日大量に出されていますがやめてください

 

872:名無しの市民

ちーっす

 

873:名無しの市民

今日も残業頑張って^^

 

875:名無しの聖職者

残業ならいくらでもしますので

とりあえず聖剣を処理する時間をください

 

877:名無しの市民

あれ無理やろ

俺も行ったが欠けさせることすら出来んかった

 

879:名無しの市民

土台までもが不思議な力で守られてるしな

 

880:名無しの市民

床に『この剣は勇者様と関係ありません』って彫るのが精一杯

 

885:名無しの市民

女神「……私の仇も聖剣で討ってくれてもいいんだよ?」

 

886:名無しの市民

断固として拒否

 

889:名無しの市民

仇も何も、お前のほほんと生きてるじゃん?

 

890:名無しの市民

そういや勇者様って

女神にはほんと塩ムーブだよな

人類に対しては本当に聖人が霞むくらいなのに

 

892:名無しの市民

女神「勇者様っ! 勇者様っ! 聖剣作ったからよかったら使って!」

 

そしてガン無視して最前線を突き進む勇者様

 

893:名無しの市民

そら後方に武器を取りに戻るくらいなら前に進むわ

 

894:名無しの市民

こうしている間にも人類は虐げられているんやで

 

899:名無しの市民

あれ神殿にある聖剣は抜け殻で

実体は勇者様の手に宿ってるとかはないの?

 

900:名無しの市民

手刀(聖剣)……?

 

901:名無しの市民

いや、女神が絶望告げるマシーンやってた頃から手刀は使ってたからそれはない

 

902:名無しの市民

手刀(オリジナル)

 

904:名無しの市民

元から持ってたんだよなぁ

 

905:名無しの市民

持って、た……?

 

906:名無しの市民

持たないから手刀なんだよなぁ……

 

908:名無しの市民

勇者様は貧乏

 

910:名無しの市民

>>908

全人類がお財布だって言ってんだろぉ!?

素直に貢がせてくれよぉ!

 

911:名無しの市民

そうだそうだ!

 

912:名無しの市民

女神「そうだそうだっ!」

 

913:名無しの市民

>>912

お前はダメ

 

 

平和な時代に神殿を介して広まった物語。恐ろしき怪物に脅かされる人々と、孤立無援にも関わらず人々を救おうとする勇者などが語られ、当時は人気を博していた。女神が勇者の存在を否定してからは妄想として扱われている。




【掲示板】
 賢者さまお手製。
 謎の技術でステータスシステムをハックして全人類に実装された。
 勇者様の存在を知らしめるのが主目的であったが、当の女神があっさり認めたため、空回りしてひたすら勇者様を讃える場と化した。
 魔族の支配下にあるとステータスを開いている余裕がないので、必然的に解放された市民が参加している。
 もちろん嫌がらせとして女神にも公開されており、住民の間で女神を扱き下ろすことは暗黙の了解になっている。


【賢者さま】
 掲示板の管理人。
 女神より賢き者。
 全人類が女神を見限ったあの日、勇者様を支持した聖女が女神に破門された折に、この世界ではクラスを失った方が制限から解かれ自由度が高くなることに気付き、自ら加護をぶん投げて聖女と勇者様の支援を始めた。
 ステータスシステムに介入して掲示板を構築し、数多の市民の賛同の元に勇者様の存在を突き付け、女神にざまぁする策を練っていたが、颯爽と手のひらを返して勇者様賛美を書き込んでいる女神に敗北を味わった。やはり人の身では女神(のメンタル)には勝てないのかと悔しんでいる。
 ちなみにこの世界において賢者というクラスは用意されていない。

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