MUSE ON ICE 展覧会
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写真提供:ORITA Yoshitaka / Y田さん
ド ン ★
伊藤です!!!!!!!
2022年4月16日〜5月8日までGallery SUGATA Kyotoで出版記念展を開催させて頂きました。
このような素晴らしい立地で企画をしてくれたGallery SUGATAさんを始め、トルソーをお貸しだし頂いた大洋工芸社様、作品集を刊行してくださったGB出版社様、そして衣裳を貸して下さったスケーターの皆様に感謝申し上げます。
〜陽が沈み 静かに佇む 宝玉かな〜 伊藤のいい加減な俳句
期間中、約3000人の方がご来場してくださいました。
テレビや雑誌でもディテールを見る事は出来ますが、やはり肉眼の方が素材の質感やストーンの輝き、衣裳の素材感がより解るかと思います。
下記、会場風景を掲載しております。
↓入り口そばで悠良さんの衣装がお出迎えしてくれました。
「ラストエンペラー」
黒から紫の高貴な色、モチーフの組み合わせと刺繍に拘った衣装です。
今回の展覧会のDMでもこちらの衣装の写真を使用させて頂きました。
荘厳なギャラリーの空間にぴったりです。
悠良さんからは、美しい紫色の胡蝶蘭を頂きました。
↓会場を入り、右手に参りますとかなだい様の「ラ・バヤデール」です。
今回、衣装配置に悩みましたが、合わせ鏡のように新旧衣装をまとめて展示いたしました。
※こちらのメンズトルソーは私物です。既成のトルソーだと衣装がピッタンピッタンに…
↓向かいの然花抄院さんで衣装を眺めながら休息できますのよ。優雅!!
皆さんスカートの素材とパンツの膝(!)を熱心に見ていました。
スカートの素材は元々ラメが入ったシホン素材です。氷上からは全く見えませんが。
髪飾りはtiara worksさんにお願いしてます。
↓さらに進むとお花ゾーンが見えてきますよ。
今井遥さん「恋人たちの夢」
2014年に初めて製作した競技用衣装。この衣装がきっかけでオーダーが増えました。
自分で言うのもなんだが遥ちゃんにとても似合っていたと思う。
松田悠良さん「イマジン」
ネモフィラの花畑と空が繋がったイメージ。
花びらをひたすら作り縫い付けていきました。
↓チームココからもお花をいただきました。
衣装に合わせて、美しい色の花たちです。
皆さん熱心に「此の着物デザインはどうやって着脱しているのか」探っているようでした。
柄はプリント、流れるようなシルバーのラインは箔加工。
ココ組の次に永井優香さんの「エリザベート」があったのですが、私の写真でご紹介します。(というか展示中に自前の一眼レフ持っていくの忘れて全然写真撮ってなかったという痛恨のミス)
繊細なレースにシシィスターを表現しました。展示中にご本人様も降臨してくれました。
三原舞依さん「I Dream a dream」
レース引き千切りマンと化す。
↓中国からわざわざ衣装を送ってくれましたボーヤン先生。
エアブラシの染色にとても気を使った衣装です。
ボーヤンのトルソーも私物です。
新葉さんギラギラコーナー。
他の選手とはまた違ったデザインを製作させてくれます。個人的にもお気に入りの衣装が沢山ある。Wakaba Higuchi衣装展やりたいです。
宮原知子さん「蝶々夫人」
パールとスパン刺繍をふんだんにいたしました。
白の飾りは氷上からだとあまり見えないので、こうして展示することによってディテールがはっきりわかります。
白岩優奈さん「亜麻色の髪の乙女」
こちらも私の写真でご覧ください。遥ちゃんの「恋人たちの夢」もそうですが、乙女心をくすぐるデザインなのかもしれない。お気に入りの1着です。
↓こちらは別の展示スペースです。
主にデザイン画と残布を展示しています。
鍵山選手のグラディエーターのデザイン画がチラ見えしてます。
本当は鍵山選手の衣装も展示したかったのですが、あいにく別のところで展示をされていました。この空間と、皆の衣装と展示できなかったのが心残りです。
↓羽生さんのoriginです。
手袋もちゃんとはめてます。やはり私物のトルソーです。
皆さん羽根がくるくるしているのが気になっているようでした。
全然関係ないけど、服飾友達からは特に好評の衣装でした。
背後に私がいてすみません。
此の展覧会を通して、
私の衣装に対する熱量とLOVEを感じて頂けたかと思います。
私自身、見ていて胸が熱くなりました。結構作ってたな自分!?
少し自分を褒めてあげました。そしてもっと挑戦したいと思いました。
ご来場して頂き、衣裳を見て下さり本当にありがとうございました。
スケーターから頂いた美しいお花たちです。ありがとうございました!
改めて、ご尽力・ご協力をありがとうございました!!!
🙇♂️
★
以下から非常〜〜に個人的な日記となっております。
出来るだけマイルドに書いたのですがテンションがどうしたのかな?
いやぁ〜〜〜〜〜〜
気付いたら夏ですね!!!!!!!!!
もう皆とっくに展覧会のことなんぞ忘れているだろう!!!!
だってもう8月だしアイスショーもあるし新しいシーズン始まるし新しいニュースが目白押しなのに今更展覧会の話とか草も生えないむしろ枯れる、暑さで。
でも私は今でもあの京都での日々を時々思い出します。
〜贈る言葉〜
美味しかった〜
カステラー!!
…
新幹線で完食した〜
お菓子ー!!
…
疲れが吹き飛んだ〜
アイスと白玉!!
…
全て美味しく〜
頂きました!!
((ご馳走様でした🐷🐷!!))
然花抄院様クオリティ
((クオリティ!!))
なんか楽しすぎて京都にアトリエ移そうかなって本気で思ったよね。
処刑場を散歩してお蕎麦食べて・・・(うっまぁ)
唐揚げが美味しすぎてめっちゃ食べた。
(顎が弱くても食べれると定評)
THIS IS ANOTHER SKY KYOTO.
食べてばっかりだな。
来場者の方達にも「なぜ京都で展覧会?」と沢山質問されました。
結論から言うと、私の好きな作家さんがSUGATAさんで展覧会をしていて、そこに私が足を運んだことがきっかけです。
その作家さんとは…
ドゴドゴドゴドゴ………
(ドラムロール)
ドドン★
泣く子はもっと泣く!!!!
丸
★
尾
★
末
★
廣
FUuuuuuuu!!!!!!!!!!🤘
笑う吸血鬼の原画が欲しいとごねてすみませんでした。
ところで、「丸尾末広」と「丸尾末廣」の表記の使い分けをしてるの知ってた?
漫画のときは「広」、画集のときは「廣」なんだよ!!!!!!!知らなかったでしょ!!!!!!ノリで変えてるのかなって思ってましたすみません。
丸尾さんの話になるとこの記事よりも長く書いてしまうのでまた別の機会にしておきます。1冊ずつ感想文書いちゃうから…。ちなみに丸尾さんの展示の翌週は山本タカトさんの展示であやうく京都が魔境になるところだったな。
仮にこのお二方が同じ空間で展示会をしようものなら魑魅魍魎が集まるブラックホールと化して阿鼻叫喚の地獄絵図が広がるに違いない。きっと私は木っ端微塵になってしまう。
※この絵は縁あって私の手元にお越し下すってくれました。ありがてぇありがてぇ。
話しが脱線しましたので戻ります。
そもそも私は以前から自分の展覧会をやりたいと思っていました。
物作りをしていたら「自分の個展を開きたい」と思うのは当然のことだと思います。
ただ、1人で会場の・設営・衣裳の運搬・トルソーの手配・それらを準備するための資金を用意するのは不可能だったため(通常の仕事さえ1人で出来ない)
私は何社かに展覧会の提案をしました。
当然乗ってくれる訳もなく…自分が会社側だったら同じように断っていたと思う。
選手がいないと成り立たない事は自覚していたものの、その時はなぜかとても悲しくて悔しかった訳ですが…。
自分が作る衣装には価値がなく、選手が着た瞬間に価値が出るんだなと。
ん〜〜〜〜
ポ ジ テ ィ ブ ★
そんな訳で明くる年の3月にひょんなことでまたギャラリーに立ち寄ると、
キュレーターのIさんが
「伊藤さんの個展をやりたいのですがどうでしょうか」
と企画を提案してくれた。
ほほん!?此奴は髙速の光回線とやらを使つて妾を調べていたらしひ!
私は冷静を装った。そう、いたって冷静に、
「いいお話ですけどね〜〜どうでしょうね〜〜〜」
嘘だ。秒速でOKした。
めちゃめちゃテンションブチ上がってクソキモいドゥフフ笑いをした。
「えっドぅフォウいy今mらさんぢえおじぇ0yふd」
Iさんは私の言葉を理解してくれた。
ただの優しい人間だった。
でも本当に、もう自分の個展なんて夢の夢かと思っていたので、
こんなタイミングで、しかも此の素晴らしい所で!
好きな作家さんと同じ所で展覧会ができるなんてオギャア。👼
準備から設営から運営まで9割SUGATAさんがやってくれました。
いやほんと何から何までお世話してくれて有難うございました。
両膝が砕けているGB出版のYさんも休日なのにお手伝いをしに来てくれた。
両膝が砕けているのに。
自分1人では到底出来ないことを
色んな人の助けで実現させて貰ったんだなと、本当に実感しました。
また此のお2人と一緒に何かが出来るように、
仕事を頑張らないとな
3人での記念撮影だお🫶
誠にありがとうございました。
🙇♂️