六川亨
著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

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公開日: 更新日:

 1960年代末の頃の話ーー小学6年生の筆者は、自宅から30分くらいのところにある巣鴨駅北口に向かって何度も自転車を漕いだ。JR山手線の線路沿いに三菱所有のグラウンドがあり、塾をサボっては三菱重工サッカー部の練習を見にいくためである。

■ 大胆不敵なことをやってのけた

当時はもちろん土のグラウンド。それもグチャグチャだった記憶がある。帰りには駅前の「コメット」というゲーセンでピンボールに興じたものだ。その後は中学、高校、大学とサッカーにハマったものの、情報はサッカー専門誌か東京12チャンネル(現テレビ東京)が放映していた「三菱ダイヤモンドサッカー」しかなかった。

 テレビ番組最後のプレゼント企画の告知が懐かしい。ハガキで応募するとYASUDAのサッカーボールやadidasのスパイクが当たるコーナーがあり、何枚もハガキを書いたおかげか、中学3年の時に本革の5号球「イレブンスターズ」が当選! 本当に嬉しかった。

 後年、カメラマンをやっている次兄の誘いもあり、俳優の大杉漣さん(故人)と新宿ゴールデン街のチーム「ホワイト・ドランカーズ」のチームメイトとなり、大杉さんも徳島在住時代にハガキで応募して「サッカーボールが当たって嬉しかったなぁ〜」と述懐していた。

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