悩めるママを「ワンオペ育児」から救いだせ!さあ、今こそ #リモートマン の出番だ!

悩めるママを「ワンオペ育児」から救いだせ!さあ、今こそ #リモートマン の出番だ!

悩めるママを「ワンオペ育児」から救いだせ!さあ、今こそ #リモートマン の出番だ!

最近、子育て中のママを中心に“こんな言葉”が広がりを見せています。

辛い、離婚、イライラ、限界……。

ひとたび“この言葉”をGoogleに入力すると、出るわ出るわネガティブな関連ワードたち…。みなさん、ご存知でしたか?

 「ワンオペ育児」とは?

「ワンオペ育児」関連ワード一覧
ワンオペ育児」とは、某牛丼チェーン店で行われていた「ワンオペ (※1) 」から派生して生まれた言葉で、両親のうちのいずれか(特に多くの場合「ママ」)が実質一人で育児に向き合わなくてはならない状態を指す言葉です。

(※1) ワンオペ :特に深夜の時間帯に従業員一人で接客から調理、提供などの店舗における一通りの業務を回し続けなければならないシフト体制のこと。

さて、この言葉が頻繁に使用されるようになってしまった背景には、どんな理由があるのでしょうか?

「自分が倒れたらこの子はどうなるんだろう…」妻が向き合う極度のプレッシャー

子どもイメージ画像

「ワンオペ育児」に関する記事をいくつか見ていくと、結局のところ問題となっているのは「夫が仕事で忙しく帰宅時間が遅いため、子育てに関してはほぼすべて妻が一人で担っている」というパターン。

そして、そこから来る体力・心理的な面での大きさな負担によって妻が疲弊してしまうという問題です。

実際、私自身、今まさに6歳児と0歳児を子育て中の身なので実感していますが、一日中子どもとがっつり向き合っていると、夜には他に何もする気力がないくらい体力を使います……。

そんなときでも、すぐ近くにパートナー(妻であれば夫、夫であれば妻)がいれば話は別です。少しの間代わりに休ませてもらったり、うまく行かないことがあれば相談だってできます。仮に不得意なことがあったとしても、お互いにうまくカバーし合えば何ら問題ありません。

そして何より重要なのは、その“今まさに大変”という状況を共有できているか、そうではないかという違いです。

これがあるだけでも、同じ「子どもがギャン泣きしている状況」でも精神的な負荷が違います。しかし、問題の「ワンオペ育児」では文字通り“一人ですべて”に対処しなければならないわけでして…。

「あれ、子どもが全然泣きやまない…。」「うわ、戻しちゃった…!?」「上の子も構ってあげなきゃ…。」「幼稚園で必要って言われたやつ、いつまでだっけ…?」「今日のご飯、何にしよう…?」「もし、この子の病気が移っちゃったら……。」

「ワンオペ育児」の状況下では、ある意味この不安定な精神状態をずっと一人で抱え続けなくてはなりません。そう、誰の協力も得られないまま。これが子育てにおける「ワンオペ育児」の怖さなのです……。

「子どもは好きだけど、仕事が忙しいし会社もなかなか理解してくれそうにない…」夫が抱えるもどかしさ

首を傾げる男性

さて、一方の男性側の視点で考えてみましょう。

まず、ここで言いたいのは、もしも読者の方で奇跡的にも「残業がほぼ発生しない会社」に勤めているという方、あるいは上司が「イクボス」で家庭の事情にも非常に理解があるという方、もしもそんな方がいらっしゃったら、ぜひ、そんな希少な環境下にいるということをブログ、もしくはSNSなどを使って発信してください!

これからはそういう企業が競合優位性を持つ時代です!


一方で、多くの方はこんなジレンマに陥っているのではないでしょうか。

「子どもは好きだしもっと関わりたいけど、今は仕事が忙しくて早く帰れない・・」「上司からは『家には奥さんがいるんだから問題ないでしょ?』」って思われてる。」「一人だけ早く帰るなんて職場の“空気”が許さない・・」

せっかく、子どものことに積極的に関わりたいと考える男性が増えているのにも関わらず、それが叶わない現状…。なかなか悩ましい問題です。

じゃあどうすればいいの? ⇒「リモートワーク」でしょ!

リモートワークのイメージ

やっぱり最も即効性があって、かつ改善効果が見込めるのは「夫が定期的にリモートワーク(在宅勤務)を取り入れること」ではないでしょうか?

 「リモートワーク」の導入であれば、調整次第では“明日から”でも導入が可能です!


まず、直近の対応として大急処置的にリモートワークを行う日を取り入れつつ、場合によってはそれと併せて別の方法も検討していく・・そんな手順で実行されてみてはいかがでしょうか?

もちろん、リモートワークには、仕事内容によっては向き・不向きがあることは承知の上です。

しかし、本当は実現可能なのに、色々な理由を見つけて導入することに向き合っていないという方は大勢いるはずです。家族に“しわ寄せ”が行く働き方、そろそろ見直してみませんか?

ちなみに・・・

今では偉そうに「リモートワーク」がどうこうと語っている筆者ですが、何を隠そう、私自身も以前までであれば口が裂けても「仕事と家庭の二頭を追う」なんて言えたもんではありませんでした。帰りが遅い自慢してもカッコ悪いのでさすがに割愛しますが…!(当時を無事に乗り切ってくれた妻と、元気に育ってくれた娘に感謝。。)

でも、やっぱりどこかで働き方に疑問に感じ、少しずつでも軌道修正を繰り返した結果、今では「週4リモート」という働き方にたどり着きました。(以前は「週2リモート」。)

参考:【TRY企画】「週2リモート勤務」を始めて2ヶ月経って思うこと ── 在宅系パパの毎日

もちろん、今後また少しずつ状況に合わせて変化していく可能性はありますが、今はこの働き方がわりとしっくりきています!

「周りのみんなはちゃんとしてる」「昔はそうやってきたから」そんな言葉が逃げ場を失わせる

加えて、少し脱線しますが大事なこと。

普段生活する中でいろんなタイプのママを見てきましたが、特にマジメで頑張り屋さんなママほど「周りのみんなも頑張ってるから、これくらいは…」と、自分ひとりで抱え込んでしまう傾向があるように感じます。

もしもそんな心当たりがある方は、ぜひこちらの書籍を一読されてみてください。たくさんの「しなくていいこと」が見つかり、肩の荷が少し軽くなるかも知れません。


そしてもう一つ注意しておきたいのが、身近な場所から何気なく発される「昔はみんなそうだった」という言葉。

自分たちよりも上の世代、祖父母やそのさらに上の世代の人から見ると、「そんなの昔は当たり前。みんなもやってきたんだから甘えないの!」なんて声が聞こえてきそうです。(理解があり、そんなことを言わずに助けてくれる祖父母ももちろん大勢いますよ!我が家しかり。)

しかし、これに関しては「完全スルーでOK」です。なぜなら、当時と今とでは時代背景がまったく違う上に、「自分たちが苦労したのだから、次の世代の人たちも同じでいい」というのはあってはならない考え方です。

大の大人がするべきことは、「いかに自分たちが苦労してきたことを、次の世代へと持ち越さないように考えて、行動すること」です。

最後に伝えたいこと

「前年と比べて◯◯%増の売り上げを達成した!」「コンバージョンを◯◯件達成して、クライアントの事業に貢献した!!」いずれも素晴らしい成果で、社会問題の解決に一役買っているのは間違いありません。

ただ、もう少しだけ、家庭の中で起こっている“問題”にも目を向けてみませんか?

自分の仕事に没頭するあまり、一番大切な存在が悲鳴を上げている現状に気づけないなんて悲しすぎます

そして、子育てに関していえば、「◯歳の息子・◯歳の娘」は“今だけ”です!来年楽しむことも、将来挽回することも叶わない期間限定の特権なのです。

仕事の問題にも家の問題にも、笑顔で現れ颯爽と解決していく。そんな「リモートマン」が世の中に一人でも多く増えることを願ってやみません。

執筆:たくみこうたろう(@kotaro53