【TRY企画】「週2リモート勤務」を始めて2ヶ月経って思うこと──在宅系パパの毎日

【TRY企画】「週2リモート勤務」を始めて2ヶ月経って思うこと──在宅系パパの毎日

【TRY企画】「週2リモート勤務」を始めて2ヶ月経って思うこと──在宅系パパの毎日

専用のタグがありながらも、2記事目以降が一向に更新されないじゃないか!という声が一部から上がっているFledgeメンバーによる働き方革命記、人呼んで「TRY企画」。

Fledgeオープン時に公開した「第一弾の記事」に続いて今回ご紹介するのは、私が8月から実践している「週2リモート勤務」の実態について。

「週2でリモート?なんだそんなことか・・」と思うなかれ!

当たり前のように「週5」で出社していた人間にとっては、週に2日間リモートデーを導入するだけでも大きく生活が変わったと言っても過言ではありません!

ここでは、そんな今まさに現在進行形で日々感じている、「週2リモート勤務」の実態について書いていきたいと思います。

【今回のTRY企画の概要】

<Before>
・月〜金の週5日出社

<After>
・火・水・金曜日はこれまで通り出社。月・木曜日を終日在宅のリモートワークデーに

なぜ「週2リモート勤務」を始めたのか?

そもそも、なぜそれまでの「週5出社」から「週2リモート勤務(残りの3日は通常通り出社)」に切り替えたのかというと、公私を含めてこんな理由があったからです。

(1)11月に迫る第二子の誕生を控え、妻の家事・育児の負担を極力減らしたい
(2)じーじ&ばーばに頼り過ぎず、家族だけでも家庭が回る体制を構築したい
(3)往復3時間ほど掛かる通勤時間をどうにかしたい
(4)会社がさらに遠くの場所に移転することを想定し、出社日を減らしても問題ないという環境を整えておきたい
(5)取材先企業のリモート話を見聞きしているうちに、自分でも実践してみたくなった
(6)将来リモートが必要になるメンバー(※記事末尾参照)のためにも、ツールを含めリモート環境を整えておきたい
(7)TRY企画のネタとしても記事にできる!

「週2リモート勤務」の中で地味に工夫したこと

今回の取り組みに際して、自分の中で実際に工夫してみたことがこちらです。

1.カレンダーには家のことも含めて細かくスケジュールを入力

当然、社内にいれば誰かが着席しているのか席を外しているのかは周りを見渡せば即座にわかります。

しかし、会社から離れた場所で仕事をしていると、こちらが今どんな状態なのか社内のメンバーにはわかりません。

そのため、まず工夫したのは社内で共有しているGoogleカレンダーに「子どもを幼稚園に送る」「夕飯&お風呂入れ」といった、仕事以外の家の予定も細かく記入したことです。

これによって、社内のメンバーは家で仕事をしている私の一日の予定がイメージしやすくなるのに加えて、いざ「オンライン会議が必要になった!」という状況でも、すぐにセッティングしやすい時間帯を見つけることができます

ある一日のスケジュール
ある一日のスケジュール

2.チャットで始業・終業のあいさつ

これは他のメンバーからのアイディアなのですが、リモートワークの日であっても通常の出社日と同様に、始業時・終業時には「あいさつ」をしましょう!というお話です。

とはいえ、当然リモートワークをしているとお互いに対面であいさつをすることができません。そのためチャット上で一言、始業時と終業時にあいさつをするようにしています。

▼始業時の例
始業時にあいさつをするをする例

▼終業時の例
終業時にあいさつをするをする例

また、これは毎回必須ではありませんが、特に朝のあいさつをする時には極力、その日の天気や自宅での様子など、突っ込みどころ、もしくは相手が一言言いたくなるようなプチ情報を加えるようにしています。

(これを書いた後に、「あ、これのことねw」と他のメンバーに思われるのが、今から少し気恥ずかしいですが・・笑)

それによって、チャット上で多少の絡みが生まれればいいですし、そうならなかったとしても、意識して多めに情報を発信することはリモートワーカーにとっては重要で、自分の存在感をなくさないためにも、積極的な情報発信を心がけています。

3.振られた話題は早めに返す

「リモートだから連絡が取りにくい・・」と相手に思われてしまう状況は可能な限り最小に留めておきたいところです。

普段、社内の連絡用に使用しているチャットワークは、PC上はもちろん、スマホでも通知を受け取ることができます

たとえば、リモートワークの合間に「子どもを幼稚園まで迎えにいく」といった予定があったとします。そんな状況でも、自分宛てにメッセージが届けば、スマホからの通知によってその存在を知ることができます。そのため返信が必要な内容であれば、その場でささっと返事を送ることもできます。

オンライン会議中の一コマ
オンライン会議中の一コマ

・・・とまあ、他にも自分の中で工夫したことはいくつかありますが、あまりにも地味な内容に終始してしまいそうなので、この辺で止めておくことにしますw

※追記
オンライン会議についてはこちらの続編「実体験から学びました!オンライン会議の成否を分ける、誰でもできるたった3つのコツ」もどうぞ。

「週2リモート勤務」で得られたメリット

 さて、ここからは「週2のリモート勤務」を始めて良かったなと思うことを紹介していきます。

1.通勤時間の削減

私は現在、会社に片道1時間半かけて出勤しています。つまり往復では一日に3時間ほどかかっている計算になります。

これが一週間、一ヶ月・・と積み重なっていくと、目眩がしてくるくらいの膨大な時間になってしまうのですが、リモートワークを導入することで、この時間が丸々浮くようになると、本当に大きな違いが生まれます。

まず、朝ゆっくり家族で話をしながらご飯を食べても普段より早めに仕事を開始することができますし、夜、もう少し仕事を・・という場合でも、帰りの電車を気にせず打ち込むことができます。

この、通勤時間がないリモートワークデーは、まるで一日の時間が延びたような感覚にさえなります。ビバ!リモートワーク!!

通勤イメージ
通勤、消耗しますからね・・。

2.家庭での家事の貢献度がアップ

(冒頭で書いたことなので、そろそろ忘れられているかと思いますが・・)今、11月に出産を予定している妻のお腹はかなりの大きさになっています。

そのため、ちょっとした荷物の移動や、洗濯機から洗濯物を取り出す、そしてそれを干す・・といった、日常のごくごく当たり前の動作が目に見えてしんどそうになってきています

また、子どもの幼稚園、習い事の送迎にも自転車が使えないため、歩いて往復するのもかなりの負担になっています。

そ・こ・で!週に2日だけでも家で妻の代わりとなることで、多少なりとも負担を軽減させてあげられているんじゃないかという実感があります。

3.平日に家族と一緒に夕飯をとれる、お風呂に入れる

普段、会社で仕事をしていると、平日に家族と一緒に自宅で夕飯をとったり、お風呂に入ったりするのは正直、不可能に近いなと思っています。

そこはリモートワークによって自宅で仕事をするようになれば、休憩のタイミングに合わせて一緒に夕食を取るなり、お風呂に入るなりといったことも普通にできます

それが週末だけなのか、平日にもチャンスがあるというのでは、まったく事情が異なります。平日、子どもの顔を見るのは寝てるときだけ・・なんて辛すぎます!!子どもはあっという間に大きくなっちゃいますよ!

自宅で作業をしている様子

おまけ:幼稚園のお友達に「(娘の名前)ちゃんのパパだ!」と言ってもらえる

私は「週2リモート勤務」を導入することで、子どもの幼稚園の送迎が定期的にできるようになりました。それによって、うちの娘と同じクラスのお友達から「誰のパパなのか」を覚えてもらうことができましたbigsmile

うちの娘の通う幼稚園では、大半はママが子どもを迎えに行くため、パパが迎えに来るということ自体が珍しいというのもあると思います。

必ずしも「幼稚園のお迎え=ママ」ではなく、「パパが来る家もある」ということを示すことができているのは、多方面に渡って色々と良い影響があるんじゃないかと思っています。

「週2リモート勤務」で感じた改善点

もちろん、この取り組みにだって改善点はあります。

1.細切れ時間の有効活用

週2のリモートデーでは、机に向かって作業している以外の細切れ時間がたくさん生まれます。

それこそ、子どもを迎えるために幼稚園に到着したあと、授業が終わって下校になるまでの待ち時間(5〜10分程度)や、子どもを習い事に送ってから迎えに行くまでの自宅にいる時間(1時間〜1時間半前後)など、いかに細切れになる時間を効率よく過ごせるかが重要になります。そしてそれに伴う頭の切り替えなど、今後大いに改善の余地が残っています。

2.仕事量と時間のコントロール

リモートワーカーの悩みの一つとしてよく挙がるのが、通常よりも「働きすぎてしまう」という点です。

他のメンバーとは違う状況にいるという状況や、リモートにしたからダメだったと言われてしまわないように仕事に集中する結果、必要以上に根を詰めて働きすぎてしまったり、仕事を切り上げるタイミングを失ってしまうことがあります

そこは1日、1週間、1ヶ月単位での仕事のスケジューリングが大切だなと痛感しています。

3.ON・OFFの切り替えと家族との意思統一

メリットの中で挙げた「家庭での家事の貢献度がアップ」の背中合わせの課題として、「仕事の合間の家事」をやりすぎると、「家事の合間に仕事」という状態になり兼ねないという点が挙げられます。

それはつまり、妻の視点で言うと「家に旦那がいるので色々と頼みたくなる」。子どもの視点で言うと「家にお父ちゃんがいるなら遊んで欲しい」となりがちです。

そういう意味では、「何時になったら休憩だから一緒にご飯を食べよう」「この時間は集中するから邪魔しないでね」など、一日のタイムスケジュールの共有、そして仕事のON・OFFの見える化、それに伴う自宅での作業環境作りが重要だなと感じています。

それ以外のところでは、「外出する機会の減少による運動不足」もあります。どうにかしなきゃ……laugh

「お菓子」は在宅系リモートワーカーにとっての天敵ですね…
「お菓子」は在宅系リモートワーカーにとっての天敵ですね…

さいごに

さて、今、まさにこの原稿を自宅で書いているように、私自身、引き続き「週2リモート勤務」を継続していこうと考えています。そのため、新たな気づきや振り返る機会があれば、ぜひまたその内容をお伝えしたいと考えています。

と、その一方で「たかが『週に2日リモート』くらいでなんで記事にする必要あるの?別に普通でしょ?」という声が挙がるくらい、リモートワーク、そして在宅勤務に対する理解が広まってくれれば嬉しいなと思います。