今の会社にいながら「好き」を仕事にする方法 ── 岡野純

今の会社にいながら「好き」を仕事にする方法 ── 岡野純

今の会社にいながら「好き」を仕事にする方法 ── 岡野純

岡野 純(おかの じゅん)

キヤノンITSメディカル株式会社勤務。マーケティング職の会社員として働くかたわら複業として漫画家の活動を行う。2児の父。著書に「マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門」「やる気クエスト」等。

現在東京の医療IT系の会社で、マーケティング職の会社員として働いています。そのかたわらで、プライベートではマンガでブログや本を書いたり…いわゆる「副業」という形で漫画家をやっています。

さてこの「副業」、徐々にいろんな会社が…


なんて言い始めてくれているようですが、多くの一般的な会社はまだまだ


こんなイメージですよね…きっと。

でも実は、副業をすることで本業をおろそかにするどころか、本業の役に立たせることもできるんです。

そんなことを実感した僕の事例についてご紹介させてください!

残業&仕事のミスをしなくなった

副業を心置きなくやろうとすると、「残業やミスをしている場合ではない」のです。

というわけで、嫌でも仕事の効率化や的確な情報共有をするようになります。


そのようにして、やるべきことを時間内に完了させることは、会社にとっても望ましい働き方のはずです。

プレゼンがうまくなった

漫画家活動のほうでイベントを運営したり、セミナー講演の機会をいただいたりすることがあります。そういった経験が、会社でのプレゼンテーションやデモンストレーションの際にも役立っています。

たくさんの人の前で話すことになってもそれほど緊張もしなくなりましたし、話し方も鍛えられています。


スライドを用意する際の章立てや、伝わりやすい見せ方などのノウハウにも活かせています。

マーケティング知識が身についた

個人でマンガの電子書籍販売やセミナー集客を行う際の営業活動は、当然ながら基本的に自分で行わなくてはなりません。そんな中で培ったプロモーション戦略や販売フレームワークの知識が、会社での営業活動にも活用できるようになりました。

人脈に助けられた

クリニックや病院の現場の情報を収集したい、という状況がありました。そんなときに自社のお客様から意見を伺おうとすると、どうしても内容が偏りがち。

そんなとき、僕は漫画家活動の中でたまたま知り合ったドクターや医療従事者の方にもお話を伺ってみました。


そのおかげで、社内活動だけではなかなか得られない視点からの意見を収集することができました。

マンガを販促ツールに使えた

これは自分でもかなり勇気のいる行動ではあったのですが、今年初めて会社でマンガを使った営業ツールを作ってみました。

それまではそういう発想も無かったし、思いついたとしても


…という思い込みがあったんです。

でもそんな折、数名の友人に「純さんにしかできないことを会社でもどんどんやっちゃえばいい」と言っていただいて、勇気を出してやってみました。

周りの目にドキドキしながら会社でマンガを描いて、そして出来上がったのがこういうもの。


これが、上司や営業メンバーに見てもらったらありがたいことに大絶賛でした。

最近ではこのマンガを会社のホームページにも掲載させてもらったり、続編希望の声を受けて制作作業に取り掛かっているところです。

今の会社にいながら「好き」を仕事にする

「好きなことを仕事にする」というのは、大きな覚悟と才能を持ったごく一部の人だけができることだと思っていました。

でももし、好きでやってる副業が会社での本業に活かせるとしたら、それは逆に言えば「会社でも好きなことを仕事にできる」ということです。

これがうまくいくと、今までと同じ会社にいながら、まるで別の空間に足を踏み入れたような感覚すら覚えます。


そのためには、副業ではとことん「好き」を追求すること。そしてその中で培ったスキルや、「こんなこと普通は会社でやらない」ということを勇気を出して会社に持ち込んでみること

そんなふうに本業と副業をブレンドさせていきながら、相乗効果を生み出していく。ぜひ、パラレルキャリアを歩む上での参考にしてみていただけたら嬉しいです。

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