地域医療に貢献する、かかりつけ薬局を目指す。
在宅医療に力を入れ、相談される薬局を目指す。
社内教育を充実させ、社員のレベルアップを目指す。
ここに居て良かったと思うような、待遇や賃金を目指す。
杉本 年光すぎもと としみつ
誕生日:昭和30年5月19日 血液型:O型
大学時代は美術部で活躍していました。
昭和 | 30年 | 5月 | 富山県富山市で生まれる |
昭和 | 55年 | 3月 | 青山学院大学卒業 |
4月 | ヘキストジャパン株式会社入社 | ||
平成 | 3年 | 8月 | 同社退職 |
9月 | 株式会社わかば入社 | ||
平成 | 5年 | 6月 | 代表取締役社長に就任 |
平成 | 28年 | 7月 | 代表取締役会長に就任 現在に至る |
少子高齢化社会がますます進む中、医療・福祉・年金の問題が大きくクローズアップされて来ています。私達わかばも調剤薬局を主業としている以上、その変化に対応して成長していかねばなりません。ここ数年、医薬分業の進展も鈍化して来ています。調剤薬局の業態自体が大きな転機を迎えようとしていると言っても過言ではありません。この様な流れの中でわかばは次の点に注力して進んで行きたいと思います。
- (1)在宅医療の推進
10年以上も前から施設に赴き、入居者の方々や施設スタッフのためにサポート体制を構築してまいりました。現在、約100施設 4,500名の調剤と服薬支援を行っています。担当薬局では飲み易さ わかり易さを追求した「テマヒマ」を惜しまない調剤と監査によって、施設の患者様とスタッフに貢献しています。また、在宅輸液療法が必要な患者様には無菌調剤にも応需し、わかば全体で「高齢者に優しい薬局の在り方」を追求しています。
- (2)ジェネリック(後発品)薬品の推進
同成分同効能の薬なら患者様のニーズに合わせて先発品でなくジェネリック薬品を紹介することも必要です。経済的選択権を患者様に提案できる調剤薬局は、薬局機能評価においても優れていると言えます。㈱わかばでは全店でジェネリック薬品の取り扱いをしております。
- (3)社内教育の充実
社員が医療の担い手として、薬局においても在宅においてもお客様や患者様に喜んで理解して頂けるお話ができるのは、裏付けとなる知識が豊富なことと、話し方が分かり易く的確であることが必要です。㈱わかばは教育・研修に力を入れ、社員に喜ばれる教育を行います。
- (4)患者様が必要とするOTC等の販売
患者様が現在どんな病気で何の薬を服用されているかを考慮した上で、根拠のあるサプリメントや健康食品などのOTCの販売を心掛けます。患者様やお客様に喜ばれるコンサルティング販売をして行きます。
- (5)I.T.化を重視して行く
現在、医療におけるI.T.化は国の大きなテーマになっています。レセプト請求を電子化することで国保・社保の職員や仕事量を大幅に軽減できた事を事始めに、国は電子お薬手帳や電子処方箋まで実行する方向で検討しています。わかばの薬局業務でも、電子薬歴、医薬品の受発注や在庫管理、本社と薬局間の連絡はもちろんの事、出退勤管理や給与計算などもI.T.化されています。人を介さない事で正確・迅速・低コストで情報が処理でき、薬局の機能を高めています。今後もこの方向性は益々拡大され、病院や診療所と薬局の医療情報も、処方箋の受け渡し情報だけではなく、地域の訪問看護ステーション、有料老人ホーム、更には行政までも取り込んだ包括的な情報マトリクスとして有機的に連携して行くと思われます。質の高い薬局を維持して行くには、これらの情報を取り入れたり発信したりできる機能面での充実が欠かせません。
わかばは、積極的に地域包括情報に遅れない様、I.T.化に取り組んで行きます。
これらの活動を通して、病院や医院、訪問看護ステーション、老人ホーム、行政などと連係を持ちながら、
患者様やお客様、地域全体から信頼され、また社員からも愛される会社を目指して行きたいと思います。
会社名 | 株式会社 わかば |
本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-12-10 |
TEL | 045-475-3251 |
FAX | 045-475-3255 |
設立 | 平成元年10月26日 |
事業内容 | 調剤薬局、医薬品・医療機器の販売 |
資本金 | 5,000万円 |
売上高 | 53億(2015年3月実績) |
従業員数 | 260名 |
役員 | 代表取締役 杉本年光 |
本社部門総務部、経理部、企画部、事業部
企画部が新店舗を立ち上げ、事業部、総務部、経理部にて各薬局での業務が円滑に進むよう、
また、薬局間の連携がうまく運ぶためにあらゆるサポートを行っています。
マニュアル作成 | 全社統一の「調剤内規」と、薬局毎の「調剤マニュアル」「管理職・薬局長の職責マニュアル」 「薬局業務マニュアル」等を独自に作成しています。 |
研修制度の確立 | 全社員対象に行う「社内研修会」の企画・運営。外部の研修会に参加する「社外研修会」の参加、 支援。「管理者研修会」などの開催、認定薬剤師取得支援などを行っています。 |
新入社員教育 | 「医薬業界とは」から始まり「ビジネスマナー」「薬局の業務全般」「調剤」「保険制度」など全くの 初心者の方にもわかりやすく丁寧に説明をいたします。 |
人事管理・評価 | 半年に一度、アセスメント評価を行い、公平な人事評価を行っています。 |
労務管理 | 社内就業規則による管理を行っています。 |
医薬品リスト管理 | 各薬局の医薬品の在庫リストを作成しています。 |
薬局部門
全37店舗すべて、調剤専門薬局です。
調剤 | 全社共通の『調剤内規』、各薬局毎に作成された『調剤マニュアル』に準じて正確な調剤を行っています。 |
薬歴管理 | 患者さまの様々な情報を投薬毎に追加し、薬を安全に服用して頂くために役立てています。 |
服薬指導 | 患者さまひとりひとりののデータに基づき、コンピューターから出力された薬剤情報をお渡しし、 薬歴情報を参考にお薬について丁寧に説明しています。 |
在宅服薬訪問指導 | 居宅療養中の患者さん宅や介護施設を訪問し、患者さま本人または介護者・施設職員の方に服用中の薬について 説明したり様々な相談に応じています。 |
株式会社わかばでは、本社内各部署において薬局業務をさまざまな角度からサポートし、
的確な医療サービスを患者さまやそのご家族の方にお届けし、会社全体で安心の提供に努めております。
一方、薬局現場の薬剤師・事務員から構成される各種委員会制度があります。
現在6委員会と、1研究会チームが設置されています。
各会責任者の下、それぞれの課題に取り組むなかで確実に成果を挙げております。
また、委員会は薬局責任者やベテラン・新人と幅広い人材で構成され、いろいろな立場・角度から議論を積み重ねています。
勉強機会であると捉え、積極的に参加している新人の発言が注目されています。
これらの活動を通して、病院や医院、訪問看護ステーション、老人ホーム、行政などと連係を持ちながら、
患者様やお客様、地域全体から信頼され、また社員からも愛される会社を目指して行きたいと思います。
在宅委員会
個人宅および有料老人施設に入居し在宅医療を受けている患者様に対して薬剤師単独での訪問だけでなく、「医師の往診に同行」するなどしてチーム医療に参画。
医師・看護師のみならずケアマネージャー、介護スタッフ等様々な職種と連携をとり在宅医療に貢献しています。処方箋の作成からお薬の服用後にまで関わることで総合的な患者様の薬剤管理を実施。 ITも積極的に導入。タブレットを用いた自社全面監修の訪問服薬指導支援システムを活用し薬剤師の職能発揮をハード面でもサポート。在宅患者様の薬剤管理を効率よく充実させることに成功する等、在宅医療の最先端を走っています。
在宅事業推進委員会は、在宅現場における薬剤師の職能発揮と更なる活躍を支えています。
情報委員会
調剤薬局を取り巻く環境の変化は年々激しさを増す一方であります。変化への対応は会社業績にダイレクトに影響を及ぼし、時に深刻な状態になりかねません。一方薬剤師に求められ期待されるものも、時代の移り変わりと共に在り方について変わってまいりました。これらの動きをいち早くキャッチし情報化と共有化を計り、対応策の提案までを担当するのが情報委員会になります。
現在、情報委員会ではIT分野に重点を置いた活動をしております。わかばでは電子お薬手帳に関する推進や処方せん送信システムといった、システムを導入していますが、マニュアルの作成やパソコンの整備等についてもおこなっております。またこれらのシステムトラブルに対しての質問を受け付けており、社内で解決できるトラブルは社内でできるようにと日々努力しております。
ジェネリック推進委員会
- 先発品と同等の主成分・効能を有し、より安価なジェネリック医薬品を患者様に提供することにより患者様にお喜び頂きます。
- 国の高齢化が進むにつれ医療費が圧迫する昨今、より安価なジェネリック医薬品を患者様に提供することにより医療費が削減され日本における国民皆保険が維持され社会に貢献していきたいと思います。
- ジェネリック医薬品を採用するにあたり、ジェネリック医薬品にも各メーカーにおける特徴があります。患者様に提供するにあたり、より安全でより服用しやすいメーカーを選別いたします。
教育委員会
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実務実習
学生実務実習受入れ/認定実務実習指導薬剤師の育成
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研 修
新入社員導入研修/新入社員初期・中期・後期研修/ブラッシュアップ研修/
新任薬局長研修/薬局長研修/事務初期研修/事務研修/漢方研究会全体研修/海外研修/社外研修 -
学 術
学術総会発表/学会発表/論文発表/共同研究
調剤過誤委員会
保険薬局の基本業務は「患者様にお薬を安全に、そして安心して飲んでいただく」ことであり、「医薬品の適正使用と安全性の確保」が保険薬局の指名です。
しかし、日常業務の中では多くのヒヤリハットが起きていることが現状であり、その現状を各社員が強く意識していないのではないかと思うこともあります。
間違えた薬を調剤し渡してしまったりすることは、薬剤師や薬局の信用信頼を大きく損ねてしまいます。
そして、間違えた薬を服用してしまうことにより、重大な健康被害が出てしまう可能性があります。
そこで、過誤防止委員会では、社内独自の調剤過誤定義を設定し、委員会活動を通して社員全体に調剤過誤に対する意識付けと調剤過誤防止の取り組みを行っています。
在庫管理委員会
在庫管理委員会では在庫関連全般的に携わりますが、一つの目標として社内で破棄薬品を出さないように取り組んでいます。
チェーン薬局の利点の一つには色々な特徴をもった薬局が存在するという点があります。
ある店舗では処方されなくなった薬が、他の店舗では普通に処方されている事は多々あります。個々の薬局ならば、使われなくなった薬所謂不動在庫が、そのまま使用期限を迎え、破棄薬品となってしまいますが、そこは利点を活かし、余っている薬は全店舗で使いきって行こう!とういう心意気で頑張っています。
各店舗での不動在庫の管理は必要無いものですのでついつい疎かになりがちです。
そこでこの委員会が定期的に呼びかけ社内の不動在庫を一括管理し、使用できる店舗に使用していただくべく仲介(半ば強制です)しております。
売上向上ではなくマイナスを減らすことにより、利益増に貢献している委員会です。
漢方研究会
漢方薬の服薬指導を行う機会は年々増加しています。
そんな中で漢方の研究室や漢方学科を卒業された方、漢方処方の業務経験のある方などを中心に漢方に興味のある仲間が集まって知識や経験を共有する場として誕生したのが漢方研究会です。
前半はツムラの学術の方にテーマに沿った講義をしていただき、後半が研究会メンバーの持ち時間という構成にしています。
わかばには百味箪笥を備えた漢方薬局があり、エキス剤に限らず100を超える生薬や生薬末、丸剤も備蓄しています。
研究会では講義のみならず、漢方エキス剤の構成生薬の実物を観察したり、実際に生薬を煎じてエキス製剤との飲み比べをしたりと内容はさまざまです。
わかばの業務の柱のひとつである在宅業務でも漢方薬が処方されるので、処方医の処方意図を把握した処方解析や処方提案内容を検討したりもしています。