アーティフィシャルフラワーとは

造花を学ぼう

アーティフィシャルフラワーとは?特徴やメリット・デメリットまでまとめて解説

最終更新日 2022年6月7日

『アーティフィシャルフラワー』という単語は聞きなれないかもしれませんが、『造花』ときくとなじみがありませんか?

造花って生花より綺麗じゃないし代用品ってイメージがあるんだけど…

造花はもはや生花の代用品ではなく、独立した人気のあるジャンルなんですよ!

造花のクオリティは年々上がっていて、中でも生花に劣らぬ美しさをもつ高品質造花をアーティフィシャルフラワーと呼びます。

ディスプレイやインテリアにもあえて造花を採用するところが増えているんです。
ウエディングブーケや髪飾りもアーティフィシャルフラワーが人気なんですよ!

まだまだ生花に劣るというイメージを持つ人も多いアーティフィシャルフラワー(造花)について魅力を知っていただくために今回は

  • アーティフィシャルフラワーとはなにか
  • アーティフィシャルフラワーの特徴
  • アーティフィシャルフラワーのメリット・デメリット

上記について詳しく解説していきたいと思います。

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アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーは、いわゆる造花です。

artificial「人工的な」+flower「花」の造語でアーティフィシャルフラワーという名称がつけられています。

普通の造花と何が違うの?名前が違うだけ?

アーティフィシャルフラワーは、花のクオリティの高さが別次元なのです!

アーティフィシャルフラワーは皆さんが想像している造花とは一味違います。
生花をリアルに再現した高品質な造花のため、よりリアルで美しい作品を提供することができるのです。

アーティフィシャルフラワーとは、生花をリアルに再現し、生花にはない美しさを表現した造られた花です。近年、欧米はもとより日本でも大変注目されており、年々クオリティも向上、生花では出せない高い芸術性と耐久性で、世界的に高い評価を受けています。

アーティフィシャルフラワーとは | JAFA 日本アーティフィシャルフラワー協会 (jafa-net.com)

「アーティフィシャルフラワー」はもともとシルク〈絹〉で作られ、「シルクフラワー」と呼ばれていました。現在でもその呼び名を採用することもあります。

私たちが知らないだけで、造花って昔から人気だったの?

美しい盛りの姿をとどめた永遠に枯れない〈絹の花〉は、追い求め続けた「不老不死」の象徴として昔から愛されていたんですよ。

造花を制作する技術向上や企業努力によりそのクオリティは年々向上し、今では店舗ディスプレイやウェディング業界でも生花でなく造花を採用したい!というところが増えているんです。

各業界がこぞってアーティフィシャルフラワーを採用する背景は造花のメリットにあります。

近頃はハンドメイド作家さんにも人気があるんですよ。

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アーティフィシャルフラワーの材質

アーティフィシャルフラワーの材質

アーティフィシャルフラワーの基本的な材質は以下の通りです。

  • 花…ポリエステルなどの布製
  • 茎…ポリエチレン製

生花のもつ質感を再現するためにいろいろな素材を組み合わせたり手を加えたりしながら作り上げられています。

それぞれの工程を手で一つ一つ触りながら形を整え、命を吹きかけ、生命力を与えた時にみせるいきいきとした表情が作り手にも活力を与えてくれるのです。

アーティフィシャルフラワーのメリット

アーティフィシャルフラワーのメリット

つづいてはアーティフィシャルフラワーのメリットを解説していきます。

アーティフィシャルフラワーのメリット

  • 生花と違い枯れることが無い
  • 美しいままで長期間楽しむことができる
  • 花粉がとばない・害虫駆除の必要がない
  • 自分の好きな香りをつけて楽しめる
  • 置き場所を選ばずどこでもおける
  • 生花には表現できないアレンジが出来る
  • 生花よりリーズナブルな場合も

アーティフィシャルフラワーの一番のメリットは生花と違い枯れない・手入れもいらないということがないことでしょう。

生花をすぐ枯らしてしまう私にはピッタリかも…(;^ω^)

生花と違い枯れることが無い

アーティフィシャルフラワーは造花ですので、生花と違い枯れることがありません。

生き物を扱うようなスピード感も必要ないので、じっくり制作したいハンドメイド作家さんにも◎

長期保存が可能なので時間があるときに制作をすすめ、販売まで保管しておいても商品が劣化することはありません。

造花なので水やりも不要で基本は置きっぱなしでOK!

手入れ不要なのに枯れないので忙しいけれど花のある暮らしをしたいという人にも人気です!

花瓶を用意する必要もないから小さいお子さんがいても安心だね!

美しい状態で長期間楽しむことができる

造花は枯れないので、お気に入りの作品はいつまでも手元に置いて楽しむことができます。
しかし、置きっぱなしですと埃をかぶってしまうこともあるため簡単なお掃除はしていただきたいなと思います。

ウエディングブーケをアーティフィシャルフラワーで作れば一生取っておけるんだね!!

そうなんです!
なのでアーティフィシャルフラワーはウェディング業界や、いつでも来客を美しく感動させたいディスプレイ業界などにも注目されているんですよ。

置きっぱなしOK、水やり不要ではありますが長期間置きっぱなしだとほこりがかぶってしまうこともあるので簡単なお掃除は定期的にしていただけるとより綺麗な状態を保つことができます

花粉がとばない・害虫駆除の必要がない

造花ですので、生花のような花粉や花の蜜はありません。
「お花は好きだし、花のある暮らしに憧れるけど花粉が…」という人には最適でしょう。

虫が苦手な方や、害虫駆除が面倒という人にもピッタリです!

「虫が苦手だから花を諦めている」という方も、是非アーティフィシャルフラワーをはじめてみましょう。

お花ってもらって嬉しいけどその後の手入れとか面倒だな…って思っちゃうときもあるんだよね;
造花だったら手入れもいらないしもっと嬉しいかも!!

自分の好きな香りをつけて楽しめる

造花なので、生花独特の香りもありません。

香りがないとちょっと寂しくない?

生花独自の香りが無い分、お好きなアロマをアーティフィシャルフラワーにつけて楽しんでいただくことができるんです

造花にお好きなアロマをたらせば、生花とは違うお気に入りの香りと共に花を楽しむことができるのもアーティフィシャルフラワーならでは。

アロマをたらすときは花や草の裏面にしましょう!
表面だとシミになって目立ってしまう可能性があります。

置き場所を選ばずどこでもおける

アーティフィシャルフラワーは屋内はもちろん、屋外での利用もOKです。
リビングはもちろん、トイレや玄関、ドアリースなどお好きなところで楽しんでくださいね。

最近はガーデニングを造花で!というチョイスも流行中です♪

水やりしなくても枯れないで綺麗なままだし、花粉も虫もないし、ずぼらな私にはピッタリかも!

屋外の場合日焼けなどで劣化することもありますが、生花よりは長期間楽しんでいただくことができますよ。

生花には表現できないアレンジが出来る

造花の一番の魅力は生花には出来ない自由なデザインです。
前述の通り生花は植物ごとに適したお手入れをしてあげなければ簡単に枯れてしまいます。

生花はその繊細さ故に、茎を曲げるなど植物としてNGなアレンジがたくさんあるんです。

それに対して造花では茎部分も自由な動きができますし、耐久性もあるためアレンジの際に多少無理な力を加えても影響は少ないのは◎

もちろん接着剤などを使うことも出来ます。
そのため生花は花瓶などに入れて楽しむことが多いですが、造花はインテリアやアクセサリーなど高い汎用性を活かしたアレンジが可能です。


コサージュやブーケなどお祝いの席で活躍する小物なども作る事ができ、素材によっては耐水性もあるため水に沈めたり浮かべたりすることでおしゃれなインテリアにもなり生花には出来ないデザインが実現出来ます。

生花よりリーズナブルな場合も

造花は生花に比べてリーズナブル。
雑貨屋さんなどに置かれている造花の価格は生花よりも安い事もよくあります。

もちろんものによっては生花一輪より高い場合もあります!

ですが枯れないことによる手入れのコストがかからない点を考えると生花に比べて非常に安価で経済的といえるでしょう。

造花なら買った後にアクセサリーやインテリアなどにDIYできるので既製品を買うよりも安く、なおかつ好きなデザインにする事が出来るので楽しみの幅も広がります!

アーティフィシャルフラワーのデメリット

アーティフィシャルフラワーのデメリット

メリットの次は、デメリットをご紹介します。 

アーティフィシャルフラワーのデメリット

  • 作品に飽きてしまうこともある
  • 花本来の香りを楽しむことができない
  • ドライフラワーやプリザーブドに比べまだまだ認知度は低い

もうここまできたらメリットしかないように思えるんだけど…

「メリットしかありませんよ!」と言いたいところですがどんなものにもデメリットは存在しますので、事前に確認しておきましょう。

作品に飽きてしまうこともある

アーティフィシャルフラワーなどの造花のメリットは長期保存です。
季節問わず好きな花を楽しむことができます。
しかしだからこそ、作品に飽きてしまうことがあるんです。

ですが長期保存が可能なので、飽きたらしまっておいて別の造花に取り換えるということも可能ですよ!

お気に入りの作品で溢れかえっちゃう!ってことにならないように収納・保管さえしっかりしておけばこのデメリットは解消できそうだね。

花本来の香りを楽しむことができない

お手入れや害虫駆除の必要がない分、生花のもつ香りを楽しむことはできません

生花はアロマとは違い、花本来のとてもいい香りがしますよね。
私も生花の香りは大好きです!

アーティフィシャルフラワーなどの造花を利用する場合はお好きなアロマを活用できますが、生花の香りをが好き!という人には物足りないかなぁと思います。

香りを感じやすいリビングとかは生花を飾って、壁やドアリースとかは造花って使い分けも良さそうだね!

ドライフラワーやプリザーブドに比べまだまだ認知度は低い

インテリアやハンドメイド作品としてドライフラワーやプリザーブドフラワーは認知度を高めてきました。

アーティフィシャルフラワーも注目を集めている存在ですが、まだまだ一般的には認知度が低い状況です。
そのため、「アーティフィシャルフラワーってなに?」と聞かれることも多いでしょう。

そもそもアーティフィシャルフラワーとドライ・プリザーブドって何が違うの?

3つの違いが分からない人も多いですよね。
そんな人は下記の記事をチェックしてみてください!

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まとめ

 アーティフィシャルフラワーは造花ですが、より生花に近い美しい質感が特徴です。
生花と違い枯れることがないためお気に入りの作品を美しい状態で長く楽しむことができるのでプレゼントにも最適です!

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  • この記事を書いた人

年子育児中にアーティフィシャルフラワーの資格取得しハンドメイド作家としてデビュー。 資格・資材購入・作家活動について調べた時に有益な情報を入手するのが困難だったため皆さんには分かりやすく的確な情報を伝えたいとブログを開始。

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