北海道小樽市立潮見台小学校のスクールバス運転手が故意に急停止を繰り返し、乗っていた児童が軽傷を負ったことが、1日わかった。
市教育委員会によると、8月26日午後2時40分頃、同校敷地内のバスの待機場所で、下校のため児童25人が乗車したスクールバスの男性運転手が、ブレーキを緩めてバスをいったん発進させた後、ブレーキを強くかけて急停止を2回繰り返した。弾みで数人の児童が前の座席に体をぶつけ、このうち1人は額を打って首に痛みを訴えた。
同日、児童の保護者から学校に連絡があり判明。市教委の聞き取りに対し、運転手は「車内が騒がしかったので、静かにさせようとした」と説明したという。
運転手は市教委の会計年度任用職員。翌27日に運転業務から外された。市教委は小樽署に相談し、同署は傷害の疑いもあるとみて調べている。