六本木クラス #9[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

六本木クラス #9[字]

大勝負に出た宮部新(竹内涼真)は、またしても長屋茂(香川照之)に負けてしまうが、そんな中、「二代目みやべ」は料理対決番組に出演することになって…?

◇番組内容
予想を覆す長屋茂(香川照之)の行動により、大勝負に出た宮部新(竹内涼真)は負けたー。それでも相川京子(稲森いずみ)に背中を押された新は、改めて茂への復讐を誓う。一方茂は、この一件で新を敵と認め、徹底的に叩き潰すと言い放つ。そんな中、「二代目みやべ」は料理対決番組に出演することになり、対決に挑む綾瀬りく(さとうほなみ)をスタジオで見守っていると、楠木優香(新木優子)と長屋龍二(鈴鹿央士)が現れて…!
◇出演者
竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、中尾明慶、鈴鹿央士、さとうほなみ・矢本悠馬・稲森いずみ、香川照之
◇原作
チョ・グァンジン『六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~』(ウェブ漫画/電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」掲載中)
チョ・グァンジン/キム・ソンユン『梨泰院クラス』(テレビシリーズ/JTBC)
◇脚本
徳尾浩司
◇演出
本間美由紀
◇音楽
髙見優
【主題歌】
Alexandros『Baby’s Alright』(ユニバーサルJ/RX-RECORDS)
【挿入歌】
THE BEAT GARDEN『Start Over』(ユニバーサル シグマ)
松室政哉『ゆけ。』(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
三浦透子『点灯』(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
秦基博『残影』(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、西山隆一(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/roppongi_class/
☆Twitter
 https://twitter.com/roppongi_class
☆Instagram
 https://www.instagram.com/roppongi_class/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 長屋
  2. 亮太
  3. 社長
  4. 会長
  5. 龍二
  6. 穂積
  7. お前
  8. 二代目
  9. 投資
  10. 息子
  11. 回戦
  12. 今回
  13. 三ツ星スタジアム
  14. 店舗
  15. マグロ
  16. 仕事
  17. 失礼
  18. 大丈夫
  19. 龍河
  20. 位通過

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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〈父を殺され
全てを失った宮部新は

長屋会長と その息子 龍河への
復讐を誓い

二代目みやべを立ち上げた〉

(麻宮 葵)つらかったでしょ?

〈新の過去を知った麻宮葵は
長屋龍河を罠にはめ

過去の事件を自白させる〉

(長屋龍河)あいつの父親を
車でひいた。

はーい オッケーで~す。

〈龍河のひき逃げの過去が
SNSで流出し

追い込まれた長屋〉

(相川京子)会社か息子か…。
(宮部 新)今がチャンスです。

会長の解任決議案を
出しましょう。

〈長屋会長を失脚させるべく
新たちは 捨て身の大勝負に〉

〈しかし…〉

(長屋 茂)
息子は 私に こう言いました。

(長屋)ひき逃げの事件は…
僕がやったと。

(京子)やられた…。
(桐野雄大)龍河を切った…。

(龍河)全て 僕の過ちです。

(役員)採決の結果
長屋茂取締役の解任決議案は…

否認されました。

(長屋)今回の事で
君を恨んだりはしていない。

私を会長の座から
引きずり下ろそうとしたのも

きっと 長屋を思っての事だろう。

飲みなさい。

彼女のいれたお茶は
本当にうまい。

あっ 彼女は 君の飼い犬だから
よく知ってるか。

(磯部佳奈子)すみません…。

今日は 相川専務が
ここにいるから

報告する手間が省けて
よかったな。

(佳奈子)失礼しました。

♬~

こざかしいまねを…。

全て お見通しだったんですね。

私の裏をかこうなど 100年早い。

でも 収穫はありました。

改めて 会長のすごさが
わかったので。

さて… 君の処遇をどうするか。

クビにするのは
君の父親に申し訳ないからな。

筑波へ行きなさい。

しばらく 頭を冷やしてこい。

♬~

…わかりました。

(桐野)すいません!
すいません。 あの…

僕の読みが甘かったせいで…。

もういいって言ってるでしょ。
しつこい。

2軒目の店は この近くですか?

私についてきて。

あの… 本当 すいませんでした!

♬~(店内の音楽)

いやあ…。

やっぱり 居心地悪いな。

(京子)腹が立つし 悔しいけど
おいしいじゃない。

(桐野)うん おいしい!

専務だけが犠牲になってしまって
すいません。

まだ闘うつもり?

はい。

ここで諦めるわけには
いかないんで。

さすが 新! ハハッ!

よっ! ハハハハ…!

よしよし 作戦 立てましょう!

ちょっと あの… トイレ!
トイレ行ってきます トイレ。

はい はい はい…。

その時計 宮部部長の?

あっ… 勝負時に着けてます。

今から30年前

長屋の業績が悪化した時
とあるメニューが生まれた。

それが しょうが味噌 からあげ。

会長の自伝で読みましたよ。

あの人の生み出した
この唐揚げが

長屋の危機を救ったんですよね。
そう。

でも それは 宣伝のために
作られたストーリーなの。

えっ?

だって 一介の社員が作った
って言うより

会長が手掛けたってほうが
インパクトがあるでしょ。

それはね

宮部部長が作ったの。

父さんが…?

そして 会長が
その功績をたたえて贈ったのが

その時計。

(京子)だから 宮部部長だけは

あんなふうに 長屋を
追い出されるべきじゃなかった。

♬~

手を出して。

えっ…?

♬~

バトンタッチ。

絶対に勝ちなさい 宮部新。

はい。

♬~

(裁判官)被告人は

事故を起こしたあとの
通報義務を怠り 現場から逃走。

その後 被害者が死亡したあとも
出頭せず

第三者に虚偽の証言をさせて
事故を隠蔽するなど

一連の行為は 極めて悪質である。

刑法208条の2 第1項
危険運転致死傷罪により

被告人を懲役6年に処する。

♬~

(長屋)さぞかし
清々した事だろう。

(ため息)

いえ。

まだ あなたが のうのうと
そこに居座ってるので。

宮部新。

相川を唆したのは
面白い作戦だったが

残念ながら
長屋は 難攻不落の城だ。

息子を売ってまでも守りたい
城だったんですか 長屋は。

私は 長屋のためなら
なんだってする。

今回は さすがに
胸が痛んだがね…。

あいつは罰を受けて当然です。

君は 度を越した。

♬~

会長は まだ
罪を償ってませんよね。

次は あなたの番です。

君は 以前 私の事を
敵だと言ったな。

♬~

私も 敵だと認めよう。

私は 君を
徹底的に たたき潰す。

俺も 自分の全てをかけて
あなたをたたき潰す。

近くにいたのに
一回も来なくて ごめん。

葬式も途中で
刑務所 行っちゃったから…。

申し訳なくて
合わせる顔がなかった。

俺一人残して 心配だったよね。

♬~

親不孝な息子だけど
いい仲間に恵まれたよ。

♬~

もう大丈夫だから
安心して眠って。

♬~

(宮部信二)どうだったんだ?
酒の味は。

♬~

…まだ 辛いよ。

♬~

いや ちょっと 今は
出演してる時間の余裕が…。

とりあえず 従業員と相談して
また ご連絡させて頂きます。

失礼します。

テレビ局ですよね?
そう。

再来週の『三ツ星スタジアム』に
出演してほしいって。

(内山亮太)はあ?

(亮太)どういうつもりだよ。
この前 断ってきたくせに。

ひき逃げ事件のおかげで

うちと長屋が
話題になったからですね。

おい…!

因縁の対決って事にすれば

番組が盛り上がると
思ったんじゃないですか?

世間は こういう話 大好きだし。

りくの休みは いつまでだっけ?

あと1週間ですね。

それなら 準備は間に合いますね。

2人は どう思う?

まあ 反対はしませんけど…。

(長屋龍二)僕は賛成です。
宣伝になると思うんで。

そっか。

(キーボードを打つ音)

あの…

こんな時に すみません。
ちょっと お話が…。

どうした?

みやべを辞めようかと…。

おい!
どういう事?

今まで なんだかんだ
居座ってきたくせに

なんで いきなり?

一発逆転を狙うためだよ。

…はあ?

(新の声)前にも言ったけどさ

もし 家族のせいで…。
あっ… そうじゃないんです。

じゃあ どうして?

ご存じかどうか わかりませんが

僕は 愛人の子です。

それで?

長屋にいた時 いつも 父親から

「欲を出すな」とか

「分をわきまえて行動しろ」と
言われてきました。

その言葉どおり 僕は 今まで
何かを望んだ事はありません。

だから 社長の生き方を知って
衝撃を受けました。

社長のそばにいて
僕は 少し変わったみたいです。

もし どうしようもなく 私の事が
好きでたまらなくなったら…。

長屋の後を継いでよ。

いや… 変わるつもりです。

そっか。

龍二が そこまで考えて
決めた事なら

俺は応援する。

頑張れ。

はい。

おお…。

ハハッ…。

誰かと思ったら 優香か。

(楠木優香)大丈夫だった?

そんなに心配すんなよ。

お前の顔 見たら
気分がマシになったわ。

サンキュー。

今日は 会長に頼まれて来たの。

ああ… 父さんか。

まあ… 父さんも こんな所に
後継者をぶち込んで つらいよな。

ああ 父さんにもさ
心配しないように伝えといて。

俺は元気にしてるって。

ん? それは?

長屋の株式譲渡契約書。

はあ?

あんたの株を
会長の名義に変えろって。

えっ?

おい… おいおい…。

なんで…。

なんでだよ!?
(机をたたく音)

なんで…。

♬~

(桜木幸雄)
龍河さんが保有する株式は

無事 会長に譲渡されました。
(長屋)そうか。

(龍二)お父さん。

お前が なんで ここにいる?

長屋は いつか
僕が継ぐ事になりますよね?

お前が…?

ええ。 だから

今のうちに 経営の勉強を
しておこうと思いまして。

お前… 一体 どういうつもり…。

お父さんが生涯をかけて
築き上げた長屋を

家族でもない赤の他人に
任せられるんですか?

♬~

ああ すいません。
まだ 営業前で…。

ええっ!?

(足音)

(綾瀬りく)ただいま。

すごいな! 似合ってるよ。

ちょっと~ そんなきれいになって
どうするつもり?

ありがとう。

おお… おかえり。

あれ? もう 店 出れるの?

あっ 仕事は明日からだけど

手術も 無事 終わって
帰国したよって 報告に。

店の状況は聞いてる?

はい。 龍二がいなくなったのは
寂しいですね…。

…そうだな。

(りく)あっ あと

『三ツ星スタジアム』の件も
聞きました。

りくは どう思う?

チャンスだと思います。
やりましょうよ。

やっぱり りくとは話が合う~!
イエーイ!

よし! じゃあ やるか!

(一同)はい!
よし!

おかえり!
ただいま~!

(長屋)この数字なら大丈夫だな。

六本木店の管理は もういい。

えっ? では…。

企画部の仕事に専念しなさい。

わかりました。

龍河が担当していたテレビ番組を
君に任せたいんだが

ついでに 一つ 頼みがある。

なんでしょう?

(ノック)
失礼します。

どうして ここに…?

うちの次男坊だ。

仕事の基礎から
たたき込んでやってくれ。

よろしくお願いします 室長。

これが メニュー開発の資料
会計資料 業務マニュアル。

共有フォルダに入ってるから
まずは ざっと目通しておいて。

はい。

それと これ。 番組の企画書。

うちと みやべが出る番組ですね。

優勝する事が絶対条件だから。

はい。

どうして みやべを辞めたの?

欲しいものを手に入れるためです。

欲しいもの?

はい。 長屋を継がないと
手に入らないんです。

(スタッフ)本番いきます!

本番10秒前。

8 7 6 5秒前 4 3…。

♬~(音楽)

(穂積ヒロト)さあ 始まりました
新番組『三ツ星スタジアム』。

(結城真美)この番組は
様々な食のジャンルを取り上げ

その道のスペシャリストたちが
料理バトルで日本一を競います。

今回のジャンルは… 居酒屋です。

(真美)全国から集められた

16の人気居酒屋が

トーナメント方式で対戦します。

まずは 1回戦 Aブロックの
4チームは こちらです。

中でも注目は 優勝候補の長屋。

(平池 誠)よろしく。

そして 対抗馬は
新進気鋭の二代目みやべ。

緊張してますね…。

大丈夫か?
大丈夫。

♬~

(穂積)今回のテーマ食材は

マグロです。

マグロ…。

(穂積)制限時間20分以内に

どんな料理が
誕生するのでしょうか?

それでは…

スタートです。

(穂積)二代目みやべは
まず マグロを…

おっと!
豪快にフライパンに入れた!

長屋は 素揚げしたナスの上に…。

ん? これは味噌ですかね?

そして マグロをのせていきます。

一体
何が出来上がるんでしょうか?

限られた時間の中で

料理人たちのプライドをかけた
戦いが続いています。

♬~

時間です!
(ゴング)

(平池)マグロの賀茂ナス田楽です。

みやべの卵焼き
マグロのレアステーキ包みです。

♬~

さて 審査の結果が出たようです。

(穂積)『三ツ星スタジアム』
居酒屋NO.1決定戦。

1回戦 Aブロック 1位通過は…。

♬~

(夫)んー!
(妻)《夫は 握力が弱い》

ゾ… ゾンビ! ゾンビ出た!
《そして ビビリだ》

トイレ 付いてきてもらえますか?
《全く頼りない》

開かない? あれ? え… ゾンビ!?
《でも…》

おはよう ぼんちゃん。

《その分… 優しい》

わっ!
えっ! あっ 何!?

おはよう。
<そんなふたりを守る部屋>

<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>

(2人)<見学会 やります>

(穂積)1回戦 Aブロック
1位通過は…。

93点獲得

二代目みやべ!

(拍手)

おおーっ!
よっしゃ!

(亮太)やったー!
よし!

うわーっ やりました!
よし! よし!

りく!

(亮太)穂積さん ありがとう!
ありがとう!

(拍手)

うん! 確かに うまいな。

よーし…!

うん! すげえじゃん りく!

ウェーイ!

ネットでも ほら

「りくさん可愛い」 「応援してる」
「クールビューティー」って

ファンがついてる。
(りく)へえ~…。

いやあ 1位通過か… フフッ。

みやべの料理長なんだから
当然です。

この間は
クビにするって言ってたくせに。

誰が?

もう りく 頼りにしてるー。
わあ 葵~!

(ドアの開く音)

(古関憲吾)すみません。

ごめんなさい。 まだ 営業前で…。

宮部社長ですよね?

はい。

私 ゴールデンアースキャピタル
という投資会社を経営している

古関と申します。

投資会社…。

5年前に大学の仲間と
ベンチャーファンドを立ち上げて

現在は ECやゲーム業界を中心に
年間30億円 運用しています。

今後は みやべさんのような
飲食業界にも

幅を広げていきたいと
考えております。

えっと… つまり

私たちに投資をしてくださる
という事ですか?

はい。

あっ 失礼…。 大歓迎です!

あの…
ありがたいお話なんですけど

少し考えさせて頂いても
いいですか?

(古関)もちろんです。

『三ツ星スタジアム』を拝見して
ぜひ応援したいと思ったんです。

前向きに ご検討ください。

ありがとうございます。

うちが2位で
1位が二代目みやべだと…!?

すみません 会長。

1回戦は惜しくも2位でしたが
準決勝には進む事ができたので。

黙って。

惜しくも2位?

それが問題なんだ!

すみません 会長。
私が指導します。

父親として教育する。

君は下がれ。

失礼します。

♬~

青臭い奴め。

お前は
状況が全くわかっていない。

2位のどこが駄目なんですか?
1位が みやべだから?

長屋は どんな企業だ?
えっ…?

外食業界のトップだ。

それなのに たかが1回戦だ
惜しくも2位だ?

1位を守り続けてこそ
トップだと言えるんだ。

お前は 番組で
その価値を下げたんだぞ?

少しは覚悟を持ってきたのかと
思っていたが… その程度か。

それで長屋を継ぐだと?

寝ぼけた事を言うな!

トップ!

この3文字のために
私は長男も捨てた。

お前ごときを切り捨てる事など
痛くもかゆくもないわ!

申し訳ありません…。

少しは賢いかと思ってたんだけど。

新入社員が上司の前で
会長に盾突くなんて

その変な自信は
どこからくるわけ?

会長の息子だから?

あの…

会長の息子とか そういう事は
言わないでもらえますか。

僕にどんな事情があって
どう生きてきたかなんて

知りませんよね?

高卒で なんの資格もない
あなたが

なんで面接も受けずに
入社できたと思う?

会長の息子だから… でしょ?

私は あなたの事情なんか
興味ないし

何も言われたくないなら
しっかりやって。

(亮太)もう しばし… すみません。

お客さん もう並んでますよ!

やっぱ テレビの影響って
でかいんですね!

そうか…。

投資の提案もあるし
今がチャンスかもな。

みやべのフランチャイズ化を

具体的に考えてもいい時期
かもしれない。

私も賛成です。

おお…。
で 何をすれば?

ああ…。

これを見て。
何? これ。

インテリア

レシピ

従業員のマニュアル

リニューアルオープンの時に
まとめたんです。

採用しなかったアイデアも
整理して残してます。

おお…。
いつの間に こんなの作ったの?

すごいな。

これだったら すぐにでも
支店を1店舗 出せるよ。

えっ?

まずは1店舗。

そこで成功事例を作って
そのノウハウを次の店舗に…。

ちょっと待って。
どうして遠回りをするんですか?

一気にたくさんの店舗を
出せばいいじゃないですか。

それは まだ早い。

うちは
支店を持った経験がないから

1店舗ずつ丁寧に出したほうが
安全だと思う。

それに
フランチャイズのオーナーは

人生かけて勝負するんだから。
失敗できない。

せっかく投資してくれるっていう
会社があるんだから そのお金で

複数の店舗を管理するシステムを
作ればいいじゃないですか。

はあ… 1店舗ずつなんて

いつになったら
長屋に追いつけるんですか?

♬~

(桐野)まあ
葵さんの意見も一理あるな。

葵の意見は いつも 一理あるよ。

じゃあ 何が問題なんだよ?

いや 問題っていうか その…
もっといい方法がないかなって。

古関憲吾か…。

知ってるのか?

ああ。

弱冠二十歳で 大学在学中に
ベンチャーキャピタルを設立した

天才投資家。

当時 話題になったのを
よく覚えてるよ。

♬~

(ため息)

あっ 社長。
おう。 どうした?

ちょっと いいですか?

さっき 古関代表から
催促の電話がありました。

長くは待てないって。

そうだよな…。

でも もう少し考えたくて。

そんな事 言ってたら
チャンスを逃しますよ。

鉄は熱いうちに打たないと。

…って 私ばっかり焦って
バカみたい。

もちろん 決めるのは社長だし
社長の決定に従います。

だけど…。

もう少し 私を信じてほしいです。

自信ある?

えっ? …はい!

よし じゃあ やろう!

突然 なんでですか?

俺は 葵を誰より信じてるから。

焦らせて ごめんな。

社長…。

それで いくら
投資してもらうつもりですか?

うーん そうだな…。

3億… できれば
5億は欲しいですね。

5億?

あー… やっぱり みやべの価値は
社長が決めてください。

♬~

どうして
みやべなんですか?

そうですね…。

業界1位の長屋に
真っ向から勝負を挑み

ゼロから
ここまで築き上げた社長。

有能でセンスあふれる
マネージャー。

同世代の起業家として
すごくシンパシーを感じたんです。

ありがとうございます。

えーっと…。

それでは…
我々の価値を どうお考えで?

金額の話ですね。
もちろん それは十分に…。

10億。
えっ!

10億円頂ければ十分です。

社長…。

これが 我々の考える
二代目みやべの価値です。

♬~

わかりました。

我々と一緒に

みやべの新しい未来を
創っていきましょう。

♬~

お願いします。

♬~

(携帯電話の着信音)

投資のお話ですか?

少々お待ちください。 はい…。

(電話)

はい ありがとうございます。
はい。

もしもし 二代目みやべです。

ありがとうございます。

では 詳しいお話を。
はい。 はい…。

(りく)すっごい問い合わせの数…。

(亮太)どうなってんだ?

亮太 次の『三ツ星スタジアム』って
いつ?

(桐野)なるほどね。

ゴールデンアースキャピタルが
リード投資家になったからだよ。

リード投資家?

有名な投資家が
10億という大金を投資する。

ああ ここには
何かあるんだなって

他の投資家が続くようになる。

全部を合わせたら
20億を超えるな。

おお… いい流れだな。

だから 言ったでしょ。

うちの店は
これだけの価値があるんですよ。

この流れにのりましょう。

そうだな。

二代目みやべに10億?

はい。 ゴールデンアースキャピタルのあとに続く
フォロー投資家も多数いて

20億円を超える規模です。

事務所を構えて
フランチャイズ化の準備を進めており

加盟希望者は30名。
さらに 問い合わせも…。

わかった。 もういい。

♬~

よし。

♬~

(亮太)ああっ…!
2個ずつ運べばいいだろ!

(亮太)1個くださいよ!

真ん中?
(亮太)真ん中…。

よし。 離すよ。

ああっ!

これ 「R」に見えるかな?

できた。
(カメラのシャッター音)

♬~

料理長 今日は何を作るか
決まったんですか?

ああ。 昨日
ひと晩かけて考えたよ。

お題が きのこだから

ちょっと変わった
天ぷらにしようと思って。

へえ~! いいじゃないですか。

えっ? 準決勝の食材って

本番中に
発表されるんじゃないんですか?

ああ…。

ちょっと コネがあってね。
前もって教えてもらったの。

…さすがです。

今頃 楠木室長のすごさに
気づいたか。

龍二くんも 見習ったらどう?

(穂積)準決勝の食材は…。

(穂積)きのこです。

きのこ…。

(穂積)制限時間は 1回戦と同様
20分以内となっております。

(穂積)さて
今回は きのこを使った

どんな居酒屋メニューが
誕生するのでしょうか?

1回戦 Aブロック
1位通過の二代目みやべ

綾瀬りくさんに
話を伺ってみましょう。

何を作るか
まだ悩まれていますか?

話しかけないで。

おっと! 失礼しました。

クールビューティーと
呼ばれるだけありますね。

ようやく
しいたけを手にしました。

開始から
すでに7分が経過しています。

よし。

今回は勝てるんじゃない?

(龍二)長屋が負けるでしょうね。

…えっ?

♬~

時間です!

(ゴング)

(平池)きのこの
万願寺唐辛子詰め天ぷらです。

(りく)たこ焼き風
きのこのクリームシチューです。

綾瀬りくさん
今回のソースには

アイスクリームを
使われていましたよね?

はい。
(穂積)どうして アイスクリームを?

店にあるんで…。

ハハハハ…! 面白いね!

身近な素材で工夫したのは
素晴らしいです。

よっしゃ…!
「店にあるんで」。

『三ツ星スタジアム』
居酒屋NO.1決定戦。

準決勝を制し
決勝へ進出するのは

一体 どこの居酒屋でしょうか?

それでは 発表します!

(穂積)準決勝 1位通過は…。

(穂積)94点獲得

二代目みやべ!

うおおーっ!
おおーっ! おおっ!

よっしゃ! やった!

よっしゃー!
りく!

っしゃあ!

(亮太)次は決勝だ!

(拍手)

優香!

お疲れ。

お久しぶりです。

巨額の投資を
受けられたそうですね。

おめでとうございます。
ありがとう。

スーツ かっこいいな。

ありがとうございます。
似合う?

ヘヘヘッ… まあまあ。

1位 おめでとう。
2位 おめでとう。

フフッ…
嬉しそうに言わないでよ。

今から 店のみんなで
飲みに行くけど 一緒に行く?

辞めた人まで呼ぶ事ないでしょ。
えっ?

どうする?
行きます。

じゃあ 1位のおごりね。

♬~

いいの?

今 割り込んでもマイナスだし。

何事もタイミングってもんが
あるでしょ?

フッ… 2年後を見てろ。

ああ… で 長屋どう?

コネ入社だから楽勝か。

ううん。 それなりに苦労してる。

早く偉くなって
企業秘密 教えてよ。

♬~

何?
元気だった?

はっ? 辞めたばっかじゃん。
そうなんだけど…。

もう みやべが恋しい。

へえ~。 そう言う割には
あっさり辞めたよね。

それは… 葵のためだから。

おい! 行くぞ。

はーい! 行きまーす!

おっ! びっくりした! 痛っ!
行きましょう。

何してんの?

痛い! 痛いよ。

(理沙ガルシア)
それじゃ いくわよ!

(亮太)ちょっ… ま… 待って!
ルール なんだっけ?

(理沙)いい? この瓶を回して
口が向いた人は

どんな質問にも
答えなきゃいけない。

(りく)うわあ…!
(理沙)いい? じゃあ 回すわよ。

バモス!

(亮太)ウェーイ! はい 葵から。

だから やだって…!

新さんは? 葵に聞きたい事は?

…はい。 社長ならいいです。
なんですか?

別にないよ。
だって よく知ってるし。

(龍二)じゃあ 僕が聞きます。

僕が長屋を継いだら付き合う
って話は覚えてる?

あ… あれは…。

覚えてるならいい。
確認しただけ。

ちょっと。
(亮太)なんだ?

えっ? お前ら いい感じなのか?

違うし! 社長 違いますからね!

えっ?

(りく)次 いこう! 次 次!
いけいけ いけいけ…。

よし 回すぞ! バモス!

(亮太)おっ! 社長に当たった!
俺?

ええ… じゃあ
なんか 聞きたい事ある?

じゃあ はい。
ファーストキスは いつですか?

お前…!

した事ない。

(りく)またまた~!
本当に? あり得ないでしょ。

本当にない。

じゃあ その年まで
一回もキスした事ないって事?

♬~

駄目?

いえ 全然 全然 全然…。

じゃあ 俺もいいっすか?
何?

えっと… 兄貴と優香さんは
どんな関係なんですか?

(亮太)友達?

あっ いや…。

ただ 俺が一方的に好きなだけ。

(亮太)へえ~! そうなんすね。

(りく)何 余計な事…!
(亮太)痛い 痛い 痛い 痛い!

お前 痛いよ! つねるなよ!

(龍二)次は 僕。
もう 質問多いな。

今まで 葵を
女として見た事はありますか?

ないな。 女として見た事はない。

葵は俺にとっての妹で
大切な仕事のパートナーだから。

なっ?

(亮太)お前は 何
わかりきった事 聞いてんだよ!

ほら 一杯飲め!

《もう わかってはいたから》

《わかってはいたけど…》

じゃあ もう終わりでいい?

よし! じゃあ 改めて
りく お疲れさん!

はい はい はい…。

葵?

んっ?

♬~

どうして泣いてるんだ?

♬~

何 これ…。

ちょっと トイレに…。

どうした?
(亮太)なんだ? あいつ。

追いかけないと!
んっ?

あの子 傷ついたんですよ。

早く連れ戻して。
傷ついた?

行っちゃ駄目です。
変に期待させて苦しめるだけです。

(りく)今 そこまで
突き放す必要ある?

大事な子だと思ってるなら
一人で泣かせないで。

♬~

(亮太)んっ? どうなってんだ?

えっ!? 葵は兄貴の事 好きなの!?

龍二らしくない。

そうかな?

さっきのあんた 最低だったよ。

葵! ちょっと待てって! おい!

おい!
離して!

どうした? 急に。

女として見れないんでしょ?
ええっ? なんだよ。

2年がかりの計画だったのに…
龍二にぶち壊された。

(すすり泣き)

こうなったら…

プランBです。

《今 告白する》

《心臓が破裂しそう》

大丈夫か?

好きです。

愛してます。

愛してます 社長。

愛してる。

愛してるの。

♬~

葵 それは

俺が家族みたいで
気軽に話せるから

勘違いしてるよ。
勘違いなんかしてません。

家族みたいに思った事なんて
一度もありません。

初めて会った時から今まで

この気持ちは
揺らいだ事がないです。

♬~

だって 龍二は
お前の事が好きなんだろ?

それで 長屋を継いだら
付き合うって…。

龍二は 今 関係ないでしょ!

♬~

あれは 別に
本気で言ったわけじゃないんです。

龍二の好意を
利用しようとしただけ。

それで 社長の力になれたらいいな
って…。

おい! なんだ それ。

じゃあ 龍二の気持ちは
どうなるんだよ。

お前 人の気持ちを利用するって
よくないぞ!

いけない事だって わかってます!

理解してとは言えないけど

社長に嘘はつきたくない。

最低ですよね。

♬~

これが 私なんです。

でも もう
社長が嫌がるような事はしない。

人の気持ちを利用するような事は
二度としません。

だから 龍二の話はやめて!
今の私をちゃんと見てください!

葵。 葵 いいか?

俺は10個も年上だ。
やめて…。

なあ 今まで
うまくやってきただろ?

俺は仕事も忙しい。
やめて!

嫌なら そう言ってください。

仕事だとか 年の差だとか…
そんな言い訳は ずるいです。

言い訳する社長は
見たくないです!

ただ… ひと言でいいんです。

私じゃ 絶対に駄目ですか?

好きになるな。

♬~

♬~

この麻宮葵が
二代目みやべのマネージャーです。

葵の事も信じてた。 よくやった。

♬~

♬~

(泣き声)

♬~

葵が必要だったから。

(葵の声)どんな言葉よりも
嬉しいです。

俺は 葵を誰より信じてるから。

♬~

♬~

♬~

クビにしてください。
従いますから。

(長屋)もう みやべが
投資を受けるのは難しい。

友情ごっこはもう終わったんです。
(田辺弘子)優勝したら

投資をしてあげるよ。
(長屋)楽しみだな。

全部捨てて
一緒に幸せになろう?

俺は 必ず 長屋を倒す!