2022.09.01 フロントエンドの改善を追求するチームでありたい

PROFILE

中田和宏

楽楽勤怠開発部楽楽勤怠開発2課

趣味のJavaアプリケーション開発が高じてエンジニアに転身。Webアプリケーションエンジニアとしてバックエンド・フロントエンド・インフラを担当し、SNSや金融系プロダクトの開発に従事。2020年よりラクスにフロントエンドエンジニアとして入社。Vue.js 日本ユーザーグループのコアスタッフとしてイベント運営やドキュメント翻訳、ハンズオン作成にも携わる。

―― ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

開発に関して採用する技術やプロセスを提案・決定できる裁量が大きく、責任を取る覚悟があれば色々実践できそうと思ったためです。具体的には、入社後の担当が新規サービス開発であり、少人数チームで既存技術のしがらみもなく意見が通りやすそうだったこと。そして自分たちの力で実現する必要はありますが、技術選定にも自由度があったことです。

選考中に開発マネージャーから入社後の期待について詳しく話を聞けたことで、仕事のイメージがわいたことも大きかったですね。

―― チームでの担当範囲・役割を教えてください。

楽楽勤怠開発においてフロントエンドのアーキテクト、フロントエンドDevOpsおよび機能開発などフロントエンド全般を担当しています。

―― 日々の業務の流れを教えてください。

機能開発では要求要望を基に要件定義から画面表示や挙動の仕様策定／設計〜実装・テストまでを担当しています。また、プロダクト規模拡大によるアーキテクチャの改善やビルドワークフローの現状とあるべき形を調査・検討、および差分を埋める施策も計画・実施しています。例えば、最近ではAtomic Designをカスタマイズしたコンポーネント分類の導入や、並行開発を実現するためのGitブランチ戦略の導入とそれに沿ったCI/CDによるビルドワークフローの改善に取り組んでいます。

―― 開発を進めるうえで大事にしていることはありますか？

既にリリースされているプロダクトという以上、現状を壊すわけにはいかないが、新しい技術を導入しないと解決できない問題が増えていき品質や生産性の面で不利になる事が多いです。そのため開発の中でも影響範囲の狭い部分で未導入のものを検証・実践し、使えるレベルになり次第全体へ順次適用していくようにしています。

―― 求められる知識・スキル・心得等を教えてください。

機能開発においてはVue.jsや周辺ライブラリの書き方やそれ自身がもつ責務および思想、またテスト戦略・粒度の知見とそのために必要なコードの書き方やライブラリの利用方法。

アーキテクチャやフロントエンドDevOpsにおいてはFluxやAtomic Designといったフロントエンドの設計手法や、ビルドツールの使い方および責務。

またWebフロントエンド界隈は進化が早いので日頃の情報収集や、β版など早期から実際に使って実践するなどのチャレンジ精神が必要です。個人的には自己研鑽の一環で、直近使用するかにこだわらず新技術を調べています。特にその新技術が何の課題を解決するのか、背景に興味を持っています。

―― 業務の中で特にやりがいを感じたことは？

チームで成果を挙げることにやりがいを感じます。

自分自身が手を動かすより、ある程度方針や手法を固めたうえで他メンバーへ依頼・議論するようにしています。チームが成長できるよう、仕事の割り振り方や指示レベルを工夫する場面も増えてきました。それで成果が出たときは、自分だけでなく担当メンバーやチーム全体のレベル向上に貢献できたと思います。また個人的にはレビューなどを通じて伝える力を伸ばせたときにも成長を感じます。

またフロントエンド技術や仕様に課題があった際の相談相手として、声をかけられたり頼ってもらえるのは嬉しいです。チームのカルチャーとしても、技術や仕組み化で課題解決を考えるスタンスの人が多く、合理的で話しやすいと思います。

―― ご自身の今後の目標、またはチームで目指す組織像等を教えてください。

SaaSの性質上、「その場で動けば良い」ものでなく「継続的に拡張することができる」ものを意識する組織を目指したいと思います。開発プロセスやチームの中に「改善を当たり前とする文化」を作っていきたいですね。また社外からその意識と専門性を持っているチームだと認知されるチームでもありたいです。

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