- しゃぶしゃぶ」は第二次大戦後の昭和20年代に、大阪で始まったといわれています。
しゃぶしゃぶという名称は、昭和30年に大阪の「スエヒロ」によって商標登録されているそうです。
しかし当時スエヒロの社長はどの店でも「しゃぶしゃぶ」という語を使えるよう、「肉のしゃぶしゃぶ」と商標登録したそうですね。
もともとは、中国の鍋料理のシェワンヤンロウ、あるいはモンゴル料理のサンヤンロウ辺りがオリジナルのようです。
どちらも羊肉を屋外で凍らせ、薄くスライスして、煮立った湯で湯振りし、タレで食するものです。
日本のしゃぶしゃぶは羊肉を牛肉にかえたものです。
湯を通して肉の脂を洗い落とすという、よりおいしく食べるための知恵でもあるのでしょう。
さらに、牛肉ではなく 脂の乗った寒ブリでのしゃぶしゃぶが「ぶりしゃぶ」となるのです。 - 「しゃぶしゃぶから「ぶりしゃぶ」へ」の続きを読む
- ぶりしゃぶ に使うブリのお話です。
養殖のはまちやブリでもいいのかと訊かれますと
"かまいませんが、お味は断然 天然 のものが勝ります"と、お答えしています。
寒ブリ といわれますように厳寒期の天然ブリはことのほか旨くなるものです。
脂がのった寒ブリ刺身の旨さは格別です。醤油をはじくほどの脂があってもしつこいという感じは受けません。
これが養殖物となるとそうは行きません。 - 「天然ぶり? 養殖ぶり?」の続きを読む