27日から28日にかけて放送された「24時間テレビ45」(日本テレビ系)で、若手お笑いコンビ、EXITが改めて存在感を示した。自らチャリティーマラソンに志願した兼近大樹が100キロを笑顔で完走し、視聴率アップに貢献したのだ。
番組の平均世帯視聴率が関東地区で13・8%(ビデオリサーチ調べ、速報値)で、歴代29位タイだった昨年の平均世帯視聴率12・0%を上回った。瞬間最高視聴率は、28日午後8時46分に28・9%にまで達した。これは兼近がメイン会場の両国国技館に駆け込んで完走した後、「サライ」を出演者たちとともに歌いはじめる場面だった。
「3年ぶりの有観客とあってコロナの感染拡大が不安視される中での開催でしたが、昨年までと大きく変わったイメージはなく、いつもの24時間テレビでした。メインパーソナリティーも嵐の二宮和也のYouTubeユニットでしたが、ジャニーズということでは昨年と変わりはない。視聴率を上げた要因は、やはりEXIT人気というべきでしょう」と女性誌編集者は話す。そして、こう続ける。
「第7世代とはいえ、最近は少し勢いが落ちてきていましたが、まだまだ伸びしろがあるということです。EXIT自身も好感度を上げましたが、毎年難航が伝えられてきたチャリティーマラソンの人選も兼近の自薦という形ですんなり決まった上、しかも視聴率まで上げてくれたとなると、日本テレビは当分EXITに頭が上がらないでしょう」