【QUICK Money World】QUICKが8月31日に公表した新型コロナウイルスの「動的予測」(18時時点)によると、東京都の感染者数は減少が続いている。31日は10日連続で「減少加速」となった。第7波のピークは7日移動平均で8月第1週(1~6日)、日付ベースでは8月3日とみられる。お盆休み明けに一時的に増加したものの、動的予測では9月にかけて感染者数が着実に減っていくとの見通しに変更はない。
民間の研究チーム「CATs」が予測した。31日の東京都の感染者数は1万5428人で、1週間前より1万16人減少した。感染者が前週を下回るのは10日連続になる。31日の重症者は33人と前日から3人減った。過去のデータでは重症者数のピークは新規感染者数より17日ほど遅れることが多いが、第7波では13日の43人が最多となっている。
■病床使用率が5割下回る
病床使用率も着実に低下している。8月中旬に59.9%まで上昇したが、60%手前で減少に転じた。8月31日の病床使用率は48.8%で、50%を下回るのは7月26日以来、ほぼ1カ月ぶりとなる。新規感染者がなだらかに減少していくなかで、病床使用率も低下が見込まれており、医療現場のひっ迫も緩和されていく見通しだ。
動的予測とは感染者数の推移や過去の感染データなどに人出の増減やSNSで発信されるキーワードで国民の行動を予測して作成する。最新のデータを取り込むことで日々変化していく。
この他にも、QUICK Money Worldは金融市場の関係者が読んでいるニュースが充実。マーケット情報はもちろん、金融政策、経済を情報を幅広く掲載しています。会員登録して、プロが見ているニュースをあなたも!詳しくはこちら ⇒ 無料で受けられる会員限定特典とは