筒井康隆

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筒井康隆

『ジャックポット』筒井康隆 短編集。小説というより言葉遊びや作者の思考を書き散らした作品が多い。最後の「川のほとり」は51歳の若さで亡くなった息子・伸輔との再会を描く、それまでと毛色の異なる話。息子のことを嬉々として語っていた過去のエッセイを思い出すと、何とも言えない物悲しさが残る
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『恐怖』筒井康隆 静かな街で文化人連続殺人が発生。作家の村田は「次は自分が殺されるのではないか」と怯え、犯人像の分析を試みるが… ミステリの形式をとりつつ、登場人物の言動などから目に見えない「恐怖」を炙り出す作品。主人公の「恐怖」に関する分析は示唆に富んでおり、これだけでも面白い
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『偽文士日碌』筒井康隆 段々未読作品がなくなりエッセイばかり読んでいる気がするが、それはさておき、これもまたユーモア溢れる日録。子供の頃読書に毛ほどの興味もなかった自分が筒井康隆を知ったきっかけは「ビーバップ!ハイヒール」だったのだが、当時はこんなに権威ある作家だと思いも寄らず。
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『霊長類 南へ』筒井康隆 中国が誤って発射したミサイルは日本、韓国、ソ連へ。ソ連は米国の攻撃だと勘違いし、世界を巻き込む核戦争が勃発する。 筒井康隆版『復活の日』といった感じ。作者として虚構世界を俯瞰し、とことんバカにするような描き方が面白く、初期作品のエッセンスが凝縮されている。
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『笑犬樓の逆襲』筒井康隆 断筆解除後のエッセイ、書評集 世間への風刺や役者業の裏話等とりとめなく書かれる話がどれを取っても面白い。「トリビアの泉」に荒俣宏の代役で何度か出演していたのは驚きだった。番組自体は欠かさず見ていたはずだが、当時は6歳ぐらいだったので覚えてないのも致し方無し
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『幾たびもDIARY』筒井康隆 『残像に口紅を』『文学部唯野教授』を執筆していた頃の雑記。所々読んだ本の感想が挟まっているが、多忙な日々によくこんなに本を読めるなあと思った。にしても自分を筒井康隆の妻だと思ってる女性が家に押しかけてきた話、マジで怖すぎる。日本版『ミザリー』ですかい…
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『玄笑地帯』筒井康隆 『筒井康隆全集』の月報として書いたエッセイを纏めた作品。全編改行なし、話題も自由気儘に変化するという"らしさ"が溢れている。コンピューターにハナモゲラ言語を作らせようとする「コンピューターは馬鹿か」と開高健を痛烈に批判した「SFは進化しておりますぞ」が面白かった
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『夢の木坂分岐点』筒井康隆 現実・夢・虚構を揺蕩い、主人公の名前や属性が変わっていく不思議な物語。『ダンシング・ヴァニティ』のようなコピー&ペーストではなく、「現実⇄夢⇄虚構」という相互作用の中で同じ出来事が微妙に変化しながら連続する。本筋なんて何のその。訳がわからないが面白い。
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『愛のひだりがわ』筒井康隆 幼いとき犬に左腕を噛まれ、不自由になった月岡愛。母を亡くし居場所を失った彼女は行方不明の父を探す旅に出る 小学生の愛が酸いも甘いも噛み分ける女性に成長していくジュブナイル。この手の話にありがちな安易な大団円で締め括っていないところが味わい深くて良かった
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『聖痕』筒井康隆 幼少期、変質者に性器を切断された葉月貴夫。以後性欲が消滅し美食に興味を持ち始めた彼は、ひたすら美味を追い求める。 多彩な語彙によって紡がれる聖人伝。現代史・文明批判的な要素も感じた。SFとはまた違った面白さがあり、筒井康隆後期の最高傑作と言っても過言ではないと思う
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『心狸学・社怪学』筒井康隆 社会風刺の効いた短編集。「サディズム」「ゲマインシャフト」等立派なタイトルが付いているため小説ではなくアカデミックな作品かと思ったが、いつも通りのエログロナンセンス的な話だった。画像は角川文庫ですが筒井作品では珍しい講談社文庫版で読みました。
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『家族場面』筒井康隆 「九月の渇き」…水不足により自由に排泄ができなくなった人々。とても汚い。 「天の一角」…被害者の遺族が死刑囚の死刑を執行することになった社会。第一号となった遺族たちは… 「大官公庁時代」…国民の6割が公務員になった日本。1枚の書類の取り扱いにより大混乱が起こる。
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