エルサルバドルでビットコインが法定通貨になった理由3つと現状【仮想通貨投資する意味に】

なぜビットコインが法定通解に?

 

なぜエルサルバドルでビットコインが法定通貨になったの?

本当にビットコインは法定通貨として使われている?

そもそも仮想通貨に投資する意味って何?

実は、実際にエルサルバドルでビットコインは法定通貨として機能しています。
しかし、現金のように自由にどこでも使えるわけではありません。

ビットコインは値動きが大きく、他にも乗り越えなければならない壁が多くあるからです。

私は現在、手動で超ミニマムビットコイン積立をしています。

きっかけは、この記事の内容である縁もゆかりもないエルサルバドルの「ビットコイン法定通貨化」について調べたことでした。

そこで、この記事では

  • エルサルバドルでビットコインが法定通貨になった理由3つ
  • エルサルバドルの現状
  • 見えてきた私なりの「仮想通貨に投資する2つの意味」

を解説していきます。

この記事を読むと、ビットコインに対する考えが深まり、ブレない仮想通貨投資をする理由が見つかります。

結論は

    1. ビットコインを持つことは、「発展途上国を支えること」に繋がる
    2. 「資産を増やせる可能性」がある

ビットコインを買ってみたいけど一歩踏み出せない方や、仮想通貨投資を続ける意味がぼんやりしてきたという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

エルサルバドルって?【世界初のビットコイン法定通貨国】

エルサルバドルはメキシコの先、中央アメリカの中部にあります。ここでは「基本情報」や「国の特徴」などについて解説していきます。

エルサルバドルの基本情報と3つの特徴

首都 サンサルバドル
面積 20,040平方キロメートル(九州の約半分)
公用語 スペイン語
人口 約649万人
民族 スペイン系白人と先住民の混血約84%、先住民約5.6%、ヨーロッパ系約10%
特徴 火山国かつ地震国

エルサルバドルの3つの大きな特徴は、内戦・自然災害・勤勉です。

1992年まで続いた内戦の傷跡は深く、現在も治安改善と復興の途中にあります。

さらに2度の大地震、ハリケーンに見舞われつつも経済は成長中です。

国民性は勤勉で温厚なことから「中米の日本」と称されており、イメージするラテン系の雰囲気よりも落ち着いていると言われています。

また、20以上の火山を持つエルサルバドルが、環境を生かした地熱発電に力を入れていることはご存知しょうか?

2021年10月には、火山の熱を生かした世界初のマイニング方法で0.0059BTCの採掘に成功。(執筆時:約1万6千円相当)

「マイニング=大量の電力消費」が叫ばれる中、再生可能エネルギーでビットコインの採掘ができたことから注目を集めました。

【いつ殺されるのだろう】新大統領によって2019年から一変したエルサルバドル

エルサルバドルの殺人事件の発生率は、2014年〜2018年の間で世界一です。

大きな要因はマラスと呼ばれるギャング集団にあります。
強盗や恐喝、薬物販売等に手を染めるマラス。

親が出稼ぎに行き、一人で寂しい少年たちに声をかけ、仲間に取り込むのです。

そんな中、2019年の大統領選挙で当選したナジブ・ブケレ大統領が改革を起こしました。

治安対策に注力することで殺人率を半減させたのです。

「子供の頃は「いつ殺されるんだろう」と思って育った。
ちょっと前まで話していた友だちが、数時間後には殺されていることもあったよ。
でも今の大統領になって大きく変わったんだ。」

と話す、エルサルバドル出身のミゲルさんは、ブケレ大統領を高く評価しています。

在エルサルバドル大使館の報告によると、ブケレ大統領の支持率は88.2%と非常に高いです。

国民はビジネスパーソンとして安全性を保ち、国を成長させようと動く大統領を信用しているのですね。

エルサルバドルでビットコインが法定通貨になった理由3つ

ビットコインを持っている

エルサルバドルでビットコインが法定通貨になった背景には、3つの理由がありました。

  1. 70%の国民が銀行口座を持っていない
  2. 送金手数料に年間4億ドルが消えている
  3. エルサルバドルの大統領がビットコインの未来を信じている

それでは詳しく解説していきます。

1. エルサルバドルの70%の国民が銀行口座を持っていない

日本で暮らしていると「銀行口座を持っていない」と言われてもピンときませんよね。

日本の銀行口座保有率はほぼ100%で、先進国でもトップクラスです。

しかし、エルサルバドルの話に限らず、発展途上国の人々は「4人に3人」が銀行口座を持っていません。

理由は3つあります。

  1. 銀行が遠く、長時間のバス移動が必要
  2. 口座の開設手続きに必要なものが用意できない
  3. 口座を維持する費用がない

口座を持てないことで、事業を立ち上げることはもちろん、現金を持ち歩くリスクにもさらされます。

2. 送金手数料で年間4億ドルが消えている

出稼ぎをして生活を営む人が多いエルサルバドル。

母国に住む家族にお金を送る度に、送金手数料を払っています。

GDPの約2割に相当する59億ドルにかかる送金コストが、おおよそ4億円というわけです。

正規の銀行と取引ができないと、最大で送金額の50%を手数料として取るような業者に頼るしかない状況になります。

3. エルサルバドル大統領がビットコインの未来を信じている

「お金を直せば、世界を直すことができる」と2021年のビットコインカンファレンスでスピーチをしたブケレ大統領。

ブケレ大統領

貧困に苦しむ国の問題を解決するには、ビットコインが必要と強く主張しています。

2021年6月8日「ビットコインが法定通貨に採用されるかどうかの審議」を待つ間に、ブケレ大統領がTwitter Spaceに飛び入り参加しました。

このブケレ大統領の発言がビットコインを法定通貨に押し進めた理由そのものです。

「貧困が犯罪の温床となっている。

経済を再興して全ての子供が学校に通える、国民が出稼ぎに行かなくてすむ、米国に渡った国民が戻ってこられる国に作り替えなければならない。

親世代が持てなかった希望を、子どもや若者には持ってほしい。

経済格差を広げているのは中央銀行。

ビットコインはさまざまな問題の解決策となる可能性を持ち、実際に多くのイノベーターが問題解決に挑んでいる。

エルサルバドルはそんな彼らも支援したい。ビットコインが有益なことを世界に証明したい。

ビットコインはゲームチェンジャー。
エルサルバドルだけではなく世界にとって。」

Twitter Spaceのブケレ大統領の発言

ブルームバーグの統計では、ビットコイン価格急落により、ブケレ大統領は5,600万ドル相当の資産を失っています。

しかし今年2022年7月には80BTCのビットコイン(約2億円相当)を買い増ししており、ビットコイン法定通貨国として全くブレることがありません。

ビットコインはどこで使える?エルサルバドルの現地状況

子どもたち

価格変動の激しさから、ビットコインを使える場所はまだまだ限定的です。
使える場所といえば、エルサルバドルの海沿いにあるエルゾンテ村」以外でビットコインを使える店舗は約1割しかありません。

ここでは

  • 【日用品購入から教育助成金まで】ビットコインが使われているエルゾンテ村
  • 「ビットコインシティで働けるように」と英語の勉強を始める人々
  • 足を運ぶ投資家や企業家【ビットコイン試験国のエルサルバドルに興味】

について詳しく解説します。

【日用品購入から教育助成金まで】ビットコインが使われるエルゾンテ村

ビットコインによって世界で注目を浴びている「エルゾンテ村」は、別名をビットコインビーチとも呼ばれます。

エルサルバドルの海岸沿いに位置し、サーフィンの聖地としても有名です。

エルゾンテ村でビットコインを使用できる場所は多くあります。
具体的には下記です。

  • 食料品店
  • レストラン
  • 理髪店
  • ネイルサロン
  • 金物店

ビットコイン受け入れの背景としては、世界的なコロナウィルスの拡散が影響しています。
売り上げに打撃を受けた店舗が、収入を得るために必死になりました。

また、驚くべきはビットコインが教育助成金としても使用されていることです。
資金源は、エルゾンテ村が「ビットコインビーチ」と称されるきっかけとなった寄付(10万BTC)があります。

エルゾンテ村では、高校や大学へ進学をするには、バスを使って別の町への通学が必要になります。

ビットコインは、学校生活にかかるバス代や、学校で食べるお菓子などの供給に使われているのです。

ビットコインシティで働けるように英語の勉強を始めた

母国語がスペイン語のエルサルバドルでは、英語教育に力を入れているものの、英語を話せる国民は限られています。

しかし、ビットコインが法定通貨になったことで「ビットコイン経済圏で働けるように」と英語の勉強を始める国民も出てきました。

今までは、出稼ぎに行かなければ仕事が得られなかった人たちも、ビットコイン経済圏によって働く場所が提供されたのです。

出稼ぎに行く人の多くは「できることなら家族と一緒に暮らしながら、エルサルバドルで働きたい」と考えています。

「英語を勉強すれば、地元で働ける」という選択肢が、「国民の生活」と「町の経済」を好循環に導いてくれることに期待です。

足を運ぶ投資家や企業家【ビットコイン試験国のエルサルバドルに興味】

2021年9月にビットコインが法定通貨となったことで、観光産業にプラスの働きが出ています。

今までの観光客の割合は、大半が近隣諸国の中南米から来た観光客でした。
しかし、ビットコイン法定通貨後は、米国からの観光客が60%も増えたのです。

投資家や企業家たちは、世界初のビットコイン循環経済に興味津々です。

これからも法定通貨としてビットコインが存続していくか否かは誰にもわかりません。

しかし、通貨としてのビットコインの価値はすでに世界で広がっています。

ビットコインを使える場所は増えてきていて、各国の企業も波乗りするべく、ビジネスチャンスを探しているのが現状です。

広がるビットコイン経済圏【エルサルバドルの影響を受ける国々】

ビットコインイメージ

ビットコイン経済圏に夢を抱く多くの国は、発展途上国です。

抱える問題は貧困から派生するものがほとんどで、国が豊かになれば解決できることがあります。

エルサルバドルのエルゾンテ村に続けとばかりに、近隣諸国もビットコイン経済圏に足を踏み入れているのです。

“ビットコインビーチに触発されて、

コスタリカではビットコイン・ジャングル、

グアテマラではビットコイン・レイク、

ブラジルではプライア・ビットコイン、

南アフリカのビットコイン・エカシ

など世界中で草の根運動としてビットコイン循環経済圏が再現されていく。”
コインポスト引用

見えてきた私なりの「仮想通貨に投資する2つの意味」

重なり合う手

ビットコインは私たちにとって投資もしくは投棄対象でも、銀行口座を持てない発展途上国の人々にとっては「生活する上で欠かせないもの」です。

ここでは、エルサルバドルのビットコイン法定通貨化について調べてみて、見えてきた結論

  1. ビットコインを持つことは「発展途上国を支えること」に繋がる
  2. 「資産を増やせる可能性」がある(損する可能性も)

について解説していきます。

1. ビットコインを持つことは「発展途上国を支えること」に繋がる

突然ですが、100円玉はどうして価値があるのでしょうか。

結論は、人がその”モノ”自体に価値を見出すからです。

歴史を遡れば、米がお金の役割をしていた時代もありましたよね。

ビットコインの乱高下も理由は単純で、価値があると考えている人は保持し、価値がなくなると思った人は手放します。

関連する仕事をされている方を除いて、普段の生活の中で「発展途上国に貢献できること」は基本的にありません。

しかし、保持することがビットコインの価値を支えると考えると…
間接的にビットコインを必要とする「発展途上国の人々の暮らし」を支えられる
わけです。

2. 「資産を増やせる可能性」がある(損する可能性も)

ビットコインの値上がりは、これからも続くのか、現在の価格を天井として下がっていくのかは誰にもわかりません。

実際に過去のビットコインの値動きをみてみると、誕生当初の通貨価格はゼロです。

しかし、今では10年以上の時をかけて、数百倍の価値がつくまでに成長しました。
執筆時の2022年7月時点でも1ビットコインは270〜310万円ほどの価値になっています。

期間

1ビットコインの価格

値動きの理由

20092010

0

通貨の価値なし

20112012

1,000円ほど

世界で存在を知られ始める

2013

12万円ほど

キプロスでの経済不安や日本での認知度アップ

20142016

3万円~6万円ほど

GOX社のハッキング事件で下落&停滞

20172018

11万円~200万円ほど

ビットコインバブル

「おっ!順調に値上がりしてる!!」と思うかもしれませんが、ビットコインには解決すべく問題が山ほどあるので、将来的にどう動くのかは未知です。

2022年7月2日のニューヨーク・タイムズでは「ビットコイン天国エルサルバドルは幻だ」と言われています。

国際通貨基金(IMF)も警鐘を鳴らし続けており、エルサルバドルの財政悪化が止まらなければ「ビットコインの法廷通貨化」が取り消しになる可能性もあります。

仮想通貨投資をする場合は、万が一に備え、消えてしまっても問題のない資金でやってみましょう。

私自身も週1回、ビットコイン500円分を積立をしていて、スタバでドリンク1杯飲んだつもりで続けています。

「ビットコインで救われる人がいる。利益が出たらラッキー」くらいの気持ちです。

ビットコイン経済国として独自に発展するエルサルバドル

新芽

ビットコインが法定通貨として存続していくには、ブケレ大統領の政治力が最重要になるでしょう。

一方で、実はエルゾンテ村のビットコインビーチのプロジェクトは政府の動きとは全く連動していません。
プロジェクト単独で始まり、現在も走り続けています

通貨として生き残るには、課題だらけのビットコイン ですが、エルサルバドルはビットコイン経済国として独自に発展しようとしているのです。

「ビットコインは気になるけど、買うのはちょっと…」
「色々調べていたら、仮想通貨の未来が信じられなくなってきた…」

という方は、少額を寄付するような気持ちでビットコインを買ってみると良いでしょう。

その寄付が資産になる可能性があります。

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