盛岡セイコー工業(株)

　もともと時計が大好きで、時計に関わる道に進みたいと思い、歯学部から工学部に入り直しました。高級時計のメーカーは数あれど、部品の製造から組み立てまで一貫して行っている会社はとても少なく、なかでも「機械式時計の製造といえば盛岡セイコー」という思いがあり、この会社で働きたいと思いました。
　現在は時計技術部に所属し、セイコー製品の中でも高級ラインであるグランドセイコーの新製品の立ち上げを担当しています。設計からあがってきた図面や仕様書をもとに、さまざまな部署と協力しながら効率的な製造工程や生産ラインを構築する、いわば生産のまとめ役です。
　３～４製品を同時に進行することもあり、求められる納期と品質に応えるのに苦労することも多いですが、担当した製品が無事に組み上がり、店頭に並んでいるのを見ると大きな達成感を感じます。
　数年前から本格的な海外展開も始まり、それに伴いさらなるスペックアップも図っています。「価格以上の中身を積んだ時計」として国内外から高い評価を受けている製品に関われることに、喜びを感じています。
（田中塁さん、2014年入社、兵庫県神戸市出身）

　叔母が盛岡セイコーに定年まで勤めていて、いろいろな話を聞くなかで、福利厚生がしっかりしている点に特にひかれ入社を希望しました。今は、部品製造部成形課で、精密部品の検査と測定を行っています。　　
　入社して５年目ですが、実際、福利厚生を含めてとても働きやすい会社だと感じています。年に５日のリフレッシュ休暇に加え有給休暇も取りやすく、十分な休息やプライベートを楽しむ時間が、次の仕事へのモチベーションアップにもつながっています。
　また育児休職を経て職場に復帰している同期や先輩も多く、女性も働きやすい会社だと感じています。所属する部には親世代やそれ以上の年齢の方も多いですが、皆さん話しやすく、とてもいい雰囲気のなか楽しくやりがいを持って働くことができています。
　仕事をする上でいつも意識しているのは、「次工程はお客様」という感覚です。ミスのないよう、不良品は絶対に出さないという気持ちで働いています。
（柏田亜衣里さん、2016年入社、岩手県盛岡市出身）