はじめに

 はじめまして。TwitterにてライザのアトリエシリーズのMODを公開している14kw23という者です。「Atelier Ryza 2: Lost Legends & the Secret Fairy(以下、ライザ2)」の発売から半年超が経ち、中古ショップでも手頃な価格で見かけるようになってきました。値札を見ながら「値下げしててもライザはMOD(ゲームの改造データのこと)があるPC版一択だよね。」とか偏った意見を思い浮かべながら「そういえばMOD導入手順をまとめたサイトはあるのにMOD作成手順をまとめたサイトはないな」と考えたことが本Blog作成のきっかけです。

 自分自身、3Dモデリングを本職とされている方からすれば足元に及ばない程度のスキルしかありませんが、モデルデータの改変は決して簡単な道のりではありませんでした。自分は苦心しましたが、後発組にはもっと楽してMOD開発という世界に触れてもらいたい。そして、これから先3が発売するライザのアトリエシリーズのMOD界隈がもっと盛り上がることを期待し、このBlogではこれからモッダー(MOD作成者のこと)を目指す方の手引きになれるようなサイトを目指して更新していこうと思います。

以下は自分の過去語りです。興味がある方・お暇な方だけどうぞ。


 自分とライザのアトリエとの出会いは前作「Atelier Ryza_ Ever Darkness & the Secret Hideout(以下、ライザ1)」の発売前であり、ゲーム情報サイトで「太ももがエッチ」と話題になっていたを知り欲望に赴くままに限定版のPS4版を予約購入したことに始まります。その後、少し進めて積みゲー化していたところにネット上で「【悲報】Steam版『ライザのアトリエ』、modでスケスケにされたり黒ギャルにされたり無法地帯に」という記事を見かけました。

「え、こんなエロくできるの・・・(困惑)」

 衝撃でした。しばらくMOD導入された画像を探しては保存する日が続いた後、持ってたPS4版を迷いなく中古ショップに売却しSTEAM版を購入。数週間かけて関連サイトを読み込むことで死に物狂いで導入方法を調べ上げ、諸先輩方が作成した様々なMODを導入にするに至りました。自分自身、2014年頃にSkylimにエロMODを導入して遊んでいたことがあったのでMODの存在自体は知っていたのですが、ライザという魅力的なキャラクターにMODが合わさったパワーは絶大でした。配布済のMODをコレクションする日々がしばらく続いた後、ある時『自分の性癖を完璧に満足させるには自分でMODを作るしかない!』と考えるようになりました(笑)しかし当時のMOD開発技術はお世辞にもあまり高くなく、配布済のモデルデータに対するテクスチャだけを差替える程度のものでした。しかし、曲がりなりにも苦労して作った作品であったので諸先輩方に倣って自分も公開するべきと考え、人生初のTwitterを始め、作成データもUploaderに公開しました。2019年11月のことです。

処女作
ライザのアトリエMOD

 Twitterを始めたことがきっかけとなり、当時羨望することしか出来なかった様々なモッダーの先輩方達と交流を深めることが出来ました。中には言語の壁を越えて丁寧に手順を教えてくれた方もいて、スキル向上も飛躍的進みました。次のSTEPとしてモデルデータの差替えも行いたかったですが必須となるblenderは3Dモデリング初心者が始めるにはあまりに難解であり、結局当時はライザとリラのMODを公開した所で力尽きていました。

 ライザ1MODブームもすっかり下火になっていたある日の事。ライザ2の初回特典画像が公開されました。

「・・・(絶句)・・・クラウディアやべぇ」

 見た瞬間自分の中で眠っていた欲望が爆発しました。(昔からこういう、華奢だった子が成長してセクシーな女性に変貌するってシチュエーションに弱かったのです。)

「絶対にクラウディアのエロMODを作る、絶対にだ」

 固い決意を胸に今回はPS4版はスルーし、発売日が遅めのSTEAM版一本に絞りました。待ち遠しくてライザ1のMODを追加作成・公開。本番(?)に向けて忘れかけていた開発手順を思い出す作業に入りました。

thong_Ryza

 そして待望のSTEAM版ライザ2発売。早速クラウディアを中心としたMOD開発に尽力しました。ライザ1の時にはブームに乗り遅れてスキルも乏しく後発組だったのですが、今回はクラウディア愛をバネに発売から全力疾走。立て続けにMODを公開し、結果としてライザ2MOD界隈の先駆者の一人になれたんじゃないかと勝手ながら思っています(苦笑)

kuraudia_fortune ver.1.1

 そして順調にMODの開発・公開は進み、日々のダウンロード数の伸びを見ることで達成感を感じるようになっていました。しかし、自分自身でモデルデータを変更出来ないことがある種の劣等感となっていました。モデルデータを差し替えることなく自分が納得できるMODをいかに作るか。足枷はあまりに大きく、創意工夫を凝らしてなんとか新MODを公開していましたが遂にネタ切れになってしまいました。覚悟を決めて高価なblenderの本を複数購入。不足する知識はgoogleで調べつつ、3Dモデリングの基礎を独学で勉強しました。モデルデータを変更したい動機は単に「おっぱいを大きくしたい」とか「乳首を立たせたい」とか、中学生の考えるような些細なものだったと思います(笑)この時期は睡眠時間を毎日2~3時間まで削り、毎日6時間程PCに噛り付く日々が一か月程続いたと思います。途中経過をTwitterにUPし、自分のTweetを見てモチベーションを維持することで業中の眠気に耐えていました。そんな日々を経てようやく最低限のblenderスキルを体得。晴れてblender処女作となる巨乳化したクラウディアのMODを公開することが出来ました。

sexy_kuraudia ver 1.0

 「3Dモデリングって何?」ってレベルの素人から開始したので、下心さえあれば人間やれば出来るもんだと自分で感心していました。しかし、苦労したからこそわかる難しさというのがあります。blender関連の書籍は分厚く高価ですがMOD開発には不要な知識が多く、実際に躓く部分のほとんどはネット検索で調べまくるしか解決方法がなかったです。

  『自分の性癖を完璧に満足させるには自分でMOD作るしかない!』

 今でも自分はこう考えています。 自分のために作るものというのは必ず魅力ある作品になるものと信じています。皆さんが作る作品を自分も見てみたい。その一心で少しでもMOD開発のハードルを下げ、スキルの体得に協力出来たらと、本Blog設立に至りました。自分はライザのアトリエシリーズが大好きですし、これからも応援しています。皆さんと共に、魅力溢れるライザのアトリエシリーズのキャラクター達を彩ることが出来たら良いと思っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。少しずつですが、コンテンツを充実させていきたいと思います。