YouTubeなんかで動画を見ていると動画によって音量がバラバラで
小さいほうにPCのボリュームを合わせると音量が大きい動画を視聴時やCMで
突然大きな音がしてびっくりする。
その逆にすると今度はプレイヤの音量を最大にしても音量が小さすぎてしまい、
何とかならんもんかといろいろ試したメモ。

結果、Equalizer APO + VSTプラグインを使用して最大音量を抑制する方法に落ち着いた。
Equalizer APO自体は特定の周波数帯を強調・抑制するアプリだが
別途VSTプラグインを使用することでいろいろと機能拡張が
出来るようである。

以下Windows10 64bit版の手順
まずEqualizer APOと W1 Limiterをダウンロード。

Equalizer APOをインストール
ダウンロードしたファイルを実行して下の画像までセットアップを進める
setup5
Playback deviceにはPCにインストールされている再生デバイスが表示されるので
使用する再生デバイスにチェックを入れる。

VSTプラグインを展開する
W1 Limiterはzipファイルになっているので解凍して中身のdllファイル
(32bit版と64bit版があるので使用しているOSに適合するものを選ぶ)を
「C:\Program Files\EqualizerAPO\VSTPlugins」にコピーする。
vstpluginR1

Equalizer APOを起動
デフォルトでセットされているフィルタは
赤い「-」ボタンを押してすべて削除する。
apo1

「+」ボタンを押してPlugin→VSTPluginと選択
apo2

フォルダボタンを押して先にコピーしておいたVSTプラグイン(dllファイル)を選択。
Open panelボタンを押す。
apo4R1

W1 Limiterの設定画面が立ち上がる。
apo3
Ceiling:音の最大値。下にスライドするほど最大音量を抑制する。
Threshold:左にスライドするほど小さい音を増幅。
Release:効果の継続時間。
AdaptiveRelease:Releaseを自動で設定する?
※Releaseに関してはスライダを動かしてもあまり変化は感じられなかった。
Apply automaticallyにチェックを入れるとリアルタイムで設定が
反映される。

W1 Limiterは元々音圧を稼ぐ目的で使用するものらしくCeilingは0にセット
するのが基本ようだが、今回は最大音量を抑制するために使用するので
PCのマスターボリュームとプレイヤのボリュームを50%の位置に合わせて
動画等を再生しながら丁度良い音量になるようにThresholdとCeilingを調整。

Equalizer APO導入前に試したこと
・ラウドネス等化を有効にする
 サウンドのプロパティから拡張タブ→ラウドネス等化のチェックボックスをON。
 一番お手軽に調整できるが、多少音量の大小が揃った気がするがあまり効果は
 感じられなかった。
 ※私の環境ではEqualizer APOをインストールすると拡張タブは表示されなくなった。

・GoVolume
 セットした最大音量を超えないように自動でマスタボリュームを調整するプログラム。
 設定も簡単でそれなりに効果があるが音量ミキサーが常にピクピク動くのと
 CPUを常に3~5%ほど使用するのが気になり不採用。