部下の愛妻弁当を「ゴミみたい」 パワハラで男性警部補を懲戒処分
埼玉県警は25日、留置管理課の男性警部補(50)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分とし、発表した。同日付で依願退職したという。
監察官室によると、男性警部補は2020年3月から今年3月までの間、部下の30代巡査の容姿をやゆしたり、妻が作った弁当を「ゴミみたい」と言ったりするなどパワハラ行為をした。また、17年11月以降、留置人の弁当の予備食を許可なく食べた。「廃棄するのがもったいなかった」と説明したという。
さらに、留置施設内にスマートフォンを持ち込んだり、必要がないのに留置人の居室に入ったりしたという。
今年4月に職員らの面接をする中で、警部補のパワハラ行為などの申告があり、発覚したという。荻野長武・首席監察官は「県民の信頼を損ねる行為で遺憾。再発防止に努める」とのコメントを出した。