タレントの友近(49)が27日、東京・池袋の新文芸坐で始まった名匠、五社英雄監督(92年没、享年63)の没後30年特集上映「情念の軌跡」(9月6日まで)のトークイベントにゲスト出演した。
芸能界きっての五社監督作品マニアで知られる友近。「吉原炎上」を意識した赤いじゅばん姿で登壇すると、おいらん道中に出てくる有名な外八文字歩きを繰り返しながら、着席するイスまで移動するという徹底ぶり。冒頭から観客を喜ばせた。
すでに自身の公演でも“五社作品ネタ”は定番的に好評。この日は好きな場面を語り「名ぜりふクイズ」コーナーも。何役も自在に劇中のせりふを発しながら「ひとり『吉原炎上』やってみたい。このせりふクイズは100問くらいしたい。もっともっとおしゃべりしたかった」と30分では物足りなさそう。最後に献杯を捧げるときは神妙な表情だったが、引っ込む際も再び「おいらん歩き」を少し披露するこだわりようだった。