1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

市長「阿波おどりやってよかった」お盆後に感染者増加の徳島県『踊り子が660人感染』

MBSニュース / 2022年8月26日 19時25分

市長「阿波おどりやってよかった」お盆後に感染者増加の徳島県『踊り子が660人感染』

 徳島県の新型コロナウイルス新規感染者数は、7月までの最多は931人でしたが、8月23日には3000人を超えました。その10日ほど前に行われていたのが、徳島の夏の風物詩「阿波おどり」です。感染者の増加と関係しているのでしょうか。

 新型コロナウイルスの影響で、“いつもの形”での開催は3年ぶりとなった阿波おどり。今年は観客もいれて行われました。

 (踊り子)
 「お客さんの声援とか拍手があるので、見てもらえてるなっていうのがすごくうれしい」
 「(阿波おどりを)高校3年生の時から40何年踊り続けていまして、生活の一部みたいなもの。改めてこれからもずっと踊っていこうという気持ちになりました」

 一方で、徳島県内の新型コロナの感染者数はいま増加傾向にあります。病床使用率は61.6%(8月26日時点)で、医療現場はひっ迫してきているといいます。

 (徳島市内の看護師)
 「入院される患者さんが急激に増えてきたというのは8月に入ってからだと思います。(病床使用率が)8割強というのは患者さんが入院できなくなるという危機的な数字だと感じています」

 8月12日から4日間行われた阿波おどりでも「連」と呼ばれる踊り子たちのグループで感染者が確認されているのです。実行委員会によりますと、阿波おどりに参加した数千人の踊り子のうち660人の感染が8月25日までに判明。

 中には、30人以上の感染が確認された「連」もあったといいます。観覧席については、収容率を75%に抑え、アルコール消毒も準備するなどしていましたが、一方で、踊り子がマスクをするかしないかは「連」それぞれの判断だったといいます。

 (本家大名連・連長 清水理さん)
 「15日でしたかね、知り合いのところ(連)で25人くらい(感染者)出た」

 長年、連長を務める清水さん。清水さんの連では感染者は出なかったということですが、踊り子からは不安の声もあったといいます。

 (本家大名連・連長 清水理さん)
 「お祭りっていうのは、いつしか(気持ちが)爆発してしまう。ルールっていうのはあってもなくなってしまう。感染対策が頭にあったとしても、例えばマスクも息苦しくなってというのもあるだろうし、もういいわとその場に任せてということは多分にあったと思います」

 実行委員会の1つである徳島市。市長は、阿波おどりだけが徳島の感染拡大の要因ではないと話しました。

 (徳島市 内藤佐和子市長)
 「基本的に感染症マニュアルに沿って行われたものと認識していますので、基本的にはそれがすべてだというふうに考えております。私は開催判断については正しかったと思いますし、私は今回の阿波おどりはやってよかったというふうに考えています」

 全国の中でも感染拡大が懸念される徳島。街の人は…。

 「(踊り子は)やっぱり(参加)したいから参加したわけであって、結果がこうなるんじゃないかというのはみんな予想していたんじゃないですか」
 「ウィズコロナとして付き合っていかなきゃいけないところもあるので、徳島の伝統の阿波おどりは続けていってほしいなというのがあったので、このタイミングでするのも仕方ないかなと」

CCPA Notice
あなたにオススメ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む