強豪剣道部の監督を逮捕 中学生の部員を竹刀でつくなどした疑い

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有元愛美子、森下友貴
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 中学校の剣道部で指導中に生徒に暴行したとして、埼玉県警は25日、同県本庄市の私立本庄第一中学の元教員で、剣道部顧問だった草深将也容疑者(31)=同市西富田=を暴行容疑で逮捕し、発表した。調べに「間違いありません」と供述しているという。

 同校は2016年度開校で、剣道の強豪校として知られている。団体戦では全国大会への出場実績もある。

 少年捜査課によると、草深容疑者は昨年12月28日午前9時ごろから翌29日午後7時半ごろの間、同校併設の本庄第一高校の体育館で、剣道部員の男子生徒の顔面を素手でたたいたり、竹刀で脇腹やのどをつくなどしたりする暴行を加えた疑いがある。剣道部の指導中で、複数回、暴行していたという。同課は生徒のけがの有無について「確認できなかった」としている。

 今年6月、被害生徒の保護者が中学校と県警に「監督が体罰をしている」と相談した。中学校によると、その後の内部調査で、事件の約半年前から複数回、複数の部員に暴行を加えていたことが判明。7月に停職3カ月の懲戒処分にし、本庄第一高校に配置換えした。現在も同校の教員だという。

 中学校によると、草深容疑者…

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