『白軍に所属する2年生。暗殺部隊所属。色素の薄い髪に紫の瞳。ヤンデレちっくな性格で使用武器はナイフ。ある人を守ると堅く誓っている。』
みたらしの実姉。自分には弟がいてくれればよかった。弟には自分だけじゃないと許せなかった。所謂ヤンデレブラコン。
両親からの愛を充分に受け取ることができなかった寂しさで、少し心が捻くれてしまったらしい。
弟への過剰な愛情は自身の寂しい心を紛らわすためと、自分と同じ境遇である唯一の存在に対する同情心。
たった一人の理解者として弟を独占したがっており、自分がいないと何もできないような理想の弟を作ろうとしていた。弟のことが頭にある限りそれ以外のことは心底どうでもよくなるが、それ以外の時や、弟と叔母夫婦の前では本来の明るくおっとりとした性格が垣間見れる。
中学を卒業した頃、弟と二人きりで暮らしたいと強く思い始める。黒軍寄りの身内から離れるため、本来の入学先である黒軍とは別に、叔母に黙って白軍へも入学。白軍では暗殺部隊に入り表向きは諜報部隊として、黒軍では諜報部隊として一年間通い続けた。
やがて弟が15歳になった春、弟の手を引き叔母夫婦に黙って黒軍を去る。叔母夫婦に迷惑がかからないようにと、その際に弟と一緒に苗字を捨てた。
その後弟への強い思いとは裏腹に、新しい環境に適応していく弟との関係に悩む。弟が自分の元を離れていく苛立ちや恐怖によって心が蝕まれていった。
軍の報告書によると、春先の任務で戦死したとされている。
姉弟でスラム街の叔母の家に住んでいた頃、弟が人攫いにあった事がある。
その時初めて人を殺め、弟への執着も強まっていった。
因みに弟であるみたらしは、この出来事を覚えていない。