世界大百科事典 第2版「731部隊」の解説
ななさんいちぶたい【731部隊】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…1898年ロシア帝国が東清鉄道の建設基地として以来,来住者が多く,交通の要衝として,モスクワに範をとった都市化が進み,1932年には人口38万,42年には75万人に達した。この間日本帝国主義の東北地区北部最大の侵略拠点とされ,とくに対ソ作戦用の鉄道建設に伴い,兵站(へいたん)基地として,軍需に結びついた各種産業が発達し,日本の化学戦部隊として悪名高い関東軍防疫給水部(731部隊)もここに置かれた。 解放後ハルビンは近代的重工業都市として再開発され,ことに発電用タービンなど重電機類の生産で全国的に知られるが,精密機器,農業機械,紡織,精糖,化学肥料,製紙,食肉加工等の工業も発達し,また松花江の水運のほか,浜洲(ハルビン~マンチュリー),浜綏(ハルビン~綏芬河(すいふんが)),哈大(ハルビン~大慶),京哈(北京~ハルビン),哈佳(ハルビン~チャムス),拉浜(拉法~ハルビン)等の各鉄道が分岐する。…
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